2015 年度 早稲田大学 文学部 (英語) 全体概況

2015 年度
早稲田大学
文学部 (英語) 全体概況
試験時間
大問数・解答数
難易度の変化(対昨年)
大問数:
○ 難化
5題
○ やや難化
解答数:
● 変化なし
問題の分量(対昨年)
○ 多い
● 変化なし
出題分野の変化
○ あり
● なし
出題形式の変化
○ あり
● なし
新傾向の問題
○ あり
● なし
90 分
39 問
○ やや易化
○ 易化
○ 少ない
総評
問題量、出題形式ともに、例年をほぼ踏襲しており、目新しい箇所や設問もない。
Ⅰの空欄補充では、12のように語彙レベルが高い問題が見られる一方、9のようにただの軽い語彙問
題も出題されている。難易度の高い問題を考えすぎて、時間の浪費とならないように注意したい。
Ⅱはリード文のある内容一致だが、読まなければならない英文の量は例年それほど多くはないし、一致
箇所を特定するのに苦労することも少なく、難問も少ない。ここで得点をたくさん取っておきたい。
Ⅲの脱落文補充問題は、例年より少し易しかった。脱落文補充問題は、選択肢は先に読んでおき、代名
詞や指示語や論理構成語句をチェックしておくと解きやすくなる。わからないときは1回パスして、後
で戻ってくれば良い。
Ⅳは会話文。
「たわいもない話題」や、
「意味のわかりにくいやり取り」が出題されるが、本年度は後者
で、意味のわかりにくいやり取りが出題された。この場合、文法的アプローチを優先して選択肢を絞っ
ていきたい。38のような「知っているはずがない」設問で落とすのは仕方がない。
文学部の入試で何よりも厳しいのは時間である。速読力をつけるのは当然として、問題を処理する能力
そのものを上げなければいけないし、「自分が知らないなら隣の受験生も知るわけがない」と思えるく
らいに語彙力を磨いておきたい。同時に、本学部に限らないことだが、解けない問題はパスして先に進
むことも念頭に置くべきである。2択まで絞って悩んで気がつけば時間切れ、とならないようにするこ
とが重要である。
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