大学 学部 全体概況

2017 年度 早稲田大学
法学部
(日本史)
全体概況
試験時間 60 分
大問数・解答数
難易度の変化(対昨年)
大問数:4 題
○ 難化
○ やや難化
解答数:40 問
● 変化なし
問題の分量(対昨年)
○ 多い
● 変化なし
出題分野の変化
○ あり
● なし
出題形式の変化
○ あり
● なし
新傾向の問題
○ あり
● なし
○ やや易化
○ 易化
○ 少ない
総評
正誤判定問題の数が昨年度の12問から15問に増えた以外は、大問数4題、解答数40問は例年通
りであり、問われた内容は教科書本文レベルであった。難易度は、誤文の内容が明らかであった
こと、未見史料の内容が受験生にとって読み取りやすいものであったことなどから、昨年度とほ
ぼ同等であったといえる。
法学部の特徴は、まず「ある人物の記録や日記」を用いた未見史料が必ず出題されることであ
る。今年度も例年通り、大問1題に未見史料が用いられた。次に、昨年度の3問から今年度は1
問に減ったものの、年代配列問題が必ず出題されることである。更に、出題分野にも特徴があり、
大問4題中の3題で政治・外交史中心の出題であること、最後の大問1題(戦後史が頻出)で政治・
外交史以外の分野から出題されることである。今年度もこの形が踏襲されていた。最後の大問の
出題は、昨年度と同様に経済・社会分野であった。
法学部に限らず早稲田大学は、早稲田大学出身者や関係者を出題することが多い。今年度は大
隈重信のみの出題であったが、今後もこの傾向は続くと考えられる。また、現代の時事的な政治・
社会情勢などに関連するテーマも出題されるので、普段からニュースなどに関心を持つことも含
めて、戦後史の学習に手を抜かないこと。さらに、未見史料問題も必ず出題されるので、過去問
などによる演習を怠らないでほしい。
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