2015 年度 早稲田大学 法学部 (政治・経済) 全体概況

2015 年度 早稲田大学 法学部 (政治・経済) 全体概況
試験時間
大問数・解答数
難易度の変化(対昨年)
大問数:4題
○ 難化
○ やや難化
60 分
解答数:38 問
● 変化なし
問題の分量(対昨年)
○ 多い
○ 変化なし
出題分野の変化
○ あり
● なし
出題形式の変化
○ あり
● なし
新傾向の問題
○ あり
● なし
○ やや易化
○ 易化
● 少ない
総評
設問の形式および分量については、記述 14(うち計算問題 2)・選択 22・論述 2 の合計 38 であり、
昨年度の 18 ( 2 )・22・3 よりは少なくなり、一昨年度の水準に落ち着いた。論述問題は 150~200 字
1 題と 30~60 字 1 題であり、昨年度よりは総解答字数で見ると多くなっているが、難易度の観点から
は大きな違いはない。
出題分野については、昨年度は政治分野が 3 題、経済分野が 1 題であったが、今年度は政治・経済
それぞれ 2 題ずつとなり、一昨年同様であった。計算問題は定番の比較生産費説であったが、計算式と
して問われたため戸惑ったかも知れない。また、時事的要素の高い出題もあったが、設問のリード文か
ら内容を推し量ることができるものであった。
基本的には教科書記載事項をしっかり理解しておけば対応可能な設問がほとんどであり、知識そのも
のよりも深い理解を問おうという姿勢が感じられる。また、計算問題などで論理的な思考力を重視する
のは、法学部としては当然であろう。社会の様々な分野に関心を広げ、日々のニュースや読書を通じて
思考力を鍛錬するとともに、日ごろから文章を書く訓練をしておくことが望ましい。
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