2015 年度 早稲田大学 文学部(世界史) 全体概況 試験時間 大問数: 9 9題 解答数: 60分 大問数・解答数 難易度の変化(対昨年) ○ 難化 ○ やや難化 41問 ● 変化なし 問題の分量(対昨年) ● 多い ○ 変化なし 出題分野の変化 ○ あり ● なし 出題形式の変化 ○ あり ● なし 新傾向の問題 ○ あり ● なし ○ やや易化 ○ 易化 ○ 少ない 総評 問題分量は 2012 年 43 問→2013 年 40 問→2014 年 34 問→2015 年 41 問。2年間減少が続いていたが、 今年は3年前に戻ったという印象である。 難易度は早稲田大学の中では平易な問題が多く、文化構想学部同様高得点が狙える学部である。ただ し以前と比較すると、少しずつ難化している印象である。文化構想学部と併願する生徒も多いと思われ るが、文化構想学部と比較すると文学部の問題の方が難易度が高い。 出題形式の特徴は、30 字程度の論述と図版を用いた文化史である。今年の論述は「乾隆帝」と「禁書」 を使って適切な文章を作る問題。文化史は例年通り美術史で、敦煌莫高窟の仏像を写真から選ばせる問 題があった。本学部の特徴であった先史時代に関する出題は2年続けてなかった。 本学部を志望する受験生は教科書・資料集に掲載されている地図や図版に気を配りながら、先史時代 から戦後史までの通史を満遍なく学習する姿勢が大切である。細かい単語情報を追いかける必要はない が、問題演習を通じて考える力を養う必要がある。論述問題は 30 字程度のもので難しいわけではない が、普段書き慣れていない生徒は対策を立てたほうが良いであろう。 Copyright (C) 2015 Johnan Prep School
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