2015 年度 早稲田大学 商学部 (数学) 全体概況

2015 年度 早稲田大学 商学部 (数学) 全体概況
試験時間
大問数・解答数
難易度の変化(対昨年)
大問数:
○ 難化
3題
● やや難化
解答数:
○ 変化なし
問題の分量(対昨年)
○ 多い
● 変化なし
出題分野の変化
○ あり
● なし
出題形式の変化
○ あり
● なし
新傾向の問題
○ あり
● なし
90分
8問
○ やや易化
○ 易化
○ 少ない
総評
昨年と比べ問題数に大きな変化はないものの、大問3のような工夫を必要とする問題があり、計算量
も増えたため、昨年よりも難化したといえる。
1
小問集合(やや難)
:
(1)は記述での出題であればかなり高難度であるが、マーク式であるところ
を考えると、解答を作ることは可能であった。(2)は、指数関数、三角関数、数列の融合である
が、三角関数の式変形に工夫が必要であった。
(3)
(4)は共に絶対値に関する問題であり、幾何
的に解くべきか、代数として処理するべきか、方針をたてるところが難しかった。
2
図形、記述式(標準)
:合同な三角形二つの共通部分という認識を持てるかが大切であった。
3
数列、記述式(難):数列の問題の中に関数記号が多くあり、困惑した受験生も多かったに違いな
い。問題文をしっかりと認識するために、まずは具体的な数値をコツコツと代入し、意図を把握す
ることが先決。かなりの難問であった。
どの問題一つをとっても、様々な分野の融合問題として出題されている。そこで、合格のためには、
各分野の基本事項を自在に使いこなせるレベルにまで完全に習得した上で、難関大学の過去問などを用
いて、一問一問に向き合いじっくり考えて解く訓練を積んでおくことである。解法の暗記に頼るような
勉強ではとても対応しきれないであろう。
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