2015 年度 早稲田大学 教育学部 (政治・経済)全体概況

2015 年度 早稲田大学 教育学部 (政治・経済)全体概況
試験時間
大問数・解答数
難易度の変化(対昨年)
大問数:
○ 難化
4題
○ やや難化
解答数:
○ 変化なし
問題の分量(対昨年)
○ 多い
● 変化なし
出題分野の変化
○ あり
● なし
出題形式の変化
○ あり
● なし
新傾向の問題
●あり
○ なし
60 分
46 問
○ やや易化
● 易化
○ 少ない
総評
設問の総数は 46 であり昨年の 47 とほぼ同じであるが、それ以前から見ると明らかに減少している。
昨年は判断に迷う正誤問題があり難しい印象もあったが、今年は基本的な知識で対応可能な設問がほ
とんどであるため、極めて易しい印象がある。また、これまで同様に論述問題は出題されていない。
大問単位では、政治分野から2題・経済分野から2題の合計4題構成であり、例年通りである。
時事的関心をベースにリード文が作られたものが3題あったが、いずれも突出した時事的キーワード
を問うものではなかったため、正答率は高かったものと思われる。
また、大問Ⅲはリード文のない出題スタイルであり、あえて言えば「新傾向」と言えるが、受験対策
上は全く気にする必要がない。
大問Ⅰでは第一次世界大戦 100 周年、大問Ⅱでは公民権法制定 50 周年というように、歴史と絡めて
今を問おうとする一方で、大問Ⅳでは租税制度を幅広く扱っている。これは、消費税率引き上げという
時事的要素が背後にあるものと思われる。
教育学部は時事問題と歴史的背景の両方を意識させる出題が定着しているため、日頃から幅広く様々
な分野に関心を寄せておくことが大切である。
Copyright (C) 2015 Johnan Prep School
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