2015 年度 慶應義塾大学 商学部 (論文テスト) 全体概況 試験時間 大問数・解答数 難易度の変化(対昨年) 大問数: 3題 ● 難化 ○ やや難化 解答数: ○ 変化なし 問題の分量(対昨年) ● 多い ○ 変化なし 出題分野の変化 ○ あり ● なし 出題形式の変化 ○ あり ● なし 新傾向の問題 ○ あり ● なし 70分 82問 ○ やや易化 ○ 易化 ○ 少ない 総評 ここ3年は大問2題の出題であったが、2015年度は大問3題の出題となった。Ⅰは経済分野の数理 的論理問題で、期待値理論に関する文章が出題された。問一にかなりの量の数値計算があるが計算自体 は平易で難しいものではない。Ⅱは統計に関する数理的論理問題である。生命表をもとにして年齢別の 平均寿命を算出する考え方を解説した文章を使って、かなりの量の数値計算をすることが求められてい る。文章に示された考え方が理解できれば計算はできるが、Ⅰに比べると取り組みにくい問題になって いる。Ⅲは命題の反証可能性に関する文章をもとに論理的思考力を問う問題で、空欄に記号または語句 を補充する問題が大半を占めている。文章をきちんと追えばそれほど難しい問題ではない。Ⅰ・Ⅱ・Ⅲと も1問ずつ記述問題が出題されていて、全体で記述問題は3問、いずれも解答字数は30~35字であ る点は前年度と同様であり、記述問題に関しては前年度並みのレベルであった。ただ、数値計算の量が 多く、取り組みにくいものも含まれている点、全体の解答数が前年に比べて大幅に増えていることから 前年に比較してかなり難化している。というより2014年度が異常に易しかったので、従来のレベル に戻したというべきであろう。 Copyright (C) 2015 Johnan Prep School Copyright (C) 2015 Johnan Prep School
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