大学 学部 全体概況

2016 年度
慶應義塾大学
理工学部
(英語)
全体概況
試験時間 90 分
大問数・解答数
難易度の変化(対昨年)
大問数: 6題
○ 難化
○ やや難化
解答数:60問
● 変化なし
問題の分量(対昨年)
○ 多い
● 変化なし
出題分野の変化
○ あり
● なし
出題形式の変化
● あり
○ なし
新傾向の問題
○ あり
● なし
○ やや易化
○ 易化
○ 少ない
総評
全体的な問題構成に大きな変化はなかった(論説文読解問題 2 題/対話文形式の読解問題 1 題/語
彙・文法・語法問題3題)。解答数は 60 問で昨年とほぼ同じ。記述式の解答数は変化なし。あえて変化し
た点を挙げるならば、読解問題 3 題の本文総語数が、昨年より約 100 語減少し約 1400 語になった。また、
ここ数年出題されていた文挿入問題がなくなった。
出題形式には部分的に変化が見られた。語彙・文法・語法問題において、大問4.の文法的な正誤判
定問題が、今年は一般的な空所選択補充形式の文法・語法問題に変わった。しかし、形式の変化は大き
なものではなく、実戦演習を重ねた受験生にとっては特に苦労せずに対処できたことと思われる。
本学部の語彙・文法・語法問題では、極端に難しいものは出題されてきていない。しかし読解問題のこと
を考えると、このセクションで余計な時間を費やしたくない。確実性を損なわずに、「速く解く力」を身に付け
ることを目指そう。
読解問題で採用される科学分野の英文は、専門的な内容で所々に見慣れない用語が出てくる。多くの
受験生にとっては読み難く思えるものだろう。とは言え、空所補充問題の付近にある解答の手掛かりは分
かりやすい表現になっていることが多く、内容合致問題にも紛らわしい選択肢は少ない。このタイプの設問
を解くためには、部分的な難しい表現にとらわれずに、まずは文章および段落全体の内容の展開を大きく
とらえ、その上で解答に必要な情報を見抜く目を養っていく必要がある。過去問などを通して実戦的な練
習を数多く積むことによって、その正確さは増していくはずである。
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