2015 年度 早稲田大学 法学部 (英語) 全体概況

2015 年度 早稲田大学 法学部 (英語) 全体概況
試験時間
大問数・解答数
難易度の変化(対昨年)
大問数:
○ 難化
7題
○ やや難化
解答数:
● 変化なし
問題の分量(対昨年)
○ 多い
● 変化なし
出題分野の変化
○ あり
● なし
出題形式の変化
○ あり
● なし
新傾向の問題
○ あり
● なし
90分
52問
○ やや易化
○ 易化
○ 少ない
総評
昨年の7題から、イディオムの問題がなくなって6題になり、ⅠとⅡの読解問題で扱われている英文
の総語数が約 200 語減って 1900 語程度になったが、全体の解答数がやや増えたので、分量としては例
年通りと言える。受験生にとっては、相変わらず全く時間に余裕がないことに変わりはない。
昨年は、Ⅱの読解問題から要約問題がなくなっていたが、今年は復活した。また、テーマ英作文は、
昨年のような図表(グラフ)を用いたものではなく、従来のオーソドックスな形式に戻った。
時間配分の目安は、ⅠとⅡで 60 分、Ⅲ~Ⅵで 30 分。受験生の多くは、どうしても特徴的なⅥのテー
マ英作文の対策に気を取られてしまいがちだが、現実的に考えてみると、実際の試験時間の中でこの問
題に使える時間はそれほど見込めない。もちろん、オーソドックスな過去問を使って練習し、ある程度
の準備をしておく必要はあるが、それでもやはり、出題の大半を占める読解問題で高得点を取ることを
最優先するのが得策である。従って、文法構文などの細部にこだわって戻り読みをしながらいちいちき
れいな日本語に置き換えて読んでいくのではなく、ⅠやⅡの段落要約問題に見られるように、各段落ご
とにどんなことが書かれているのかを、一度通して読んだだけで素早く大まかに読み取れる力をつけて
おく必要がある。また、要求される語彙のレベルが非常に高いので、5000 語以上の十分な語彙を身につ
けておく(=英単語を見た瞬間に意味が頭に浮かぶ状態にしておく)ことは絶対に必要である。
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