2015 年度 前期 2単位 科目名 幼児教育論 対象学科・学年: 人間発達学科2年 時 間: 月曜日 3時限(13:00~14:30) 教 室: 1号館121室 教 科 書: 授業内でプリントを配布 1.担当教員 (1) 名前: 大迫 章史(おおさこ あきふみ) (2) 研究室: (3) 連絡先: (4) オフィスアワー:月曜日 13:00~14:30 、火曜日 10:40~12:10(これ以外でも可です。) (5) 主な研究・教育業績 大学および大学院で教育学を学んできました。日本教育学会、日本保育学会、幼児教育史学 会などに所属しています。 2.授業の目的 (1) 授業の目的 本授業は、幼児教育の基本を理解し、幼児教育を多角的な視点からとらえていくことのできる力を 養う。 (2) 到達目標 ① 幼児教育の基本的な原理を理解する。 ② 幼児教育における教師の役割を理解する。 ③ 幼児期の子どもの特徴を理解する。 ④ 幼児教育の方法の基本や教育・保育内容を理解する。 ⑤ 諸外国の幼児教育のあり方を理解する。 3.授業の概要 幼児教育といっても、その内容は多岐にわたっており、さまざまな側面から考えてなくてはならない。 そこで、本授業では、日本を中心に幼児教育の歴史、幼児の特徴、幼稚園教育の基本、幼稚園教師 のあり方、幼児教育の方法と教育内容といった側面から幼児教育を多角的に考えていく。あわせて、 諸外国おける幼児教育の動向をみることで、日本の幼児教育のあり方を相対化し客観的にとらえてい く。 4.授業の受け方・勉強の仕方 (1) 予習の仕方 授業を受けるにあたって、毎回授業の最後に次回の授業のキーワードをお知らせします(授業 で配布するプリントに記載する。)。そのキーワードをもとにして、次回の授業内容がどのような内 容になるのかをイメージしておいてほしいと思います。 (2) 授業の受け方 1 授業は原則講義形式で実施します。ノートをとることも大切ですが、まずは講義を聞くことを優 先し、その内容の理解に努めて下さい。その際、授業内容に対してどう考えるのか、自分自身の 意見等ももつようにしてほしいと思います。プリントも配布しますので、場合によっては、ノートはポ イントとなる部分だけでも構いません。また、授業でわからないことがあった場合には、そのままに せず、授業終了後早めに質問に来て下さい。なお、授業では担当者が作成したプリント資料を配 布し、これをもとにして進めていきます。 (3) 復習の仕方 授業終了後、できるだけ早い授業の復習は行って下さい。授業でとったノートや配布したプリン トをみて、キーワード等を材料にして、そのキーワード等を自分で説明することができるかどうか、 自分自身の授業内容の理解度を確認し、知識の定着をはかって下さい。 5.受講にあたってのルール (1) 他の人の迷惑にもなるので、私語等は絶対にしないこと。授業中の飲食等も原則禁止します。 荷物等は空いている席に置くなどして、机の上には置かないで下さい。これらは基本的なマナーで す。 (2) 原則、すべての授業に出席すること。病気などやむをえない理由で欠席等した場合には、すみ やかに授業担当者に連絡し、次の授業に向けての指示を受けること。遅刻・早退は3回で欠席1回と みなします。 (3)テストにおける不正行為(カンニング等)については、授業の単位を認めない等の対応をとること があります。 6.授業計画 回 月日 テーマ・内容 予習・復習 1 4/13 オリエンテーション…授業の進め方 2 4/20 幼児教育とは何か(1)…人間への教育の必要 性の観点からなぜ幼児に教育をする必要があ るのかを説明する。 授業プリントで提示 したキーワードをも とに次回の授業内容 をイメージする。 3 4/27 幼児教育とは何か(2)…前回との関連で、幼 稚園教育を中心として、幼児教育の特徴につ いて説明する。 授業プリントで提示 したキーワードをも とに次回の授業内容 をイメージする。 4 5/11 幼児の生活とその特徴(1)幼児期の子どもの 生活上の特徴についてさまざまな側面から概説 する。とくに時間的側面から考える。 授業プリントで提示 したキーワードをも とに次回の授業内容 をイメージする。 5 5/18 幼児の生活とその特徴(2)前回に続き、幼児 授 業 プ リ ン ト で 提 示 期の子どもの生活上の特徴についてさまざまな し た キ ー ワ ー ド を も 側面から概説する。特に空間的側面から考える。 と に 次 回 の 授 業 内 容 をイメージする。 6 5/25 幼稚園における園環境(1)幼稚園の環境がど のようになっているのかを説明する。環境の全 体的なあり方をみていく。 7 6/1 授業プリントで提示 したキーワードをも とに次回の授業内容 をイメージする。 幼稚園における園環境(2)前回の授業ふまえ、 授 業 プ リ ン ト で 提 示 幼稚園の環境をどのように作っていけばよいの し た キ ー ワ ー ド を も かについて具体的に考える。 とに次回の授業内容 をイメージする。 2 備考 8 6/8 幼児教育の方法(1)幼児に対する教育方法の あり方の基本を説明する。とくに環境との関係 を意識しながら考える。 授業プリントで提示 したキーワードをも とに次回の授業内容 をイメージする。 9 6/15 幼児教育の方法(2)幼児に対して、どのよう な教育方法をとればよいのかを教師の役割との 関係で説明する。 授業プリントで提示 したキーワードをも とに次回の授業内容 をイメージする。 10 6/22 幼稚園教諭の専門性(1)幼稚園における教師 の専門性とは何かについて概説する。 授業プリントで提示 したキーワードをも とに次回の授業内容 をイメージする。 11 6/29 幼稚園教諭の専門性(2)幼児を教育するにあ たり、教師にはどのような専門性が求められて いるのか、そして専門性を高めていくにはどの ようにすればよいのかを概説する。 授業プリントで提示 したキーワードをも とに次回の授業内容 をイメージする。 12 7/6 幼稚園教育要領の歴史 戦前から戦後をとおし て、幼稚園の教育内容がどのように変化してき たのかを、幼稚園教育要領などを材料に説明す る。 授業プリントで提示 したキーワードをも とに次回の授業内容 をイメージする。 13 7/13 幼稚園教育要領の特徴 現在幼稚園で用いられ ている 2008 年の幼稚園教育要領を概観し、そ の特徴を説明する。 授業プリントで提示 したキーワードをも とに次回の授業内容 をイメージする。 14 7/20 諸外国の幼児教育の動向 日本を含めそれぞれ の国の幼児教育がどのように動いているのか、 その潮流を説明する。 授業プリントで提示 したキーワードをも とに次回の授業内容 をイメージする。 15 7/27 諸外国の幼児教育の動向 前回に続き、日本を 含めそれぞれの国の幼児教育がどのように動い ているのか、その潮流を説明する。これをとお して、日本の幼児教育を客観的にとらえていく。 授業プリントで提示 したキーワードをも とに次回の授業内容 をイメージする。 8/3 定期試験 ※ 授業の展開によっては、変更の可能性があります。変更の場合には随時お知らせします。 7.評価方法 (1) 試験(80%)…授業最後の定期試験による評価を重視します。 (2) 受講態度(20%)…出席状況を含め、授業への参加状況を評価します。 8.参考図書・文献 『幼稚園教育要領』『幼稚園教育要領解説』。その他の参考図書・参考文献については、授業内 で適宜紹介するようにします。 9.履修上の注意 (1) 幼稚園教諭一種免許状取得のための必修科目です。 3
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