科目名 食事介助演習

2015 年度 前期 1単位
科目名 食事介助演習
対象学科・学年: 健康栄養学科 2年
時
間: 金曜日 4 時限(16:20~17:50)
教
室: 講義:122 室 演習:介護実習室
教
科
書: 授業内に資料配布
1.担当教員
(1) 名前: 相澤綾子(アイザワアヤコ)、小野二美(オノカズミ)
(2) 研究室: 非常勤講師
(3) 連絡先:
(4) 所属先: 相澤綾子:看護師 東北薬科大学病院 回復期リハビリテーション病棟 看護科長
小野二美:言語聴覚士 岩手医科大学病院 言語聴覚室
東北大学大学院医学系研究科障害科学博士課程修了 障害科学博士
日本摂食嚥下リハビリテーション学会会員
2.授業の目的
(1) 授業の目的
病気や身体の変化で身体機能や摂食機能が低下し、普通の食事では食べられない、あるいはひと
りでは食事ができないという方々への介助方法を学びます。摂食・嚥下機能が低下していても安全
に楽しく食事ができるように看護や介護の現場で実際に行われていることを学習します。
(2) 到達目標
① 『摂食・嚥下障害』について学び、食事が危険を伴うことを知る。
② 『誰でも安全に楽しく食べるため』を実現させるために、様々な工夫がされていることを知る。
③ 演習では、食事介助に必要な援助技術を体験する。
3.授業の概要
摂食・嚥下機能が低下することは、日常的に食べる行為が変化し、栄養状態が悪くなるだけでな
く、人としての尊厳にも大きく影響すると云われています。摂食嚥下(せっしょくえんげ)ってなんのこ
と?摂食嚥下機能が低下する原因は?その人たちが美味しく食べるためにはどんな工夫があるの
か等に関して講義だけでなく演習でも学んでいきます。医療や福祉の現場で、口から食べることが
重要とされ注目されています。その組織的な関わりもお伝えします。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1) 予習の仕方
特に予習はなく、授業の中で何度も何度も繰り返し出てくる言葉をよく聞いてください。
(2) 授業の受け方
授業は PowerPoint を使って、プリント資料を中心に行います。15回行われる授業は、教室での
講義と介護演習室で演習を予定しています。授業の中では、普段耳慣れない医療や福祉用語
1
が出てくると思われるので、ノートに書き込むことをお勧めします。
(3) 復習の仕方
授業中に何度も出てきた用語や説明は重要です。講義中にわたされた資料を読んで整理する
とよいと思われます。
5.受講にあたってのルール
(1) 私語は禁止。私語がひどいときはその都度授業を中断し注意します。
(2) 遅刻・欠席・早退は学校側が決めたルールどおりに扱います。トイレで退席する場合は教官に
云ってから行くこと。
6.授業計画
回
月日
テーマ・内容
予習・復習
備考(担当講師名)
1
4/10
オリエンテーション…授業の進め方
相澤・小野
2
4/17
高齢者・障害者を理解する。介護保険と福祉用
具の活用方法
相澤
3
4/24
口から食べるということ
小野
4
5/ 1
摂食嚥下のメカニズムと嚥下障害
小野
5
5/ 8
嚥下障害者にとって適切な食事形態と介助方法
小野
6
5/15
認知症を理解する
相澤
7
5/22
高齢者に多く見られる病気について
相澤
8
5/29
高齢者・障害者とのコミュニケーションを考え
る
小野
9
6/ 5
食事に関するリスク(医療者の側面から)
相澤
10
6/12
演習①食事介助が必要な方への基本姿勢につい
て(介護実習室)
相澤
11
6/19
演習②食事介助の基本を確認する
小野
12
6/26
演習③実際の食事介助を体験する(介護実習室)
小野
13
7/ 3
演習④口腔ケアについて
相澤
14
7/10
低栄養と褥瘡について
小野
15
7/17
栄養ケアマネージメントと NST について
相澤
7/24
定期試験
相澤・小野
※ 授業の展開によっては、変更の可能性があります。変更の場合には随時お知らせします。
※
6月12日〜7月3日(演習①〜④)は、演習となります。
7.評価方法
(1) 試験(90%)…授業最終日に選択式の試験を実施します。
(2) 受講態度(10%)…試験の点数の他に出席率も評価します。
8.参考図書・文献
授業の中で説明します。
9.履修上の注意
(1)演習時、身体機能に特別な配慮が必要であり、演習が困難な場合は事前に教官に連絡してく
ださい。
(2) 演習時の服装は、動きやすいもの(極端に短いスカートやパンツは禁止)にする。
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