理科(物理) 名古屋大学 工学部、理学部、農学部、医学部、 情報文化学部(自然情報学科)(前期) 1/1 試験時間 <全体分析> 情報文化学部(自然)1科目で75分 医・理・工・農学部 2科目で150分 解答形式 計算欄を含む記述式 分量・難易(前年比較) 分量(減少・変化なし・増加) 難易(易化・変化なし・難化) どの大問も高度な内容を扱っており、また計算量が多い。時間内に完答することはほぼ不可能。 出題の特徴 標準的な状況設定と設問に加えて、受験生にとって見慣れない設定の設問がその後に続く。そのため、 問題量が過多になっており、限られた時間内で解ける問題をいかに選んで解くかが試される。 新課程の内容としてインピーダンスが出題された。 その他トピックス 以前によく出題されていた描図および図の読み取りの問題が昨年に続いて出題されなかった。 <大問分析> 番号 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 出題形式 出題分野・テーマ 範囲 コメント(設問内容・答案作成上のポイントなど) 難易度 計算欄を 単振動・慣性 含む記述 力 式 計算欄を 電気回路 含む記述 式 物理 斜面上で単振動する三角台とその台上の物体の運 動。働く力をしっかり把握して解いていく必要があ る。 直流回路・交流回路の問題。様々な素子を含み回路 は複雑だが、公式を丁寧に適用し、着実に計算を進 めていくこと。 難 計算欄を 光波 含む記述 式 物理 三角プリズムに入射する光波の屈折と干渉の問題。 前半で求めた関係式を使っていくので、前半でミス をすると、大量失点につながる。 やや難 物理 難 ※難易度は5段階「難・やや難・標準・やや易・易」で、当該大学の全統模試入試ランキングを基準として判断し ています。 <学習対策> 難しい出題が続いている。 このような問題に対応するためには、速く正確に状況を捉えることが大切である。 まず、標準的な問題は確実に解けるようにしなければならない。解法を暗記するのではなく、設定や状 況をしっかり把握して、適切な法則・公式を適用する練習を重ねよう。そのうえで、複雑な設定の問題 にも取り組んでいくこと。 また、要領よく計算するように心がけて演習をするとよい。 物理的な考え方、状況の捉え方などがしっかりと身に付くには時間がかかるので、早くから取り組むこ とが大切である。 © 河合塾 2016 年
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