早稲田大学 基幹・創造・先進理工学部 1/1 <全体分析> <大

理科(物理)
早稲田大学 基幹・創造・先進理工学部 1/1
<全体分析>
試験時間 2科目 120 分
解答形式
マーク式,記述式(一部描図)
分量・難易(前年比較) 分量(減少・変化なし・増加) 難易(易化・変化なし・難化)
出題の特徴
マーク式1題,記述式2題の計3題の形式
その他トピックス
ゼーベック効果(温度勾配による起電力)が出題された。
<大問分析>
番号
出題形式
出題分野・テーマ
範囲
コメント(設問内容・答案作成上のポイントなど) 難易度
〔Ⅰ〕 マーク式
電磁気
( 帯電させた
極板の多重極
板コンデンサ
ーと電気振
動)
物理
金属極板が N 枚のとき,状況が想像しにくいので,
N=6や N=8の場合の具体例を考えると解きや
すい。このとき,各極板の電荷保存則と,向かい
合う極板の面上では電荷の大きさが等しく異符号
であることを用いて考えればよい。電気振動にお
いては,回路方程式を立てて,状況を把握すれば
解きやすい。
〔Ⅱ〕 記述式
(一部描図・
選択式・論述
式)
力学
( ばねで連結
された2質点
の鉛直落下・
重心運動と相
対運動)
物理
基礎
・
物理
重心運動は自由落下になることに気付けば得点し やや難
やすい。問 11 と問 12 は題意を汲み取りにくいが,
問11ではばねの弾性エネルギーを含まない解答を
正解とした。問 12 の「上方に跳び上がった」とは,
選択肢から考えると重心のことであり,
「質点2」
のみを示すのではないと解釈する。
〔Ⅲ〕 記述式
熱力学・電気
( 気体分子運
動論・ゼーベ
ック効果)
物理
問4までは典型的な分子運動論なので完答したい。 やや難
問9以降においては速度 vE や電場 E の正の向きの
指定があいまいなので,図3に準じて符号は決定し
た。
難
※難易度は5段階「難・やや難・標準・やや易・易」で、当該大学の全統模試入試ランキングを基準として判断
しています。
<学習対策>
標準的な入試問題集などをやった後,過去問などを通して見慣れない問題にも対応できるようにしておこう。
基本法則は原理に立ち帰って理解しておくことが必須である。
試験時間に対して問題量が過多なので,迅速で正確な計算力を養っておくことが大切である。
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2016 年