千葉大学 (前期) 1/2 <全体分析> <大問分析

理科(物理)
千葉大学 (前期) 1/2
<全体分析>
試験時間 2 / 2 参照
解答形式
記述式(一部選択式,空所補充式)
,描図式
分量・難易(前年比較) 分量(減少・変化なし・増加 ) 難易(易化・変化なし・難化 )
出題の特徴
学部・学科によって問題に難易度の差がある。
その他トピックス
大問 4は,異なるテーマの問題として A,B 問題に分かれていた。
大問 6は,2003 年の大問 6と類似している。
<大問分析>
番号 出題形式
出題分野・テーマ
範囲
コメント(設問内容・答案作成上のポイントなど) 難易度
1
力学
物理
1 つの物体が 3 つに分裂するが,運動量保存則を用
(物体の分裂 ,運 基礎
いて誘導に従えば容易に解ける。エネルギー保存則
動量保存則とエ
を用いる際に爆発のエネルギーも含めることに注
記述式
ネルギー保存則)
2
記述式
力学
物理 意しよう。
物理 円運動と放物運動の標準的な問題である。問8は
(鉛直な円筒面内
基礎 円筒面から離れる瞬間の速度を初速度とした放物
の円運動,放物
運動)
3
4
物理
物理 直流回路,電気振動の基本的な問題である。問 5 の 標準
描図式
(直流回路,電気
電流の値は,キルヒホッフの第 2 法則で計算しても
振動)
得られるし,自己誘導起電力の式を用いてもよい。
記述式
電磁気
物理
A 問題の後半は、電流 i の値によって合力 0 の解の
B 問題は,誘導が丁寧であり得点しやすいが,空欄
ら受ける力,
キル
・
補充式)
ヒホッフの法則)
記述式
波動
物理
物理
薄膜による光の干渉の基本的な問題である。真空中
(薄膜による光の
基礎
での波長が与えられていないので,光路差を求めた
・
後の強め合いの条件式を立てるときに注意しよう。
熱力学
標準
基礎 個数が変わる問題であり,
やや思考力が必要である。
式・空所
記述式
標準
運動を考えればよい。
電磁気
干渉)
6
・
記述式
(一部選択 (電流が磁場から
5
・
やや易
5 の計算はやや複雑である。
物理
問 4 では d を解答に用いることはできない。
物理
左右の面積差から,ピストンが大気から受ける合力
(気体の状態
は右向きに p0S で一定である。シリンダー内の気体
変化)
はこの合力に抗して仕事をし,体積がもとに戻れば
標準
やや難
全仕事は 0 である。
※難易度は5段階「難・やや難・標準・やや易・易」で、当該大学の全統模試入試ランキングを基準として判断
しています。
© 河合塾
2016 年
理科(物理)
千葉大学 (前期) 2/2
<学習対策>
標準的な内容の問題を,確実に解答できるようにしておこう。物理的内容を正確にイメージできるようにし
ておきたい。ただし,物理系の学部・学科および医学部の志望者は,やや高度な内容を基本に戻ってきちん
と解答できるように練習しておこう。
<試験時間>
志望する学部・学科
試験時間
国際教養学部
志望者のうち物理を選択する者
90 分
教育学部
志望者のうち物理を選択する者
※1
理学部
物理学科志望者
120 分
理学部
地球科学科志望者のうち物理を選択する者
90 分
医学部
志望者のうち物理を選択する者
2科目で 120 分
看護学部
志望者のうち物理を選択する者
60 分
工学部
建築学科,機械工学科,電気電子工学科,
情報画像学科志望者
2科目で 150 分
都市環境システム学科,メディカルシステム工学科,
工学部
ナノサイエンス学科,共生応用化学科,画像科学科志
望者,およびデザイン学科志望者のうち物理を選択す
※2
る者
園芸学部
志望者のうち物理を選択する者
60 分
※1 60分:小学校教員養成課程-理科選修、中学校教員養成課程-情報教育分野
2科目で120分:中学校教員養成課程-理科教育分野
※2 60分:デザイン学科
2科目で120分:都市環境システム学科,メディカルシステム工学科,ナノサイエンス学科,共生応用
化学科,画像科学科
注) 2科目で120分の場合、1科目60分相当の問題が出題。2科目で150分の場合、物理は90分相当の
問題を出題。
注) 学部ごとに解答する問題番号は「問題」をご確認ください。
© 河合塾
2016 年