(3)製品の多様化とフレキシビリティ ①基本構造 汎用的 資源 切 り 替 え 製品特殊的 資源 製品X へ対応 製品特殊的 資源 製品Y へ対応 製品特殊的 資源 製品Z へ対応 ① (3)製品の多様化とフレキシビリティ (continued) ②二つの方向性 部品フレキシビリティ 工程フレキシビリティ (部品共通化) (工程汎用化) 製品多様化の インパクト吸収 複数の異なる 製品で同一の 部品を使用 設備投資コスト 等の節約 複数の異なる 製品を同一の 工程で生産 ② (4)部品のフレキシビリティ ①狙い • 少数の共通部品(ユニット)を組み合わせて 多様な製品を作り出すこと ↓ • いかに「製品バリエーション創出効果」が 大きくなるように部品を設計するかがポイント ③ (4)部品のフレキシビリティ (continued) ②メリット • 量産効果によるコストダウン • 品質の安定化 • 死蔵在庫の減少 ③リスク • 製品の統合性の欠如 • 製品間の差別化が不十分 ④ (5)工程のフレキシビリティ ①工程の汎用性を高める方法 • 工作機械の汎用化 • 多能工化 • 段取り替えの短縮・改善 • 混流生産のための品種指示システム ⑤ (5)工程のフレキシビリティ (continued) ②JIT(ジャスト・イン・タイム)方式 =必要なものが必要な数だけ、必要なと ころに供給していく生産管理システム • 後工程からの「引っ張り方式」(「カンバン方 式」)を採用 ←→前工程からの「押し出し方式」 ⑥ (5)工程のフレキシビリティ (continued) ②JIT方式(continued) • 不良品ゼロが前提 →不良や異常を感知できるように機械をつくり こむ「自働化」 • 生産の平準化(cf. 一個流し生産) →段取り替えの短縮が非常に必要 • 原材料供給業者の対応体制 ⑦ (5)工程のフレキシビリティ (continued) ③セル生産方式 =多能工化した1人~数人の作業者で、多くの 工程を担当する生産方式 ○狙い • フレキシブルな生産の実現(生産量の調整や生 産品種の切り替えをセル単位で行うことができ る) ⇒多品種少量生産への対応 ⑧ (5)工程のフレキシビリティ (continued) ③セル生産方式(continued) ○メリット • 仕掛かり在庫の削減 • リードタイムの短縮 • トラブルの局所化 ○デメリット(リスク) • 教育コスト(多能工化のための人材への投資) • 作業者へのモチベーションへの依存 ⑨ Ⅳ 製品開発管理 1.製品開発とは 2.製品開発の効果 3.製品開発とイノベーション 4.製品開発管理の特徴 5.製品開発プロセスとその管理 ⑩ 1.製品開発とは • 顧客のニーズとシーズ(技術)との何ら かの新しい結びつきを通じて、顧客満足 の向上を図ろうとするもの • 製品の設計品質を決定する製品設計情 報の創出活動 ⑪ 2.製品開発の効果 • 付加価値増大への貢献(短期的視 点) (a)顧客にとって高い価値を提供 (b)それをより低いコストで実現 • 持続的成長の原動力(長期的視点) ⇒製品開発能力の重要性 ⑫
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