(3)製品開発管理の評価基準 ○3つの評価基準 (a)設計品質(商品力) (b)開発生産性(開発コスト) (c)開発期間(リードタイム) ① (4)開発期間の短縮 ①開発期間短縮のメリット • 先発者の利益 • 素早い反撃 • 市場予測の精度向上 • 納期短縮(特注製品の場合) ② (4)開発期間の短縮(continued) ②開発期間短縮の考え方 個々のタスクの 時間短縮 複数のタスクの 並行化 設計変更の減少 (繰り返し回数の減少) 開発人員の追加投入 ITの活用(CAD/CAM,CAE) コンカレント・エンジニアリング (同時並行開発) フロントローディング問題解決 (前倒し問題解決) ③ (5)開発期間の短縮手法 ①開発人員の追加投入(「人海戦術」) • 作業が細分化できれば、理論上は開発期間の短縮につ ながるはず →調整の必要性や専門性の問題などから思ったほどは 効果的でないことも多い ②ITの活用(3次元CADなどの利用) • 単純な設計時間の短縮効果もあるが、コンカレント・エン ジニアリングやフロントローディング問題解決への貢献の 方が開発期間の短縮に大きく寄与しているケースが多い ④ (5)開発期間の短縮手法 (continued) ③コンカレント・エンジニアリング =各開発段階(関連部署)が密接にコミュニケー ションを図りながら同時並行的に開発を進めて いく方法 ←→シーケンシャル・エンジニアリング • 関連部署間の緊密な調整・コミュニケーションが 欠けていると、混乱や対立が生じてしまうという 副作用を引き起こしかねない ⑤ (5)開発期間の短縮手法(continued) ③コンカレント・エンジニアリング(continued) ○サプライヤーのデザイン・イン =コンカレント・エンジニアリングにサプライヤー (供給業者)を組み込み、サプライヤーの技術 を活用しながら、開発期間や開発コストのミニ マイズ化を図ること • 前提条件 (a)サプライヤー側の高い開発能力 (b) 企業間の信頼関係の確立 ⑥ (5)開発期間の短縮手法(continued) ④フロントローディング問題解決 =開発の初期(フロント)段階で多くの「仕込み」 (ローディング)を行うことによって、開発後半の 問題解決負荷を減らそうとすること • コンカレント・エンジニアリングの実施が必要条件 • 開発期間の短縮のみならず、開発生産性の大幅 な改善にもつながる • CADやCAEの組織的活用が重要なカギを握る ⑦ ⑧ シーケンシャル・エンジニアリングの イメージ 製品コンセプト創出 製品仕様決定 製品設計 工程エンジニアリング 生産立ち上げ コンカレント・エンジニアリングの イメージ 製品コンセプト創出 製品仕様決定 製品設計 工程エンジニアリング 生産立ち上げ
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