【2016 年度シラバス】 【授業科目名】 公法実務演習 【授業科目の区分】展開・先端科目群 【担当者】 戸田慶吾 【履修形態/単位】選択科目/2単位 【配当年次/学期】2・3年次/後期 【授業科目の内容】 この科目は,展開・先端科目群に配置される。 具体的な事件においては,原告及び原告代理人の立場,行政の立場,裁判所の立場等, 立場の違いによって,様々な見方があり得る。 実際に起きた事件を題材に,行政をめぐる訴訟について,視野を広げて検討し,紛争の 本質は何であるか,よりよい訴訟手段,紛争解決方法は何かにつき考察していく。 【授業科目の目標・方法】 7つのテーマを,それぞれ複数回に分けて検討する。 まず,事案の概要を説明した上で,原告代理人の立場から,訴訟の経過を提示し,裁判 等における結論を示す。そして,関係する最高裁判例,下級審の重要な裁判例及び学説を 検討していく。 その上で,本件事案につき,判決の結論,理由の妥当性を討論するとともに,主張・立 証活動の当否を検討し,書面を作成する。 【授業計画】 第1回及び2回 第3回及び4回 第5回及び6回 第7回及び8回 第9回ないし11回 第12回及び13回 第14回及び15回 許可制,許可基準の合理性,計画と裁量 一般廃棄物収集運搬業不許可処分取消請求事件 等 知る権利と個人識別情報及びプライバシー権 広島県情報公開条例事件 等 取消訴訟と管轄 大竹義勇隊事件 等 行政事件訴訟と民事訴訟,仮処分 ゴルフ場開発許可取消請求事件 等 訴訟類型の選択,最低生活保障,立法裁量 生活保護訴訟 等 法の下の平等と投票価値の平等 一票の格差是正訴訟 国家賠償請求訴訟 冤罪国賠事件,B型肝炎事件 等 【参考書・参考文献】 テキスト等は使用しない。 【成績評価】 下記の①及び②の観点から総合評価する。 ① 試験(事例問題を含む)の評価(80%) ② レポート・報告書の評価(20%)
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