4.ローヤリング・模擬裁判(PDF:138KB)

【授業科目名】
【授業科目の区分】
【担当者】
【履修形態/単位】
【配当年次/開期】
ローヤリング・模擬裁判
実務基礎科目群
戸田 慶吾・岩西 廣典
必修科目/2単位
3年次/前期
【授業科目の内容】
法律基本科目群を履修した者を対象とし,法曹としての専門的技能の教育を担う科目で
ある。ローヤリングでは,依頼者との面接・相談・説得等の基礎的技法のほか,保全申立
てに当たって留意すべき事項を習得させる。模擬裁判では,模擬裁判記録を用いて,依頼
者との面接から始まって民事訴訟手続へと発展していく各段階(面接,相談,訴えの提起,
争点整理,集中証拠調べ,和解,判決)の主要場面について受講生によるロールプレイを
行い,依頼者との相談・説得や要件事実論に基づいた訴状,答弁書等の作成,争点整理,
集中証拠調べの結果に基づく事実認定等に関する実務上の諸問題を理解させ,民事法律実
務の基礎的技能を習得させる。
【授業の目標・方法】
この科目は,3年制3年次,2年制2年次配当科目で,法律基本科目群の基礎科目及び
基幹科目を履修した者を対象とする。ローヤリングでは最初に講義(ビデオ視聴)をし,
受講生に依頼者から相談を受ける弁護士の役を担当させ,面接・相談・説得の模擬体験を
させ,その後,講評を行う。模擬裁判では,模擬裁判記録を用いて受講生に弁護士及び裁
判官の役を担当させ,各段階で必要な法律文書を作成させ(訴状等作成の課題は,決めら
れた役割分担に関係なく受講生全員が提出する。),それをもとに討論・講評を行うほか,
依頼者との対応,弁護士としての法廷活動,裁判官の訴訟指揮等をロールプレイを通じて
体験するとともに実務上の問題点について理解を深めるほか,主張整理・問題研究を通じ
て法的分析力,思考力,文章力の向上を図る。
【授業計画】
(授業計画)
第1回 オリエンテーション
第2回 依頼者との面接・相談 ①
第3回 依頼者との面接・相談 ②
第4回 第1回口頭弁論期日
第5回 弁論準備手続期日
第6回 第2回口頭弁論期日(証拠調べ期日①)
第7回 第2回口頭弁論期日(証拠調べ期日②)
第8回 第2回口頭弁論期日(証拠調べ期日③)
第9回 和解期日
第10回 民事判決書について
第11回 第3回口頭弁論期日
第12回 主張整理・問題研究
第13回 問題研究
第14回 主張整理・問題研究
第15回 第4回口頭弁論期日(判決言渡期日)
【教科書・参考文献】
参考文献:司法研修所監修『4訂民事訴訟第一審手続の解説』(法曹会)
【成績評価】
課題40%,即日起案30%及び平常点(模擬裁判に対する取組み、議論の態度等)3
0%により総合的に評価する。