平成28年度生用:新規科目の履修方法 - 大分大学工学部・大学院工学

平成 28 年度大学院工学研究科入学生用:新規科目の履修方法について
平成 28 年度から大分大学大学院工学研究科は工学専攻として新たにスタートします。ここでは新たに開
設される新規の必修科目の履修方法について説明します。
1.科目群構成と修了要件
表 1 に示す科目群構成概要において,(1) 分野横断型・融合型科目群の 8 単位,(2) 分野横断型特別講
義群,(3) 分野基礎科目群,(4) 工学基礎科目群 及び (5) グローバル分野・学外特別実習科目群 から
22 単位 (但し,分野横断型特別講義群から主分野以外の特別講義 2 単位以上,分野基礎科目群のうち主
分野から 18 単位以上を含む),合計 30 単位以上修得して,修士論文の審査及び最終試験に合格するこ
とが修了要件になります。
表1.工学研究科工学専攻
科目群
(博士前期課程) 科目群構成概要
分類
科目名,適用
①俯瞰科目
先端工学特別講義 ★1
科学技術イノベーション特別講義 ★1
②プロジェクト科目
プロジェクトゼミ ★1
プロジェクト研究 ★1
(1) 分野横断型・融合型科目群
機械エネルギー工学特別講義 ★2
電気電子工学特別講義 ★2
知能情報システム工学特別講義 ★2
応用化学特別講義 ★2
福祉環境建築学特別講義 ★2
福祉環境メカトロニクス特別講義 ★2
(2) 分野横断型特別講義群
主分野として受講する専門科目
①主分野特論 ★3
(例えば,機械エネルギー工学コースの学生は機械
エネルギー工学分野が主分野となります)
(3) 分野基礎科目群
主分野以外の専門科目
②関連分野特論
(4) 工学基礎科目群
(5) グローバル分野・学外特別実習科目群
(例えば,機械エネルギー工学コースの学生は機械
エネルギー工学分野以外が関連分野となります)
数学・物理・科学教養等
①語学関連科目
②知財関連科目
③実習関連科目
語学・教養
★1:必修科目(8 単位),★2:選択必修科目(主分野以外で 2 単位以上),
★3:選択必修科目(18 単位以上)
→ 合計で 30 単位以上
2.主要科目の内容と実施方法
ここでは,新規の開設科目について簡単に説明します。これらはすべて必修・選択必修ですので,必
ず履修して単位を取得する必要があります。
・「先端工学特別講義」(1 年前期)
この科目は,全6分野教員によるオムニバス形式の講義です。専門領域の俯瞰的内容が講義されます。
講義終了時に「関連分野」の選択し,その分野を選んだ理由とその分野に関するレポートを提出して評
価が行われます。それをもとに,後期開始前に「関連分野特別講義」の受講する科目が決定されます。
・「科学技術イノベーション特別講義(1 年後期)
この科目は,全 6 分野教員によるオムニバス形式の講義です。専門領域とイノベーションとの関わり
が講義されます。評価はレポート等で行います。
・「関連分野特別講義」(1 年後期)
この科目は,分野横断型特別講義群から 1 科目を選択必修として履修します。1 年前期終了時に選択し
た「関連分野」の特別講義を履修しますが,人数調整により,第二希望または第三希望の分野になるこ
ともあります。
「機械エネルギー工学特別講義」
,
「電気電子工学特別講義」,
「知能情報システム工学特別
講義」,「応用化学特別講義」,「福祉環境建築学特別講義」,「福祉環境メカトロニクス特別講義」から主
分野以外のどれか一つを受講します。講義内容は,各分野の方針によります。評価方法も各分野の方針
により,レポートや口頭発表等で評価されます。
・「プロジェクトゼミ」(2 年前期)
この科目は,1 年生のときに「関連分野」として選んだ分野の中にあるテーマについてさらに深く学ぶ
ものです。開始前にプロジェクトテーマ一覧が示されますので,主指導教員の指導のもとにテーマを選
択します。内容は各教員の方針で決定されます。例えば,研究室スタートアップゼミへの参加,研究室
内研究報告会への参加や他分野学生のための教員専門分野の解説などです。実際に他分野の研究室へ出
稽古するようなことになります。評価方法は各分野の方針により,レポートまたは口頭発表,演習・実験
等への参加などで総合的に評価されます。
・「プロジェクト研究」(2 年後期)
この科目は,主指導教員の指導のもとに各種プロジェクト研究の中から自分の研究に関わる事項につ
いて実施するものです。以下のように実施形態の中から主指導教員との話し合いで進めて行きます。
A) 発表会をベースとした場合
学生の修士論文研究あるいは学会発表論文研究の報告会を実施し,発表を行い,複数教員により質
疑応答を行う。
B) 産学連携テーマをベースとした場合
学生が企業との共同研究に参画している場合には,企業研究者との報告会を実施し,発表と質疑応
答を行う。
C) 外部での講演をベースとした場合
学会やイベントでの発表会において,発表を行い,その実施報告のレポートを作成して提出する。
D) 修士論文試問をベースとした場合
修士論文の中間発表会および最終発表会において口頭発表と質疑応答を行う。
(平成 28 年 3 月:大分大学大学院工学研究科)