位相幾何学 Ⅰ

番号
授業科目名
位相幾何学Ⅰ (演習付き)
118
英語表記
開講期
後期
年次
TopologyⅠwith Exercises
3年次
単位数
担当教員名
講義
2単位
演習
2単位
講義・演習
枡田 幹也
【授業の到達目標及びテーマ】
多面体(単体複体)とよばれる図形に対してホモロジーと呼ばれる可換群(言い換えると整数環上の線形
空間)を定義されることを解説し、さらにそれが位相不変量であること、言い換えると同相になるような
2つの図形は同型なホモロジーをもつことを解説する。図形のホモロジーの初等概念がわかるようになる
ことが到達目標である。
【授業の概要】
位相幾何学(トポロジー)における位相不変量の重要概念であるホモロジーについて、単体の概念に基づ
いたやさしい解説を行う。関連したより簡単な整数に値をもつ位相不変量であるオイラー標数についても
解説する。
【授業計画】
第 1回 整数環や体上の線形空間、線形写像と商空間(Ⅰ)。
第 2回 整数環や体上の線形空間、線形写像と商空間(Ⅱ)。
第 3回 線形空間の半完全列と完全列。
第 4回 チェイン複体とチェイン写像。
第 5回 チェイン複体のホモロジー。
第 6回 単体複体と多面体。
第 7回 単体複体と単体写像。
第 8回 単体複体のチェイン複体、チェイン写像、オイラー標数(Ⅰ)
。
第 9回 単体複体のチェイン複体、チェイン写像、オイラー標数(Ⅱ)
。
第10回 単体複体のホモロジーとその初等的性質(Ⅰ)。
第11回 単体複体のホモロジーとその初等的性質(Ⅱ)。
第12回 単体複体のホモロジーの位相不変性
第13回 単体複体のホモロジーの位相不変性
第14回 単体複体のホモロジーの位相不変性
第15回 多面体のホモロジーとその計算
【テキスト又は参考書】
【評価方法】
レポート課題や定期試験などで総合的に評価する。
【コメント】
線形空間と線形写像のシステムの研究という側面もあるので、受講生は線形空間と線形写像について復習
しておくことが望ましい。