来週の金融市場見通し - しんきんアセットマネジメント投信

2015 年 4 月 17 日号
来週の金融市場見通し
しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号
Sh inkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
< 4/20 ~ 4/24 >
〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp
■来週の見通し
来週から国内企業の決算発表が本格化します。例年、次年度の業績見通しについては保守的な数値が示されることが多く、今回も低めの見通しとなりそう
です。4 月 1 日に公表された日銀短観(3 月調査)の 2015 年度の収益計画では、大企業・全産業の経常利益が前年度比+0.6%にとどまりました。もっと
も、想定為替レートが 1 ドル=111.81 円と実勢より円高水準であることから、業績の上ぶれは期待できます。ただ、国内株は大幅な増収を期待して上伸
してきており、失望感が広がることには注意が必要です。
◆株価 : 持ち直しを探る
◆長期金利 : 0.3%割れも
◆為替 : ドルの上値は重そう
【予想レンジ】 日経平均株価
【予想レンジ】 長期金利(新発 10 年債利回り)
【予想レンジ】 ドル円レート
(来週)19,000~20,000 円 (4 月)18,000~20,500 円
(来週) 0.28~0.35%
(来週) 117.5~120.0 円
22,000
21,000
20,000
19,000
18,000
17,000
16,000
15,000
14,000
13,000
日経平均株価
(円)
予想レンジ
上限
新発10年債利回り
(%)
0.8
0.7
0.5
0.4
(年/月、日次)
14/8 14/10 14/12 15/2 15/4
ドル円レート
予想レンジ
上限
125
120
下限
110
下限
0.1
14/6
(円/ドル)
(4 月) 115.0~122.0 円
115
0.3
0.2
14/4
130
予想レンジ
上限
0.6
下限
(4 月) 0.20~0.50%
0.0
14/4
14/6
(年/月、日次)
14/8 14/10 14/12 15/2 15/4
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
105
100
14/4
14/6
(年/月、日次)
14/8 14/10 14/12 15/2 15/4
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
株価の先高観測は根強いものの、高値警戒感や円安一
5 年国債入札、20 年国債入札が順調な結果となったこ
ドル高の米経済への悪影響が懸念されることに加え、
服などから、日経平均株価が 2 万円を超えて上伸する
とから、買い安心感が広がり、週末には長期金利(新発
安倍首相の経済ブレーンである浜田内閣官房参与が、ド
勢いはやや弱まっています。ユーロ離脱懸念が広がって
10 年国債利回り)は、一時 0.30%まで低下しました。
ル円は 105 円ぐらいが妥当と発言したことなどから、
いるギリシャ情勢も、株価の重しです。株価の先高観測
米国では低調な経済指標が相次いだことから、利上げ観
ドル高・円安の動きが一服しています。米国の小売売上
から押し目買い意欲は強く、また一部では日銀の追加緩
測が後ずれし、米長期金利が再び 1.9%割れとなってい
高や鉱工業生産が予想を下回り、米利上げの開始時期が
和期待がくすぶっていることから、相場が大きく崩れる
ることも安心材料。ギリシャのユーロ離脱懸念が広がっ
後ずれしていることも、ドル売り材料。ただ、浜田参与
可能性は低そうです。来週は日米の企業決算やギリシャ
ており、資金の逃避先として国債を選好する動きが強ま
は、120 円程度は許容範囲内としています。日米の金融
問題の進展を確認しながら、持ち直しを探る展開となり
ると、国内の長期金利が 0.3%を下回る場面もありそう
政策の方向性の違いからドル高・円安地合いも、しばら
そうです。
です。
くドルの上値は重くなりそうです。
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
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来週の金融市場見通し
2015 年 4 月 17 日号
■来週の主な内外スケジュール
4/20
月
4/21
火
4/22
水
4/23
木
4/24
金
月例経済報告(4 月)
ロイター短観調査(4 月)
公社債投資家別売買高(3 月)
コンビニエンスストア売上高(3 月)
特定サービス産業動態統計(2 月、
確報値)
第 3 次産業活動指数(2 月)
流動性供給入札
全国スーパー売上高(3 月)
全国百貨店売上高(3 月)
景気動向指数(2 月、改訂状況)
貿易統計(3 月)
米中古住宅販売件数(3 月)
米FHFA住宅価格指数(2 月)
ユーロ圏消費者信頼感指数(4 月、
速報値)
国庫短期証券入札(3 か月)
40 年利付国債入札
米 5 年TIPS国債入札
米新築住宅販売件数(3 月)
ユーロ圏PMI製造業景気指数(4 月、
速報値)
中国 HSBC 製造業PMI(4 月、速報
値)
中曽日銀副総裁の講演(日本証券ア
ナリスト協会主催国際セミナー)
企業向けサービス価格指数(3 月)
全産業活動指数(2 月)
米耐久財新規受注(3 月)
ユーロ圏およびEU財務相会合(ラト
ビアの首都リガ)
独Ifo 指数(4 月)
北米半導体製造装置BBレシオ(3 月)
独ZEW指数(4 月)
(注) スケジュールの内容、日程が変更になる可能性があります。
(出所)各種報道を基に、しんきん投信作成
■来週の注目点
ユーロ圏PMI製造業景気指数(4 月、速報値)
4 月 23 日(木)午後 5 時発表
ユーロ圏の製造業購買担当者景気指数(PMI)は 3 月に 52.2(改定値)と、10
58
か月ぶりの高水準を記録し、
好不調の境目である 50 を 21 か月連続で上回りました。
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4 月も 50 を上回る良好な結果が見込まれます。
54
ユーロ圏では原油安などを受け個人消費が堅調であるほか、ユーロ安などを背景
に輸出も伸びています。このところ米国や日本の景気が勢いを欠く中、ユーロ圏の
景気回復基調が鮮明になれば、世界経済の拡大を下支えしそうです。
ただ、ドイツが好調である一方、フランスは依然として低調であるなど、国によ
って情勢はまちまちです。そのため、同日発表される各国の PMI も注目されます。
ユーロ圏の製造業PMI
60
52
50
48
46
44
42
40
12/4
12/10
13/4
13/10
14/4
14/10
15/4
(年/月、月次)
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
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来週の金融市場見通し
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