2015 年 4 月 3 日号 来週の金融市場見通し しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号 Shinkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 < 4/6 ~ 4/10 > 〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp ■来週の見通し 米国では 4 月 8 日のアルコアを皮切りに、2015 年第 1・四半期の決算発表シーズンが始まります。トムソン・ロイターによると、米S&P総合 500 種 指数採用企業の利益は、直近では前年同期比 2.8%減少することが予想されています。予想株価収益率(PER)は 16 倍を超えており、割安とは言えない 水準です。ドル高の影響などが懸念されますが、アナリスト予想を上回る決算が増えてくれば、内外の株式市場に安心感が広がりそうです。 ◆株価 : 高値圏で一進一退 ◆長期金利 : 0.3%台のレンジ ◆為替 : 方向感を探る 【予想レンジ】 日経平均株価 【予想レンジ】 長期金利(新発 10 年債利回り) 【予想レンジ】 ドル円レート (来週)18,800~19,800 円 (4 月)18,000~20,500 円 (来週) 0.30~0.40% (来週) 118.5~121.0 円 22,000 21,000 20,000 19,000 18,000 17,000 16,000 15,000 14,000 13,000 (円) 日経平均株価 予想レンジ 上限 新発10年債利回り (%) 0.8 130 0.7 予想レンジ 上限 0.6 0.5 下限 (4 月) 0.20~0.50% 0.4 14/6 下限 0.0 14/4 14/6 (年/月、日次) 14/8 14/10 14/12 15/2 15/4 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 高値警戒感がくすぶるものの、国内株の底堅い動きが 予想レンジ 上限 125 120 下限 110 0.1 14/4 ドル円レート 115 0.3 0.2 (年/月、日次) 14/8 14/10 14/12 15/2 15/4 (円/ドル) (4 月) 115.0~122.0 円 注目の 10 年国債入札が順調な結果となったことから、 105 100 14/4 14/6 (年/月、日次) 14/8 14/10 14/12 15/2 15/4 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 ドル円は、120 円を挟んだもみ合いが継続しています。 継続しています。公的年金による買いが見込まれること 債券市場に買い安心感が広がり、いったん長期金利は 日米の金融政策の方向性などから円安が見込まれるも に加え、ゆうちょ銀行がリスク資産を増やす方針を発表 0.3%後半から 0.3%前半へと低下しました。ただ、翌 のの、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ開始や したことも、相場を下支えしそうです。もっとも、株価 日には再び 0.36%まで上昇と、まだ落ち着きを取り戻 利上げ開始後の利上げのペースについて慎重な姿勢を は、今期の企業業績の回復を考慮しても、割安とは言え したとは言えない状況です。米雇用統計で米国の早期利 見せており、ドル円は動きにくい状況です。FRBがド ない水準。来週から本格化する米企業決算、今月下旬か 上げ観測が強まれば、米金利が上昇し、国内金利も一段 ル高に懸念を示していることも、ドルの重しとなりま ら本格化する国内企業の決算が予想を上回れば、上値を と上昇する可能性があります。もっとも、長期金利が す。しばらくは、米経済指標を確認しながら、方向感を 追う動きが強まることも想定されます。それまでは、高 0.4%に近づくと押し目買いも入りそうです。9 日の 30 探る展開となりそうです。 値警戒と先高期待との綱引きが続きそうです。 年国債入札の結果も確認する必要があります。 ※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。 Shinkin Asset Management Co., Ltd 1 来週の金融市場見通し 2015 年 4 月 3 日号 ■来週の主な内外スケジュール 4/6 月 4/7 火 4/8 水 4/9 木 4/10 金 景気動向指数(2 月、速報値) 米ISM非製造業景況指数(3 月) ◎欧州主要市場休場(イースターマンデー) ◎中国市場休場(清明節の振替休 日) 国庫短期証券入札(6 か月) 流動性供給入札 日銀金融政策決定会合(8 日まで) 米 3 年国債入札 米消費者信用残高(2 月) 国際通貨基金(IMF)、世界経済見 通し(WEO、分析編)公表 ユーロ圏生産者物価指数(2 月) 豪中銀・金融政策委員会 黒田日銀総裁会見 景気ウォッチャー調査(3 月) 企業倒産(3 月) 国際収支(2 月) 米 10 年国債入札 米 FOMC 議事録(3/17・18 日開催分) ユーロ圏小売売上高(2 月) 国庫短期証券入札(3 か月) 30 年利付国債入札 日銀金融経済月報(4 月) 東京都心オフィス空室率(3 月末) 工作機械受注(3 月) 米 30 年国債入札 米卸売在庫(2 月) 貸出・預金動向(3 月) 家計消費状況調査(2 月、確報値) 米輸出入物価指数(3 月) 米月次財政収支(3 月) 中国生産者物価、消費者物価(3 月) (注) スケジュールの内容、日程が変更になる可能性があります。 (出所)各種報道を基に、しんきん投信作成 ■来週の注目点 日銀金融政策決定会合 4 月 8 日(水)午後に結果発表 今回の金融政策決定会合では政策方針の変更は見込まれないものの、異次元緩 日銀の通貨供給量(マネタリーベース) (兆円) 300 和(量的・質的金融緩和)による目標達成状況についてのコメントが注目されます。 250 異次元緩和は、2013 年 4 月 4 日の金融政策決定会合で導入が決定されました。 消費者物価の前年比上昇率 2%を 2 年程度で実現すべく、通貨供給量(マネタリー ベース)を 2 年間で 2 倍に拡大する、というものです。 この決定から 2 年間が経過し、マネタリーベースについては今年 3 月末時点で 約 295 兆円と、2 年前に比べ目標どおり 2 倍に膨らみました。他方、消費者物価 指数上昇率は 2 月時点で 0.0%(生鮮食品除く、税抜き)と、大幅な目標未達にな っています。そのため、年内に追加緩和が行われる可能性も否定できません。 ※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。 200 150 100 50 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 (年、月次) (注)マネタリーベース=「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」 (出所)日銀よりデータ取得し、しんきん投信作成 Shinkin Asset Management Co., Ltd 2 来週の金融市場見通し 2015 年 4 月 3 日号 <本資料に関してご留意していただきたい事項> ※本資料は、ご投資家の皆様に投資判断の参考となる情報の提供を目的として、しんきんアセットマネジメント投信株式会社が作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではあ りません。 ※本資料は、信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。また、いかなるデータも過去のものであり、将来の投資成 果を保証・示唆するものではありません。 ※本資料の内容は、当社の見解を示しているに過ぎず、将来の投資成果を保証・示唆するものではありません。記載内容は作成時点のものですので、予告なく変更する場合があります。 ※投資信託は、預金や保険契約とは異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の補償の対象ではありません。また、金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではあ りません。 ※投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異なり投資元本が保証されているものでは ありません。運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。 ※特定ファンドの取得のお申込みに当たっては、販売会社より当該ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)をあらかじめ又は同時にお渡しいたしますので、必ず内容をご確認の上、ご自 身でご判断ください。また、請求目論見書については、販売会社にご請求いただければ、当該販売会社を通じて交付いたします。 【お申込みに際しての留意事項】 投資信託に係るリスクについて 投資信託は、株式や債券等の値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異 なり投資元本が保証されているものではありません。運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。 また、投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご 投資に当たっては交付目論見書や契約締結前交付書面をよくご覧ください。 投資信託に係る費用について (お客様に直接ご負担いただく費用) ご購入時の費用・・・購入時手数料 上限 3.24%(税抜 3.0%) ご換金時の費用・・・信託財産留保額 上限 0.3% (保有期間中に間接的にご負担いただく費用) 運用管理費用(信託報酬) ・・・純資産総額に対して、上限年率 1.5984%(税抜年率 1.48%) その他の費用・・・監査費用、信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用、有価証券売買時の売買手数料等及び外貨建資産の保管等に要する費用は、 ファンドより実費として間接的にご負担いただきます。また、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。 投資信託に係る上記費用(手数料等)の合計額については、ご投資家の皆様がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。 《ご注意》 上記に記載しているリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、しんきんアセットマネジメント投信が運 用する全ての投資信託のうち、ご負担いただくそれぞれの費用における最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託によ り異なりますので、ご投資される際には、事前に交付目論見書や契約締結前書面をよくお読みください。 ※「日経平均株価」(日経平均)に関する著作権、知的所有権その他一切の権利は日本経済新聞社に帰属します。日本経済新聞社は日経平均株価を継続的に公表する義務を負うものではなく、 その誤謬、遅延又は中断に関して責任を負いません。 ※東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所の知的財産であり、この指数の算出、数値の公表、利用など株価指数に関するすべての権利は東京証券取引所が有しています。東京証券取引所は、 TOPIX の算出若しくは公表の方法の変更、TOPIX の算出若しくは公表の停止又は TOPIX の商標の変更若しくは使用の停止を行う権利を有しています。 ※東証 REIT 指数は、東京証券取引所の知的財産であり、この指数の算出、数値の公表、利用など、東証 REIT 指数に関するすべての権利は、東京証券取引所が有しています。 Shinkin Asset Management Co., Ltd 3
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