来週の金融市場見通し : 12/29~1/9

来週の金融市場見通し
2014 年 12 月 26 日号
来週の金融市場見通し
しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号
Sh inkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
< 12/29 ~ 1/9 >
〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp
■来週の見通し
2014 年の株価は、
「午(うま)尻下がり」ではなく、日銀が追加の金融緩和に踏み切ったことや米金融当局(FRB)が利上げに慎重な姿勢を示したこ
となどに押し上げられ、
「尻上がり」の展開で終わりそうです。2015 年も、欧州中央銀行(ECB)が国債購入に踏み切ることができるか、FRBがいつ
利上げを開始するのか、また日銀が一段の金融緩和策に踏み切るかなど、引き続き金融政策が金融市場を動かす大きな材料となりそうです。
◆株価 :上値を探る
◆長期金利 : 低位もみ合い
◆為替 : 円安地合いも動きは鈍そう
【予想レンジ】 日経平均株価
【予想レンジ】 長期金利(新発 10 年債利回り)
【予想レンジ】 ドル円レート
(来週)17,200~18,200 円 (1 月)16,500~18,500 円
(来週) 0.29~0.36%
(来週) 118.5~121.5 円
20,000
(円)
日経平均株価
19,000
予想レンジ
上限
0.6
17,000
0.5
下限
0.3
14,000
0.2
14/1
14/3
14/5
14/7
(年/月、日次)
14/9 14/11 15/1
予想レンジ
上限
(円/ドル)
(1 月) 110.0~122.0 円
ドル円レート
予想レンジ
上限
125
120
115
0.4
15,000
13,000
130
0.7
18,000
16,000
新発10年債利回り
(%)
0.8
(1 月) 0.25~0.50%
110
下限
0.1
14/1
14/3
14/5
14/7
(年/月、日次)
14/9 14/11 15/1
下限
105
100
14/1
14/3
14/5
14/7
(年/月、日次)
14/9 14/11 15/1
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
米国の 7-9 月期の国内総生産(GDP)確定値が
2 年国債利回りはマイナスで推移、5 年国債利回り
FRBは利上げに慎重な姿勢を示したものの、来年
大幅に上方修正されるなど、米経済が着実に回復し
も過去最低を更新する中、長期金利も昨年 4 月につ
中には利上げが開始されるとの見方から、ドル高・円
ていることに加え、原油価格の急落も一服しており、
けた 0.315%を割り込み、一時 0.30%と過去最低を
安地合いとなっています。もっとも、原油価格の大幅
投資家のリスク回避姿勢は後退しています。ドル円
更新しました。日銀による巨額の国債買入れが継続
下落を受け、米国の低インフレが長引くと、FRBが
が 120 円前後と、円安水準にあることも国内株を支
する中、政府は来年度の新規国債発行額を減少させ
利上げに一段と慎重になる可能性があることや、米国
えそうです。ただ、高値圏にあることから利益確定
るとしており、債券市場の需給が一段とひっ迫しそ
の長期金利が落ち着いた動きになっていることから、
売りに押される場面もありそうです。
うです。長期金利は 0.3%台でもみ合いながら、低下
ドルの上昇も一服しそうです。ドル円は一進一退の
余地を探る展開が続きそうです。
中、居所を探る展開となりそうです。
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
Shinkin Asset Management Co., Ltd
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来週の金融市場見通し
2014 年 12 月 26 日号
■来週の主な内外スケジュール
12/29
月
12/30
火
12/31
水
1/1
木
1/2
金
製造業部門別投入・産出物価指数
(11 月)
米消費者信頼感指数(12 月)
米S&Pケース・シラー住宅価格指数
(10 月)
ユーロ圏マネーサプライ(11 月)
◎東京市場休場
米シカ ゴ購買 部協 会景気 指 数( 12
月)
米中古住宅販売成約指数(11 月)
中国 HSBC 製造業PMI(12 月、確報
値)
◎東京、海外市場休場
リトアニアがユーロ圏入り
中国製造業購買担当者景気指数(P
MI)(12 月)
◎東京市場休場
米ISM製造業景況指数(12 月)
ユーロ圏PMI製造業景況指数(12
月、確報値)
1/5
月
1/6
火
1/7
水
1/8
木
1/9
金
新車販売台数(12 月)
国庫短期証券入札(3 か月)
10 年利付国債入札
マネタリーベース(12 月)
米ISM非製造業景況指数(12 月)
米製造業受注(11 月)
米FOMC議事録(12/16・17 日開催
分)
米ADP雇用統計(12 月)
米貿易収支(11 月)
ユーロ圏消費者物価指数(12 月、速
報値)
ユーロ圏失業率(11 月)
国庫短期証券入札(3 か月)
10 年物価連動国債入札
東京都心オフィス空室率(10 月末)
日銀「生活意識に関するアンケート
調査」(第 60 回)の結果
米消費者信用残高(11 月)
ユーロ圏生産者物価指数(11 月)
ユーロ圏小売売上高(11 月)
ユーロ圏消費者信頼感指数(12 月、
確報値)
国庫短期証券入札(6 か月)
景気動向指数(11 月、速報値)
家計消費状況調査(11 月、速報値)
米雇用統計(12 月)
米卸売在庫(11 月)
(注) スケジュールの内容、日程が変更になる可能性があります。
(出所)各種報道を基に、しんきん投信作成
■来週の注目点
1.米雇用統計
1 月 9 日(金)午後 10 時 30 分発表
(前月比、万人)
60
非農業部門雇用者数は 11 月に前月比 32.1 万人増と 2012 年 1 月以来最大の増
40
加幅を記録した後、12 月も節目の 20 万人を超える増加が見込まれます。また、
20
失業率は 10 月および 11 月に 5.8%とリーマンショック前である 2008 年 7 月以
0
来の低水準で推移した後、12 月も 5.8%が予想されます。
総じて雇用の改善傾向が示される見込みで、これを受け米連邦準備制度理事会
(FRB)の早期利上げ観測が高まる可能性があります。ただ、利上げのタイミン
グやペースを見極める上では平均時給など幅広い項目を確認する必要があります。
米国の非農業部門雇用者数
-20
-40
-60
-80
-100
07
08
09
10
11
12
13
14
(年、月次)
(出所)米労働省、Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
Shinkin Asset Management Co., Ltd
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2014 年 12 月 26 日号
<本資料に関してご留意していただきたい事項>
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りません。
※投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異なり投資元本が保証されているものでは
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※特定ファンドの取得のお申込みに当たっては、販売会社より当該ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)をあらかじめ又は同時にお渡しいたしますので、必ず内容をご確認の上、ご自
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【お申込みに際しての留意事項】
 投資信託に係るリスクについて
投資信託は、株式や債券等の値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異
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また、投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご
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 投資信託に係る費用について
(お客様に直接ご負担いただく費用)
 ご購入時の費用・・・購入時手数料 上限 3.24%(税抜 3.0%)
 ご換金時の費用・・・信託財産留保額 上限 0.3%
(保有期間中に間接的にご負担いただく費用)
 運用管理費用(信託報酬)
・・・純資産総額に対して、上限年率 1.5984%(税抜年率 1.48%)
 その他の費用・・・監査費用、信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用、有価証券売買時の売買手数料等及び外貨建資産の保管等に要する費用は、
ファンドより実費として間接的にご負担いただきます。また、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。
投資信託に係る上記費用(手数料等)の合計額については、ご投資家の皆様がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。
《ご注意》
上記に記載しているリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、しんきんアセットマネジメント投信が運
用する全ての投資信託のうち、ご負担いただくそれぞれの費用における最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託によ
り異なりますので、ご投資される際には、事前に交付目論見書や契約締結前書面をよくお読みください。
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