2016 年 6 月 3 日号 来週の金融市場見通し しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号 Sh inkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 < 6/6 ~ 6/10 > 〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp ■来週の見通し 来週は 3 日の米雇用統計を受けた、6 日のイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の発言に注目が集まります。利上げに前向きな姿勢が示されると、6 月もしくは 7 月の米利上げを織り込みに行く可能性があります。 市場が織り込む利上げ確率は、 6 月は 20%程度ですが、 7 月までに利上げされる確率は 58%。 イエレン議長の発言でダメ押しとなる可能性もあります。ただ、翌週に日米の金融政策会合、23 日に英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票を控え、 徐々に様子見姿勢も強まりそうです。 ◆株価 : 底堅い ◆長期金利 : 低位で一進一退 ◆為替 : 米金融政策にらみ 【予想レンジ】 日経平均株価 【予想レンジ】 長期金利(新発 10 年債利回り) 【予想レンジ】 ドル円レート (来週)16,200~17,200 円 (6 月)15,500~18,000 円 (来週) -0.15~-0.05% (来週) 107.0~111.0 円 21,000 (円) 日経平均株価 20,000 予想レンジ 上限 19,000 18,000 17,000 16,000 15,000 下限 14,000 15/6 15/8 15/10 15/12 16/2 (年/月、日次) 16/4 16/6 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0.0 -0.1 -0.2 -0.3 (%) (6 月) -0.20~0.10% 新発10年債利回り 130 ドル円レート 125 予想レンジ 上限 120 予想レンジ 上限 115 110 105 15/6 15/8 15/10 15/12 16/2 下限 (年/月、日次) 16/4 16/6 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 (円/ドル) (6 月) 106.0~113.0 円 下限 100 15/6 15/8 15/10 15/12 16/2 (年/月、日次) 16/4 16/6 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 安倍首相は 6 月 1 日、消費増税の延期を正式に表明し 国内債は、米国の早期利上げ観測は重しも、良好な需 ドル円は、米国の早期利上げ観測から 111 円半ばまで ました。ただ、もうひとつ期待されていた経済対策につ 給を背景に底堅い動きが継続しています。10 年国債入 上昇。その後は、英国のEU離脱懸念から、逃避通貨と いては、「総合的かつ大胆な経済対策」を秋に講じる方 札も好調な結果となり、長期金利は一時マイナス される円買いが優勢になったことに加え、安倍首相が消 針を示したものの、詳細な説明はなく、市場の失望を誘 0.125%まで低下しました。もっとも、低下し過ぎへの 費増税延期を表明したことを受け、材料出尽くしとなっ った格好となってしまいました。もっとも、秋までは政 警戒も強まり、やや押し戻される動きに。6 月は国債が て円買い・ドル売りが強まり、108 円台まで下落する動 策期待が続くことになります。来週は、イエレン議長の 大量に償還される月でもあり、需要は堅調。日銀の追加 きになりました。来週は、イエレン議長の発言を受け、 発言を受けた米金融政策にらみ。ただ、日経平均株価の 緩和への期待も支え。ただ、イエレン議長が早期利上げ 米国の早期利上げ観測が広がると、ドル買い・円売りが 予想株価収益率(PER)は 14 倍前後と割安水準。政 を示唆すると米金利が上昇し、国内金利にも若干ながら 強まる可能性も。ただ、23 日の英国の国民投票までは 策期待も支えとなり、底堅い動きとなりそうです。 上昇圧力がかかる可能性もありそうです。 動きにくい相場が続きそうです。 ※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。 Shinkin Asset Management Co., Ltd 1 来週の金融市場見通し 2016 年 6 月 3 日号 ■来週の主な内外スケジュール 6/6 月 6/7 火 6/8 水 6/9 木 6/10 金 イエレン米連邦準備制度理事会(FR B)議長の講演(フィラデルフィア国際 問題評議会) 30 年利付国債入札 家計消費状況調査(4 月、速報値) 景気動向指数(4 月、速報値) 世界経済見通し(世界銀行) 米 3 年国債入札 米消費者信用残高(4 月) ユーロ圏GDP統計(16/1-3 月期、確 定値) 豪中銀・金融政策委員会 国庫短期証券入札(6 か月) 景気ウォッチャー調査(5 月) 貸出・預金動向(5 月) 企業倒産(5 月) 国際収支(4 月) 特定サービス産業動態統計(4 月、 速報値) GDP統計(16/1-3 月期、2 次速報) 米 10 年国債入札 中国貿易収支(5 月) 中曽日銀副総裁の挨拶(秋田県金 融経済懇談会) 国庫短期証券入札(3 か月) 5 年利付国債入札 マネーストック(5 月) 東京都心オフィス空室率(5 月末) 工作機械受注(5 月) 機械受注(4 月) 米 30 年国債入札 米卸売在庫(4 月) ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の 講演(ブリュッセル、経済フォーラム) 中国生産者物価、消費者物価(5 月) ◎中国休日(端午節、11 日まで) 企業物価指数(5 月) 第 3 次産業活動指数(4 月) 米ミシガン大消費者信頼感指数(6 月、速報値) 米月次財政収支(5 月) 6/12 日 中国小売売上高、鉱工業生産、固定 資産投資(5 月) (注) スケジュールの内容、日程が変更になる可能性があります。 (出所)各種報道を基に、しんきん投信作成 ■来週の注目点 機械受注(4 月) 6 月 9 日(木)午前 8 時 50 分発表 (億円) 機械受注 12,000 機械受注統計によると、設備投資の先行指標とされる「船舶・電力を除く民需」の 11,000 受注額は 3 月に 8,951 億円(前月比 5.5%増)となりました。ただ、これは造船業な 10,000 どの大型案件に押し上げられたものであるため、4 月はその反動もあり、同 5%前後の 9,000 減少が見込まれます。 8,000 大企業を中心とした昨年度までの好業績を背景に、設備投資は底堅く推移していま 7,000 す。ただ、特に製造業については、年明けからの円高や新興国経済の減速などを受け、 6,000 投資意欲が慎重化しつつある模様です。四半期ベースでは、1-3 月期に前期比 6.7%増 5,000 となった後、4-6 月期は同 4%前後の減少が予想されます。 ※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 (年、月次) (注)船舶・電力を除く民需、季節調整値 (出所)内閣府よりデータ取得し、しんきん投信作成 Shinkin Asset Management Co., Ltd 2 来週の金融市場見通し 2016 年 6 月 3 日号 <本資料に関してご留意していただきたい事項> ※本資料は、ご投資家の皆様に投資判断の参考となる情報の提供を目的として、しんきんアセットマネジメント投信株式会社が作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではあ りません。 ※本資料は、信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。また、いかなるデータも過去のものであり、将来の投資成 果を保証・示唆するものではありません。 ※本資料の内容は、当社の見解を示しているに過ぎず、将来の投資成果を保証・示唆するものではありません。記載内容は作成時点のものですので、予告なく変更する場合があります。 ※投資信託は、預金や保険契約とは異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の補償の対象ではありません。また、金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではあ りません。 ※投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異なり投資元本が保証されているものでは ありません。運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。 ※特定ファンドの取得のお申込みに当たっては、販売会社より当該ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)をあらかじめ又は同時にお渡しいたしますので、必ず内容をご確認の上、ご自 身でご判断ください。また、請求目論見書については、販売会社にご請求いただければ、当該販売会社を通じて交付いたします。 【お申込みに際しての留意事項】 投資信託に係るリスクについて 投資信託は、株式や債券等の値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異 なり投資元本が保証されているものではありません。運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。 また、投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご 投資に当たっては交付目論見書や契約締結前交付書面をよくご覧ください。 投資信託に係る費用について (お客様に直接ご負担いただく費用) ご購入時の費用・・・購入時手数料 上限 3.24%(税抜 3.0%) ご換金時の費用・・・信託財産留保額 上限 0.3% (保有期間中に間接的にご負担いただく費用) 運用管理費用(信託報酬) ・・・純資産総額に対して、上限年率 1.5984%(税抜年率 1.48%) その他の費用・・・監査費用、信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用、有価証券売買時の売買手数料等及び外貨建資産の保管等に要する費用は、 ファンドより実費として間接的にご負担いただきます。また、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。 投資信託に係る上記費用(手数料等)の合計額については、ご投資家の皆様がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。 《ご注意》 上記に記載しているリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、しんきんアセットマネジメント投信が運 用する全ての投資信託のうち、ご負担いただくそれぞれの費用における最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託によ り異なりますので、ご投資される際には、事前に交付目論見書や契約締結前書面をよくお読みください。 ※「日経平均株価」(日経平均)に関する著作権、知的所有権その他一切の権利は日本経済新聞社に帰属します。日本経済新聞社は日経平均株価を継続的に公表する義務を負うものではなく、 その誤謬、遅延又は中断に関して責任を負いません。 ※東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所の知的財産であり、この指数の算出、数値の公表、利用など株価指数に関するすべての権利は東京証券取引所が有しています。東京証券取引所は、 TOPIX の算出若しくは公表の方法の変更、TOPIX の算出若しくは公表の停止又は TOPIX 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