来週の金融市場見通し - しんきんアセットマネジメント投信

2015 年 2 月 20 日号
来週の金融市場見通し
しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号
Sh inkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
< 2/23 ~ 2/27 >
〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp
■来週の見通し
2 月 18 日に公表された 1 月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、利上げ開始に対する米連邦準備制度理事会(FRB)の慎重な姿勢が示さ
れました。早期利上げの米経済への弊害を懸念するとともに、市場の一番の関心である利上げ時期をめぐり金融市場の過度の反応を警戒している模様です。
24、25 日に予定されているイエレンFRB議長の議会証言で、利上げ時期に関して何らかの示唆があった場合には、金融市場は大きく動く可能性がありま
す。
◆株価 : 利益確定売りに注意
◆長期金利 : 国債入札で市場の落ち着きを確認
◆為替 : 海外睨み
【予想レンジ】 日経平均株価
【予想レンジ】 長期金利(新発 10 年債利回り)
【予想レンジ】 ドル円レート
(来週)17,500~18,500 円 (2 月)16,000~18,500 円
(来週) 0.35~0.40%
(来週) 117.0~120.0 円
20,000
(円)
日経平均株価
19,000
予想レンジ
上限
18,000
新発10年債利回り
(%)
0.8
(2 月) 0.15~0.40%
0.7
0.6
予想レンジ
上限
0.5
17,000
130
0.4
16,000
下限
15,000
14,000
14/2
14/4
14/6
(年/月、日次)
14/8 14/10 14/12 15/2
ドル円レート
予想レンジ
上限
125
120
115
0.3
110
0.2
0.1
13,000
(円/ドル)
(2 月) 112.0~122.0 円
下限
0.0
14/2
14/4
14/6
(年/月、日次)
14/8 14/10 14/12 15/2
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
下限
105
100
14/2
14/4
14/6
(年/月、日次)
14/8 14/10 14/12 15/2
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
日経平均株価はギリシャ情勢への楽観や国内景気の回
17 日の 20 年国債入札が順調な結果となったことが好
ギリシャ情勢への楽観や米金利の上昇を受け、こう着
復期待などを背景に、2007 年 7 月に付けた高値を上回
感され、一時 0.45%まで上昇した長期金利は、0.3%
状態のあったドル円は一旦上抜けしました。ただ、18
りました。海外投資家による日本株の見直し買いや公的
後半まで戻ってきています。24 日の 40 年国債入札、
日に公表されたFOMC議事録で、利上げに慎重な姿勢
年金の買いが入っているとの声も聞かれ、需給面でもし
26 日の 2 年国債入札が無難な結果となれば、安心感が
が示されたことを受け早期の利上げ観測が後退すると
っかりの状況。もっとも、騰落レシオは過熱とされる
広がりそうです。ただ、米長期金利は年内の利上げ開始
ともに、ドル高への懸念も示されたことから、ドル高・
120%を大きく上回ってきていることから高値への警
を意識して 2.1%台まで上昇しており、日本の長期金利
円安が一服した形になりました。イエレンFRB議長の
戒感もくすぶります。円安の動きも鈍ってきており、上
の一段の低下を抑制する可能性があります。イエレンF
議会証言で、利上げ観測が高まれば、ドル高の動きも強
値は徐々に重くなりそうです。
RB議長の議会証言次第では、米金利が大きく動く可能
まりそうです。他方、ギリシャの金融支援、財政問題で
性があり注意が必要です。
同国と欧州で合意に至るかも確認する必要があります。
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
Shinkin Asset Management Co., Ltd
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来週の金融市場見通し
2015 年 2 月 20 日号
■来週の主な内外スケジュール
2/23
月
2/24
火
2/25
水
2/26
木
2/27
金
日銀金融政策決定会合議事要旨
(1/20・21 日開催分)
全国スーパー売上高(1 月)
米中古住宅販売件数(1 月)
独Ifo 指数(2 月)
40 年利付国債入札
企業向けサービス価格指数(1 月)
米 2 年国債入札
イエレン米連邦準備制度理事会(FR
B)議長の証言(上院銀行委員会)
米消費者信頼感指数(2 月)
米リッチモンド連銀製造業指数(2 月)
米S&Pケース・シラー住宅価格指数
(12 月)
ユーロ圏消費者物価指数(1 月、改
定値)
米 2 年変動利付国債入札
米 5 年国債入札
イエレン米連邦準備制度理事会(FR
B)議長の証言(下院金融委員会)
米新築住宅販売件数(1 月)
ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の
議会証言(ブリュッセル)
中国 HSBC 製造業PMI(2 月、速報
値)
国庫短期証券入札(3 か月)
2 年利付国債入札
石田日銀審議委員の挨拶(神奈川
県金融経済懇談会)
製造業部門別投入・産出物価指数
(1 月)
米 7 年国債入札
米消費者物価指数(1 月)
米耐久財新規受注(1 月)
米FHFA住宅価格指数(12 月)
ユーロ圏消費者信頼感指数(2 月、
確報値)
ユーロ圏マネーサプライ(1 月)
消費者物価指数(1 月全国、2 月東京
都区部)
完全失業率、有効求人倍率(1 月)
家計調査(1 月)
鉱工業生産指数(1 月、速報値)
商業販売統計(1 月、速報値)
住宅着工件数(1 月)
米ミシガン大消費者信頼感指数(2
月、確報値)
米シカゴ購買部協会景気指数(2 月)
米中古住宅販売成約指数(1 月)
米 GDP 統計(14/10-12 月期、改定
値)
3/1
日
中国製造業購買担当者景気指数(P
MI)(2 月)
(注) スケジュールの内容、日程が変更になる可能性があります。
(出所)各種報道を基に、しんきん投信作成
■来週の注目点
1 月 全国消費者物価指数
2 月 27 日(金)午前 8 時 30 分発表
消費者物価指数
(前年比、%)
4
日本の消費者物価指数(生鮮食品を除く)は昨年 12 月に前年比プラス 2.5%と
3
なった後、今年 1 月は同プラス 2.2%程度へ伸びが鈍化するものと見込まれます。
2
また、消費税増税による押し上げ分を除くと、1 月は同プラス 0.2%程度の物価上
1
昇率にとどまる見込みです。
0
昨年夏以降の原油価格急落が幅広い物・サービスの価格を抑えつつある中、今
-1
年半ばまでは物価上昇率が顕著に高まる可能性は低いでしょう。そのため「増税分
-2
を除き 2%」との日銀のインフレ目標を達成するのは極めて困難な情勢です。ただ
-3
日銀は、原油安の物価への影響は一時的、との立場を示していることから、当面は
様子見姿勢を維持する公算です。
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
税抜き
07
08
09
10
11
12
13
14
(年、月次)
(注)生鮮食品を除く
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
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来週の金融市場見通し
2015 年 2 月 20 日号
<本資料に関してご留意していただきたい事項>
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(お客様に直接ご負担いただく費用)
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(保有期間中に間接的にご負担いただく費用)
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・・・純資産総額に対して、上限年率 1.5984%(税抜年率 1.48%)
 その他の費用・・・監査費用、信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用、有価証券売買時の売買手数料等及び外貨建資産の保管等に要する費用は、
ファンドより実費として間接的にご負担いただきます。また、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。
投資信託に係る上記費用(手数料等)の合計額については、ご投資家の皆様がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。
《ご注意》
上記に記載しているリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、しんきんアセットマネジメント投信が運
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