2015 年 3 月 20 日号 来週の金融市場見通し しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号 Sh inkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 < 3/23 ~ 3/27 > 〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp ■来週の見通し 米連邦準備制度理事会(FRB)は 3 月 17-18 日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、金融政策の指針であるフォワードガイダンスから、 「忍耐強 く(patient)」の文言を削除し、利上げに向け一歩踏み出しました。一方で、政策金利の見通しを大きく引き下げたことから、早期利上げ観測が後退し、金 融市場が不安定な動きになることは避けられました。注目のFOMCが終了し、しばらくは経済指標や企業業績などを確認しながら、方向感を探ることにな りそうです。 ◆株価 : 高値圏での神経質な展開 ◆長期金利 : 0.3%台でのもみ合い ◆為替 : 一進一退 【予想レンジ】 日経平均株価 【予想レンジ】 長期金利(新発 10 年債利回り) 【予想レンジ】 ドル円レート (来週)18,700~19,500 円 (3 月)17,000~19,500 円 (来週) 0.29~0.36% (来週) 119.0~122.0 円 21,000 (円) 日経平均株価 20,000 予想レンジ 上限 0.7 19,000 0.6 18,000 0.5 17,000 新発10年債利回り (%) 0.8 (3 月) 0.20~0.50% 130 予想レンジ 上限 0.4 16,000 下限 0.2 14,000 0.1 13,000 14/3 14/5 14/7 (年/月、日次) 14/9 14/11 15/1 15/3 ドル円レート 予想レンジ 上限 125 120 115 0.3 15,000 (円/ドル) (3 月) 112.0~122.0 円 110 下限 0.0 14/3 14/5 14/7 (年/月、日次) 14/9 14/11 15/1 15/3 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 下限 105 100 14/3 14/5 14/7 (年/月、日次) 14/9 14/11 15/1 15/3 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 国内景気や企業業績の回復期待や良好な需給を背景 20 年国債入札が強めの結果だったことから買い安心 米FOMCを受け、早期の利上げ観測が後退したこと に、堅調な地合いが継続しています。日銀や公的年金の 感が広がり、長期金利は 0.4%前半から 0.3%前半に低 や、イエレンFRB議長がドル高に懸念を示したことか 買いも下支えし、崩れにくい展開となっています。欧州 下しました。FOMCを受け、早期の利上げ観測が後退 ら、ひとまずドル高一服となりそうです。もっとも、後 中央銀行(ECB)が国債買入れを開始し、緩和マネー し、米金利が低下したことも、国内金利の押し下げ材料 ずれしているとはいえ、年内の米利上げ開始が見込まれ が内外の株式市場に流入するとの期待も支えになって です。3 月は国債の大量償還月であり需給面からも買い ることから、緩やかながらも円安・ドル高の進行が見込 います。もっとも、ドル高・円安が一服していることや 支えが期待できます。もっとも、日銀の追加緩和観測は まれます。また、ECBが国債買入れを開始したことを 15 年ぶりの高値にあることから、一段の上昇には警戒 高まっておらず、一段の金利低下には材料不足。長期金 受け、ユーロ売り・ドル買いから、対円でもドル買いが 感も強まりそうです。スピード調整が入る可能性もある 利が 0.3%を割れると、警戒感が広がることから、0.3% 優勢になることも考えられます。FOMCが終了し材料 ことから、高値圏での神経質な展開となりそうです。 台でのもみ合いとなりそうです。 に欠ける中、一進一退の動きとなりそうです。 ※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。 Shinkin Asset Management Co., Ltd 1 来週の金融市場見通し 2015 年 3 月 20 日号 ■来週の主な内外スケジュール 3/23 月 3/24 火 3/25 水 3/26 木 3/27 金 月例経済報告(3 月) 全国スーパー売上高(2 月) 米中古住宅販売件数(2 月) ユーロ圏消費者信頼感指数(3 月、 速報値) 流動性供給入札 米 2 年国債入札 米リッチモンド連銀製造業指数(3 月) 米消費者物価指数(2 月) 米新築住宅販売件数(2 月) 米FHFA住宅価格指数(1 月) ユーロ圏PMI製造業景気指数(3 月、 速報値) 中国 HSBC 製造業PMI(3 月、速報 値) 企業向けサービス価格指数(2 月) 米 2 年変動利付国債入札 米 5 年国債入札 米耐久財新規受注(2 月) 独Ifo 指数(3 月) 国庫短期証券入札(3 か月) 2 年利付国債入札 米 7 年国債入札 ユーロ圏マネーサプライ(2 月) 消費者物価指数(2 月全国、3 月東京 都区部) 完全失業率、有効求人倍率(2 月) 家計調査(2 月) 商業販売統計(2 月、速報値) 製造業部門別投入・産出物価指数 (2 月) 米ミシガン大消費者信頼感指数(3 月、確報値) 米 GDP 統計(14/10-12 月期、確定 値) (注) スケジュールの内容、日程が変更になる可能性があります。 (出所)各種報道を基に、しんきん投信作成 ■来週の注目点 家計調査(2 月) 3 月 27 日(金)8 時 30 分発表 日本の実質消費支出 (前年比、%) 日本の家計調査では、一世帯あたりの実質消費支出が 1 月に前年比 5.1%減となり、 消費税率が引き上げられた昨年 4 月以降、10 か月連続で減少しました。 。増税の影響が長引 また、1 月は前月比でも減少しました(季節調整値で 0.3%減) いているほか、食品の値上がりなどが家計を圧迫している模様です。 2 月の実質消費支出については、前年比の減少幅は縮小する見通しです。ただし、 10 8 6 4 2 0 -2 -4 -6 これは昨年同月に大雪の影響などで消費が低迷したこと(前年比 2.5%減)による面が -8 大きいとみられます。そのため消費の基調を判断する上では、前月比で明確な増加に -10 転じるかどうかが注目されます。 ※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。 07 08 09 10 11 12 13 14 15 (年、月次) (注)二人以上の世帯、一世帯あたり (出所)総務省よりデータ取得し、しんきん投信作成 Shinkin Asset Management Co., Ltd 2 来週の金融市場見通し 2015 年 3 月 20 日号 <本資料に関してご留意していただきたい事項> ※本資料は、ご投資家の皆様に投資判断の参考となる情報の提供を目的として、しんきんアセットマネジメント投信株式会社が作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではあ りません。 ※本資料は、信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。また、いかなるデータも過去のものであり、将来の投資成 果を保証・示唆するものではありません。 ※本資料の内容は、当社の見解を示しているに過ぎず、将来の投資成果を保証・示唆するものではありません。記載内容は作成時点のものですので、予告なく変更する場合があります。 ※投資信託は、預金や保険契約とは異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の補償の対象ではありません。また、金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではあ りません。 ※投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異なり投資元本が保証されているものでは ありません。運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。 ※特定ファンドの取得のお申込みに当たっては、販売会社より当該ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)をあらかじめ又は同時にお渡しいたしますので、必ず内容をご確認の上、ご自 身でご判断ください。また、請求目論見書については、販売会社にご請求いただければ、当該販売会社を通じて交付いたします。 【お申込みに際しての留意事項】 投資信託に係るリスクについて 投資信託は、株式や債券等の値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異 なり投資元本が保証されているものではありません。運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。 また、投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご 投資に当たっては交付目論見書や契約締結前交付書面をよくご覧ください。 投資信託に係る費用について (お客様に直接ご負担いただく費用) ご購入時の費用・・・購入時手数料 上限 3.24%(税抜 3.0%) ご換金時の費用・・・信託財産留保額 上限 0.3% (保有期間中に間接的にご負担いただく費用) 運用管理費用(信託報酬) ・・・純資産総額に対して、上限年率 1.5984%(税抜年率 1.48%) その他の費用・・・監査費用、信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用、有価証券売買時の売買手数料等及び外貨建資産の保管等に要する費用は、 ファンドより実費として間接的にご負担いただきます。また、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。 投資信託に係る上記費用(手数料等)の合計額については、ご投資家の皆様がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。 《ご注意》 上記に記載しているリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、しんきんアセットマネジメント投信が運 用する全ての投資信託のうち、ご負担いただくそれぞれの費用における最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託によ り異なりますので、ご投資される際には、事前に交付目論見書や契約締結前書面をよくお読みください。 ※「日経平均株価」(日経平均)に関する著作権、知的所有権その他一切の権利は日本経済新聞社に帰属します。日本経済新聞社は日経平均株価を継続的に公表する義務を負うものではなく、 その誤謬、遅延又は中断に関して責任を負いません。 ※東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所の知的財産であり、この指数の算出、数値の公表、利用など株価指数に関するすべての権利は東京証券取引所が有しています。東京証券取引所は、 TOPIX の算出若しくは公表の方法の変更、TOPIX の算出若しくは公表の停止又は TOPIX の商標の変更若しくは使用の停止を行う権利を有しています。 ※東証 REIT 指数は、東京証券取引所の知的財産であり、この指数の算出、数値の公表、利用など、東証 REIT 指数に関するすべての権利は、東京証券取引所が有しています。 Shinkin Asset Management Co., Ltd 3
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