2016 年 1 月 15 日号 来週の金融市場見通し しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号 Sh inkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 < 1/18 ~ 1/22 > 〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp ■来週の見通し 年明け以降の国内株は、1 月 13 日こそ大きく上昇したものの、翌 14 日には一時日経平均株価が 1 万 7,000 円を割れるなど、不安定な動きが続いていま す。恐怖指数とも呼ばれる日経平均ボラティリティ・インデックスは、昨年末には 19 ポイント前半まで低下したものの、足元では 33 ポイントまで上昇し てきています。来週は 19 日に、中国の 10-12 月期の実質国内総生産(GDP) 、12 月の鉱工業生産、小売売上高が発表されます。中国や原油価格などを 睨みながら、内外金融市場の落ち着きを確認していくことになります。 ◆株価 : 引き続き底打ちを探る ◆長期金利 : 0.2%前半のレンジ ◆為替 : 一進一退 【予想レンジ】 日経平均株価 【予想レンジ】 長期金利(新発 10 年債利回り) 【予想レンジ】 ドル円レート ※レンジについては、現在見直し中につき表記しておりません。 (来週) 0.20~0.25% (来週) 118.0~119.0 円 23,000 22,000 21,000 20,000 19,000 18,000 17,000 16,000 15,000 14,000 (円) 日経平均株価 新発10年債利回り (%) 0.8 (1 月) 0.20~0.40% 135 0.7 予想レンジ 上限 0.5 0.4 下限 0.1 15/7 (年/月、日次) 15/9 15/11 16/1 125 120 下限 110 0.2 15/5 予想レンジ 上限 115 0.3 15/3 ドル円レート 130 0.6 15/1 (円/ドル) (1 月) 118.0~127.0 円 0.0 15/1 15/3 15/5 15/7 (年/月、日次) 15/9 15/11 16/1 105 100 15/1 15/3 15/5 15/7 (年/月、日次) 15/9 15/11 16/1 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 中国不安などを背景に、日経平均株価は 3 か月半ぶり 中国景気の先行き不安に加え、原油安を受けた世界経 リスク回避から、逃避通貨とされる円を買う動きが強 に一時 1 万 7,000 円を割り込みました。投資家心理が 済の減速懸念を背景に、投資家のリスク回避姿勢が強ま まり、ドル円は一時 116 円 70 銭まで下落しました。そ 冷え込んでいることに加え、ドル円が軟調な動きになっ り、安全資産とされる国債を買う動きが強まっていま の後は人民元の下げ止まりなどを受け、やや持ち直しの ていることも買いの手を鈍らせている模様です。もっと す。14 日には長期金利は一時 0.19%と、これまでの過 動きに。米国では利上げが開始されていますが、米金融 も、日経平均株価の予想株価収益率(PER)は 14 倍 去最低の 0.195%を下回りました。もっとも、低下し 当局者から利上げのペースについて慎重な声が出てき 前半、騰落レシオも売られ過ぎの 59.71%と、いつ押 過ぎへの警戒から、0.19%を付けた後は 0.2%台に押 ています。また、米国債利回りが利上げ開始前の水準に し目買いが入ってもおかしくない水準です。中国の経済 し戻される動きに。日銀の巨額の国債買入れを背景に良 戻っていることも、日米金利差からのドル高・円安圧力 指標、また人民元、中国株、ドル円などの動きを睨みな 好な需給が継続する中、逃避需要が加わり長期金利は上 を弱めそうです。もっとも、原油価格や中国株などが落 がら引き続き底打ちを探ることになりそうです。 昇しにくい環境で、低位での動きが続きそうです。 ち着いてくれば、円安地合いになる可能性があります。 ※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 Shinkin Asset Management Co., Ltd 1 来週の金融市場見通し 2016 年 1 月 15 日号 ■来週の主な内外スケジュール 1/18 月 1/19 火 1/20 水 1/21 木 1/22 金 国庫短期証券入札(1 年) 日銀全国支店長会議 日銀・地域経済報告(1 月) 全国百貨店売上高(12 月) 鉱 工 業 生 産 指 数 ・ 稼 働 率 指 数 ( 11 月、確報値) 第 3 次産業活動指数(11 月) ◎米休日(キング牧師誕生日) 5 年利付国債入札 首都圏・近畿圏マンション契約率(12 月) 訪日外国人客数(12 月) 米NAHB住宅市場指数(1 月) 国際通貨基金(IMF)世界経済見通し (WEO)公表 独ZEW指数(1 月) ユーロ圏経常収支(11 月) 中国GDP統計(15/10-12 月期) 中国小売売上高、鉱工業生産、固定 資産投資(12 月) 月例経済報告(1 月) ロイター短観調査(1 月) QUICK短観調査(1 月) 公社債投資家別売買高(12 月) コンビニエンスストア売上高(12 月) 日本製半導体製造装置BBレシオ (12 月) 米住宅着工・許可件数(12 月) 米消費者物価指数(12 月) 国庫短期証券入札(3 か月) 20 年利付国債入札 全国スーパー売上高(12 月) 特定サービス産業動態統計(11 月、 確報値) 全産業活動指数(11 月) 米 10 年TIPS国債入札 米フィラデルフィア連銀景況指数(1 月) 欧州中央銀行(ECB)理事会 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁会見 ユーロ圏消費者信頼感指数(1 月、 速報値) ユーロ圏消費者物価指数(12 月、改 定値) 日経日本製造業 PMI(1 月、速報値) 電力需要実績(12 月) 毎月勤労統計(11 月、確報値) 米中古住宅販売件数(12 月) 米景気先行指数(12 月) ユーロ圏製造業PMI(1 月、速報値) (注) スケジュールの内容、日程が変更になる可能性があります。 (出所)各種報道を基に、しんきん投信作成 ■来週の注目点 中国GDP統計(15/10-12 月期) 1 月 19 日(火)午前 11 時発表 中国の実質GDP成長率 (前年比、%) 中国の実質国内総生産(GDP)は昨年 7-9 月期に前年比 6.9%増となった後、 10-12 月期も同 7%前後と、政府目標に沿った伸びが見込まれます。 中国では、製造業の景況感については依然として低迷しているものの、所得や 消費は底堅い伸びを示しており、これを背景にサービス業は堅調とみられます。 14 13 12 11 10 9 8 7 今回発表されるGDPでも、 「投資から消費へ」「製造業からサービス業へ」と いう、中国経済をけん引する部門の変化傾向が確認される見通しです。 また、同日発表の 12 月の小売売上高や鉱工業生産、固定資産投資についても 注目され、総じて緩やかな回復が示されるものと見込まれます。 ※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。 6 5 4 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 (年、四半期) (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 Shinkin Asset Management Co., Ltd 2 来週の金融市場見通し 2016 年 1 月 15 日号 <本資料に関してご留意していただきたい事項> ※本資料は、ご投資家の皆様に投資判断の参考となる情報の提供を目的として、しんきんアセットマネジメント投信株式会社が作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではあ りません。 ※本資料は、信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。また、いかなるデータも過去のものであり、将来の投資成 果を保証・示唆するものではありません。 ※本資料の内容は、当社の見解を示しているに過ぎず、将来の投資成果を保証・示唆するものではありません。記載内容は作成時点のものですので、予告なく変更する場合があります。 ※投資信託は、預金や保険契約とは異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の補償の対象ではありません。また、金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではあ りません。 ※投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異なり投資元本が保証されているものでは ありません。運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。 ※特定ファンドの取得のお申込みに当たっては、販売会社より当該ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)をあらかじめ又は同時にお渡しいたしますので、必ず内容をご確認の上、ご自 身でご判断ください。また、請求目論見書については、販売会社にご請求いただければ、当該販売会社を通じて交付いたします。 【お申込みに際しての留意事項】 投資信託に係るリスクについて 投資信託は、株式や債券等の値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異 なり投資元本が保証されているものではありません。運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。 また、投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご 投資に当たっては交付目論見書や契約締結前交付書面をよくご覧ください。 投資信託に係る費用について (お客様に直接ご負担いただく費用) ご購入時の費用・・・購入時手数料 上限 3.24%(税抜 3.0%) ご換金時の費用・・・信託財産留保額 上限 0.3% (保有期間中に間接的にご負担いただく費用) 運用管理費用(信託報酬) ・・・純資産総額に対して、上限年率 1.5984%(税抜年率 1.48%) その他の費用・・・監査費用、信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用、有価証券売買時の売買手数料等及び外貨建資産の保管等に要する費用は、 ファンドより実費として間接的にご負担いただきます。また、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。 投資信託に係る上記費用(手数料等)の合計額については、ご投資家の皆様がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。 《ご注意》 上記に記載しているリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、しんきんアセットマネジメント投信が運 用する全ての投資信託のうち、ご負担いただくそれぞれの費用における最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託によ り異なりますので、ご投資される際には、事前に交付目論見書や契約締結前書面をよくお読みください。 ※「日経平均株価」(日経平均)に関する著作権、知的所有権その他一切の権利は日本経済新聞社に帰属します。日本経済新聞社は日経平均株価を継続的に公表する義務を負うものではなく、 その誤謬、遅延又は中断に関して責任を負いません。 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