来週の金融市場見通し - しんきんアセットマネジメント投信

2015 年 6 月 19 日号
来週の金融市場見通し
しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号
Sh inkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
< 6/22 ~ 6/26 >
〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp
■来週の見通し
米連邦公開市場委員会(FOMC)
、ユーロ圏財務相会合、日銀金融政策決定会合と注目のイベントが終了しました。日銀金融政策決定会合は波乱なく終
了。FOMCでは、今年 9 月もしくは 12 月の米利上げ開始が示唆されました。内外の金融市場は冷静に受け止めた格好で、今後、米利上げ開始時期をめぐ
って相場が乱高下する場面は減りそうです。ユーロ圏財務相会合ではギリシャ支援協議で合意に至らず、来週 22 日にユーロ圏の緊急首脳会議が開かれる予
定。ギリシャの国際通貨基金(IMF)への約 15 億ユーロの支払期限は今月 30 日。引き続き、波乱材料となりそうです。
◆株価 : ギリシャ情勢を警戒
◆長期金利 : 低下余地を探る
◆為替 : 方向感を探る
【予想レンジ】 日経平均株価
【予想レンジ】 長期金利(新発 10 年債利回り)
【予想レンジ】 ドル円レート
(来週)19,700~20,600 円 (6 月)18,500~21,000 円
(来週) 0.38~0.46%
(来週) 122.0~124.0 円
22,000
21,000
20,000
19,000
18,000
17,000
16,000
15,000
14,000
13,000
(円)
日経平均株価
予想レンジ
上限
(%)
0.8
(6 月) 0.20~0.50%
新発10年債利回り
0.7
135
予想レンジ
上限
0.6
0.5
下限
予想レンジ
上限
125
下限
110
下限
0.1
(年/月、日次)
15/4 15/6
130
115
0.2
14/8 14/10 14/12 15/2
ドル円レート
120
0.4
0.3
14/6
(円/ドル)
(6 月) 118.0~128.0 円
0.0
14/6
14/8 14/10 14/12 15/2
(年/月、日次)
15/4 15/6
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
105
100
14/6
14/8 14/10 14/12 15/2
(年/月、日次)
15/4 15/6
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
日経平均株価は一時 2 万円割れも、すぐに 2 万円台に
株価が軟調な動きになったことに加え、40 年国債入札
米FOMCでは年内の利上げ開始が示唆されました
戻すなど、底堅い動きが続いています。米FOMCでは、
が良好な結果で需給不安が後退したことを背景に、長期
が、利上げのペースは緩やかになるとの観測から、ドル
年内の利上げ開始が示唆されましたが、利上げのペース
金利は 0.4%前半に低下しています。米FOMCで波乱
高圧力がやや弱まっています。先日、円安をけん制する
が緩やかなものにとどまり、低金利政策が長引くとの見
がなかったことも買い安心感に。もっとも、米国では年
発言をした黒田日銀総裁は記者会見で「ファンダメンタ
方から、内外の株式市場にやや安心感が広がっていま
内の利上げ開始の蓋然性が高まっており、米金利が下が
ルズを反映して安定的に推移することが望ましい」と述
す。もっとも、ドル円は一進一退の動きが続いており、
りにくくなっていることは、国内金利の低下を抑えそう
べ、為替を動かす材料にならず。円安・ドル高地合いも、
方向感は出にくそうです。ギリシャ支援で進展がみられ
です。0.4%割れの水準では、低下への警戒感が強まる
日銀の追加緩和観測も後退していることから、動きは鈍
ると、上値を追う動きが強まりそうです。
可能性もあります。ただ、ギリシャ情勢緊迫化なら、逃
そうです。ギリシャ情勢緊迫化なら、ユーロ売り・ドル
避需要から国内金利も低下する可能性があります。
買いから、対円でもドル買いが優勢になる可能性も。
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
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来週の金融市場見通し
2015 年 6 月 19 日号
■来週の主な内外スケジュール
6/22
月
6/23
火
6/24
水
6/25
木
6/26
金
日銀金融経済月報(6 月)
公社債投資家別売買高(5 月)
全国スーパー売上高(5 月)
コンビニエンスストア売上高(5 月)
米中古住宅販売件数(5 月)
ユーロ圏緊急首脳会議(ブリュッセル)
ユーロ圏消費者信頼感指数(6 月、
速報値)
◎中国休日(端午節)
流動性供給入札
米 2 年国債入札
米リッチモンド連銀製造業指数(6 月)
米耐久財新規受注(5 月)
米新築住宅販売件数(5 月)
米FHFA住宅価格指数(4 月)
ユーロ圏PMI製造業景気指数(6 月、
速報値)
中国 HSBC 製造業PMI(6 月、速報
値)
日銀金融政策決定会合議事要旨
(5/21・22 日開催分)
企業向けサービス価格指数(5 月)
米 2 年変動利付国債入札
米 5 年国債入札
米 GDP 統計(15/1-3 月期、確定値)
独Ifo 指数(6 月)
国庫短期証券入札(3 か月)
2 年利付国債入札
米 7 年国債入札
米個人所得・個人支出(5 月)
欧州連合(EU)首脳会議(ブリュッセル、
26 日まで)
消費者物価指数(5 月全国、6 月東京
都区部)
家計調査(5 月)
完全失業率、有効求人倍率(5 月)
製造業部門別投入・産出物価指数
(5 月)
民間企業資本ストック(15/1-3 月期)
米ミシガン大消費者信頼感指数(6
月、確報値)
ユーロ圏マネーサプライ(5 月)
(注) スケジュールの内容、日程が変更になる可能性があります。
(出所)各種報道を基に、しんきん投信作成
■来週の注目点
家計調査(5 月)
6 月 26 日(金)午前 8 時 30 分発表
家計調査によれば、実質消費支出は 4 月に前月比 5.5%減となりました。さら
10
に、消費税率引き上げ直後の昨年 4 月と比べても 1.3%減と、大方の予想に反し
5
13 か月連続のマイナスとなりました。
0
5 月については、昨年 5 月は 4 月以上の落ち込みを記録した月であること(前
年比 8.0%減)
、今年のゴールデンウィークは日程や天候に比較的恵まれたこと、
などから、前年比でプラスに転じる見込みです。とはいえ、実質賃金の伸びは依然
として鈍いこと(4 月も前年比 0.1%減へ下方修正)などに鑑みれば、当分の間、
個人消費の回復は緩やかなものにとどまるとみられます。
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
実質消費支出
(前年比、%)
-5
-10
-15
07
08
09
10
11
12
13
14
15
(年、月次)
(注)家計調査に基づく1世帯あたり消費支出(物価変動の影響を調整した実質値)
(出所)総務省よりデータ取得し、しんきん投信作成
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来週の金融市場見通し
2015 年 6 月 19 日号
<本資料に関してご留意していただきたい事項>
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(保有期間中に間接的にご負担いただく費用)
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 その他の費用・・・監査費用、信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用、有価証券売買時の売買手数料等及び外貨建資産の保管等に要する費用は、
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《ご注意》
上記に記載しているリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、しんきんアセットマネジメント投信が運
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