来週の金融市場見通し - しんきんアセットマネジメント投信

2016 年 2 月 26 日号
来週の金融市場見通し
しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号
Sh inkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
< 2/29 ~ 3/4 >
〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp
■来週の見通し
来週は、国内では 29 日に鉱工業生産指数、1 日に 10-12 月期の法人企業統計調査、米国では 1 日に米ISM製造業景況指数、2 日に米地区連銀経済報
告(ベージュブック)
、3 日に米ISM非製造業景況指数、4 日に米雇用統計、中国では 1 日に製造業購買担当者指数(PMI)など、重要な指標の発表が
予定されています。2 月上旬は、米ISM製造業景況指数が 4 か月連続で、米ISM非製造業景況指数が 3 か月連続で縮小したことを受け、米経済の先行
き不透明感が広がりました。5 日に中国全人代開幕も控え、気の抜けない相場となりそうです。
◆株価 : 戻りを探る
◆長期金利 : 低下一服
◆為替 : 一進一退
【予想レンジ】 日経平均株価
【予想レンジ】 長期金利(新発 10 年債利回り)
【予想レンジ】 ドル円レート
(来週)15,700~16,700 円 (3 月)14,500~17,500 円
(来週) -0.10~0.00%
(来週) 112.0~114.0 円
21,000
(円)
日経平均株価
0.6
20,000
(3 月) -0.10~0.20%
新発10年債利回り
(%)
130
0.5
19,000
予想レンジ
上限
18,000
0.2
0.1
15,000
0.0
14,000
-0.1
下限
13,000
15/3
15/5
15/7
(年/月、日次)
15/9 15/11 16/1 16/3
予想レンジ
上限
0.3
16,000
ドル円レート
125
0.4
17,000
(円/ドル)
(3 月) 108.0~116.0 円
予想レンジ
上限
120
115
110
-0.2
15/3
15/5
15/7
下限
(年/月、日次)
15/9 15/11 16/1 16/3
105
15/3
15/5
15/7
下限
(年/月、日次)
15/9 15/11 16/1 16/3
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
投資家の不安心理を示す恐怖指数ともいわれるVI
マイナス金利政策を背景に、長期金利は一時マイナス
ドル円は下落も 111 円強でとどまり、底割れを回避
X指数は 20 ポイントを下回ってきており、リスク回避
0.075%と過去最低を更新しました。その影響はさらに
したことに加え、投資家のリスク回避姿勢がやや後退
姿勢がやや後退してきています。ドル円が下落したも
年限の長い債券に波及しており、40 年国債の利回りも
してきていること、また米国の利上げについても、年
のの、111 円割れが回避されたことも安心材料です。
1%を下回りました。1月の全国消費者物価指数(生鮮食
内利上げの観測がやや強まったことなどから、ドル
G20 財務相・中央銀行総裁会議で、金融市場の混乱へ
品を除くコアCPI)は前年同月比で横ばいと、低イン
安・円高が一服した格好となっています。もっとも、
の配慮や景気刺激策への支援などが示されると、さら
フレが継続する中、金利は上昇しにくい状況です。とは
まだ 112 円~113 円程度と低い水準。米国や中国景気
に安心感が広がる可能性もあります。とはいえ、来週
いえ、長期金利の水準は、日本銀行当座預金の一部に適
の先行き不安が後退すると、円を買う動きが一段と弱
は内外で重要指標の発表が目白押し。これらの指標を
用される金利のマイナス 0.1%まであとわずか。低下し
まる可能性も。ただ、週末に米雇用統計の発表を控え
確認しながら、戻りを探ることになりそうです。
過ぎへの警戒感も広がりそうです。
ることから、方向感は出にくそうです。
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
Shinkin Asset Management Co., Ltd
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来週の金融市場見通し
2016 年 2 月 26 日号
■来週の主な内外スケジュール
2/29
月
3/1
火
3/2
水
3/3
木
3/4
金
鉱工業生産指数(1 月、速報値)
商業販売統計(1 月、速報値)
住宅着工件数(1 月)
米シカゴ購買部協会景気指数(2 月)
米中古住宅販売成約指数(1 月)
ユーロ圏消費者物価指数(2 月、速
報値)
10 年利付国債入札
新車販売台数(2 月)
日経日本製造業 PMI(2 月、改定値)
完全失業率、有効求人倍率(1 月)
家計調査(1 月)
法人企業統計調査(15/10-12 月期)
米大統領選挙の予備選 「スーパー
チューズデー」
米ISM製造業景況指数(2 月)
ユーロ圏製造業PMI(2 月、改定値)
ユーロ圏失業率(1 月)
中国財新製造業PMI(2 月)
中国製造業PMI(2 月)
豪中銀・金融政策委員会
マネタリーベース(2 月)
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
米ADP雇用統計(2 月)
ユーロ圏生産者物価指数(1 月)
国庫短期証券入札(3 か月)
流動性供給入札
中曽日銀副総裁の挨拶(沖縄県金
融経済懇談会)
米ISM非製造業景況指数(2 月)
米製造業受注(1 月)
ユーロ圏小売売上高(1 月)
毎月勤労統計(1 月、速報値)
家計消費状況調査(1 月、速報値)
米雇用統計(2 月)
米貿易収支(1 月)
3/5
土
中国全国人民代表大会(全人代)開
幕
(注) スケジュールの内容、日程が変更になる可能性があります。
(出所)各種報道を基に、しんきん投信作成
■来週の注目点
米雇用統計(2 月)
3 月 4 日(金)午後 10 時 30 分発表
(前年比、%)
米国の平均時給
4
米国の非農業部門雇用者数は、1 月に前月比 15.1 万人増と、20 万人程度の増
加を見込んでいた市場予想を下回りました。ただ、2 月は 20 万人を若干超える増
3
加が見込まれ、雇用情勢の底堅さが示されるものとみられます。
また、1 月は失業率が 4.9%へ低下(改善)したほか、平均時給は 12 月に前年
2
比 2.7%増となった後、1 月も同 2.5%増と堅調です。
市場では現在、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースは極めて緩慢
との見方が優勢です。しかし、今回の雇用統計で賃金などの伸びが確認されれば、
利上げ観測が再び強まる可能性があります。
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
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2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
(年、月次)
(出所)米労働省、Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
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2016 年 2 月 26 日号
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