来週の金融市場見通し - しんきんアセットマネジメント投信

2016 年 2 月 5 日号
来週の金融市場見通し
しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号
Sh inkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
< 2/8 ~ 2/12 >
〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp
■来週の見通し
市場の注目が、中国から米国の金融政策に移ってきています。これまでは、今年の米国の利上げ回数は、市場は 2 回、米金融当局は 4 回を見込んでいま
したが、内外金融市場の混乱や米景気指標の低迷を受け、市場では年内利上げなしに傾いてきています。とはいえ、今後の利上げは経済指標などのデータ次
第。米雇用統計などの経済指標や 10-11 日のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を確認しながら、米国の利上げペースを占うことに
なります。
◆株価 : ドル円睨み
◆長期金利 : 引き続き居所を探る
◆為替 : 米金融政策睨み
【予想レンジ】 日経平均株価
【予想レンジ】 長期金利(新発 10 年債利回り)
【予想レンジ】 ドル円レート
(来週)16,000~17,200 円 (2 月)15,500~18,500 円
(来週) 0.05~0.10%
(来週) 115.0~120.0 円
22,000
(円)
日経平均株価
21,000
20,000
予想レンジ
上限
19,000
18,000
新発10年債利回り
(%)
0.6
(2 月) 0.05~0.25%
0.5
0.4
予想レンジ
上限
0.2
16,000
15,000
下限
14,000
15/2
15/4
15/6
(年/月、日次)
15/8 15/10 15/12 16/2
(円/ドル)
ドル円レート
予想レンジ
上限
125
0.3
17,000
130
(2 月) 114.0~124.0 円
120
115
0.1
下限
0.0
15/2
15/4
15/6
(年/月、日次)
15/8 15/10 15/12 16/2
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
下限
110
15/2
15/4
15/6
(年/月、日次)
15/8 15/10 15/12 16/2
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
日銀のマイナス金利導入を受け、日経平均株価は週初
日銀のマイナス金利導入を受けて、年限が 9 年までの
日銀のマイナス金利導入を受けて、ドル円は一旦大き
に一時 1 万 7,900 円台まで上昇したものの、週末には
国債利回りがマイナスとなり、新発 10 年債利回りであ
く上伸したものの、米国の利上げ観測後退から、ドル円
1万 7,000 円を割れました。原油価格の下落を受け投
る長期金利も一時 0.025%まで低下して、過去最低を
は再び 116 円台まで下落しています。金融市場の混乱
資家心理が悪化したことや、米利上げ観測が後退し、ド
更新しました。日本に先んじてマイナス金利を導入した
や米経済指標の低迷を背景に、米金融市場が織り込む年
ル円が下落に転じたことが主因。ドル円の下落で、企業
ドイツの利回りと比較すると、20 年債、30 年債は日本
内の利上げ確率は、利上げなしが 6 割程度まで上昇して
業績の先行き不安がくすぶることも相場の重し。来週の
が若干高いものの、10 年債についてはドイツが 0.30%
います。米国の長期金利がじりじりと低下していること
イエレン議長の議会証言で、利上げペースに関して市場
前後と、日本が大幅に下回っています。9 日の 30 年国
も、ドル高の抑制要因。米雇用統計やイエレン議長の議
予想よりも前向きな姿勢が示されると、ドル高・円安と
債入札が不調な結果になると、警戒感が広がり、金利低
会証言で、市場の年内利上げなしという、やや前のめり
なり、国内株も堅調な動きに戻るとみられます。
下一服となる可能性があります。
気味の予想が修正されると、ドル高・円安に。
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
Shinkin Asset Management Co., Ltd
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来週の金融市場見通し
2016 年 2 月 5 日号
■来週の主な内外スケジュール
2/8
月
2/9
火
2/10
水
2/11
木
2/12
金
国庫短期証券入札(6 か月)
日銀「主な意見」(1/28・29 日開催
分)
景気ウォッチャー調査(1 月)
貸出・預金動向(1 月)
企業倒産(1 月)
国際収支(12 月)
特定サービス産業動態統計(12 月、
速報値)
毎月勤労統計(12 月、速報値)
◎中国休日(春節、13 日まで)
30 年利付国債入札
マネーストック(1 月)
工作機械受注(1 月、速報値)
米 3 年国債入札
米卸売在庫(12 月)
国庫短期証券入札(3 か月)
企業物価指数(1 月)
東京都心オフィス空室率(1 月末)
イエレン米連邦準備制度理事会
(FRB)議長の議会証言(下院)
米 10 年債入札
米月次財政収支(1 月)
◎東京市場休場(建国記念の日)
イエレン米連邦準備制度理事会
(FRB)議長の議会証言(上院)
米 30 年国債入札
流動性供給入札
米ミシガン大消費者信頼感指数(2
月、速報値)
米輸出入物価指数(1 月)
米小売売上高(1 月)
米企業在庫(12 月)
ユーロ圏鉱工業生産指数(12 月)
ユーロ圏GDP統計(15/10-12 月期、
速報値)
(注) スケジュールの内容、日程が変更になる可能性があります。
(出所)各種報道を基に、しんきん投信作成
■来週の注目点
毎月勤労統計(12 月)
2 月 8 日(月)午前 10 時 30 分発表
実質賃金
(前年比、%)
2
毎月勤労統計によると、昨年 11 月の現金給与総額(一人あたり名目賃金)は前
1
年比横ばいにとどまりました。また、名目賃金をインフレ率によって調整した実質
0
賃金については 11 月に同 0.4%減と、5 か月ぶりのマイナスとなりました。
こうした賃金の伸び悩みを背景に、家計調査による実質消費支出が 12 月に前年
比 4.4%減となるなど、個人消費の低迷が顕著となっています。
景気回復には賃金の増加が必須ですが、昨年冬のボーナスは大手製造業などを
除き低調なものにとどまった模様です。そのため、今回発表される 12 月の賃金に
ついても、明確な改善は示されないものと予想されます。
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
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2011
2012
2013
2014
2015
(年、月次)
(出所)厚生労働省よりデータ取得し、しんきん投信作成
Shinkin Asset Management Co., Ltd
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来週の金融市場見通し
2016 年 2 月 5 日号
<本資料に関してご留意していただきたい事項>
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※投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異なり投資元本が保証されているものでは
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また、投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご
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《ご注意》
上記に記載しているリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、しんきんアセットマネジメント投信が運
用する全ての投資信託のうち、ご負担いただくそれぞれの費用における最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託によ
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