Fund Basic

社内限資料
ご参考資料
Fund Basic
イチカラマナブ、ファンドノレッスン
2015年3月4日 Vol.4
今回の
レッスン
相場が良くても浮き足立たず、
まずは 『欲張らない投資』 から
資産運用の本来の目的は2つ
「日経平均株価が15年ぶりの高値を更新」などと
いうニュースを耳にすると「早く私もやらなくて
は」とソワソワする人がいるかもしれません。し
かし、楽しみのひとつとして投資を考えているの
でない限り、そのようなニュースだけで始めたり
やめたりするスタンスはあまりお勧めできません。
ところで、資産運用の本来の目的とは何でしょう
か。もちろん「より豊かで安心な生活のために少
しでもお金を増やしたい」というのが、わかりや
すい目的のひとつです。
そして、もうひとつの目的が「インフレによる資
産の目減りに勝つ」こと。
政府・日銀は今、物価が年2%ずつ上がるような、
経済がほどよく暖まった状態を目指しています。
物価が上がり、私たちのお給料も上がるような前
向きな経済状態です。
そのとき考えなくてはならないのは「自分のお金
が少なくとも物価上昇(インフレ)以上は増えて
いないと困る」という事実。預貯金が安全と思っ
て1年間置いていても、モノの値段が2%上がった
のに対して100万円が100万250円位注にしかなっ
ていないのでは、実質的には目減りしているのと
同じだからです。
年率2%のインフレが実現すると、
1年後の車の値段は102万円に?
102万円
100万円
預貯金に1年間(0.025% )預けておくと、
1年後の元利金合計は100万250円程度
VS.
注
100万円
100万250円
注
注 代表的な銀行のスーパー定期(300万円)の利率を元に試算。税金等を考慮せず。
ピクテ投信投資顧問株式会社
巻末の「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。
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ご参考資料
「預貯金を含む全体設計」 という考え方
しかし「インフレだから投資しなくては」と強迫
観念をもって始めるのも健康的ではありません。
あくまでも自分の資産を「主体的に設計する」と
いう考え方が大切で、その考えがあれば多少の
マーケットの変動にも耐えることができそうです。
そのためにお勧めしたいのが下のイメージ図。投
資だけを特別視せず、構えすぎず ①預金 ②欲張ら
ない投資 ③育てる投資 ④スパイス的な投資 の4
つにわけて全体設計を行うという考え方です。
「欲張らない投資」は全金融資産の基礎体力アッ
プを担う部分。どんなに他のファンドが上がって
いても決して欲張らず、「インフレ目標の2%に
勝っていれば良いじゃないか」とする潔さが重要
な投資です。低リスクを志向したバランスファン
ドなどが該当しますが、大切なのは少なくとも3
年以上の運用実績があること。本当に「欲張らな
い」安定的な運用だったかどうかが確認できない
新しいファンドでは不安だからです。
「育てる投資」は本来の投資の醍醐味であり、全
金融資産の成長を引っ張る役割を担う部分。中リ
スクのバランスファンドや、世界に広く分散化さ
れた株式ファンドなどが該当します。
逆に単一国の株式ファンドや単一新興国の債券
ファンド、またはリートやMLPなど単一資産の
ファンドなどは「スパイス的な投資」。分配金が
高かったりワクワクする値上がりが期待できます
が、実は必ずしも全員が持つ必要はない部分とも
いえます。
「預金を含む全体設計」という観点で一度、今後
の自分にとって必要な投資の設計図を考えてみて
はいかがですか?
資金区分のイメージ図
預金でなければ
ならない資金
欲張らない
投資
どんなに利息が低くても、
預金に置いておくべき資金。
育てる
投資
スパイス的な投資
本当の意味の余裕資金で行うべき投資。
ただし、全ての人が行う必要はない。
ここが運用の「コア」部分。
「欲張らない投資」と「育てる投資」の2つに分けて考える。
※上記はイメージ図です。
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するものではありません。
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