2016 年 10 月 21 日号 来週の金融市場見通し しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号 Sh inkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 < 10/24 ~ 10/28 > 〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp ■来週の見通し 中国の 7~9 月期の国内総生産(GDP)は、物価変動を除く実質で前年同期比 6.7%増と、今年の目標である 6.5%~7%に収まり、安定成長を維持し ていることが示唆されたとして、中国経済の下振れ懸念が後退しています。他方、テーパリング(資産買入れプログラムの段階的縮小)が懸念されていた欧 州中央銀行(ECB)は、金融政策の現状維持を決めました。また、米大統領候補による最後のテレビ討論会でもクリントン氏優位は揺るがず、金融市場の 混乱が避けられるとの観測が広がっています。懸念材料が後退する中、本格化する国内主要企業の決算発表を確認していくことになります。 ◆株価 : 1 万 7,000 円台で値固め ◆長期金利 : 狭いレンジが継続 ◆為替 : 方向感を探る 【予想レンジ】 日経平均株価 【予想レンジ】 長期金利(新発 10 年債利回り) 【予想レンジ】 ドル円レート (来週)16,800~17,500 円 (10 月)15,750~17,750 円 (来週) -0.10~-0.02% (来週) 102.5~105.0 円 21,000 (円) 日経平均株価 20,000 19,000 予想レンジ 上限 18,000 17,000 16,000 15,000 下限 14,000 15/10 15/12 16/2 16/4 16/6 (年/月、日次) 16/8 16/10 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0.0 -0.1 -0.2 -0.3 -0.4 (%) (10 月) -0.15~0.10% 新発10年債利回り 130 ドル円レート 125 予想レンジ 上限 120 115 予想レンジ 上限 110 105 100 下限 15/10 15/12 16/2 16/4 16/6 (年/月、日次) 16/8 16/10 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 (円/ドル) (10 月) 96.0~106.0 円 95 90 15/10 15/12 16/2 16/4 16/6 下限 (年/月、日次) 16/8 16/10 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 日経平均株価は、上値の壁とみられていた 1 万 7,000 10 月 の 長 期 金 利 は マ イ ナ ス 0.08 % ~ マ イ ナ ス ドル円は、104 円を挟んで一進一退の動きが続いてい 円を上抜け、4 月以来の高値をつけました。中国不安が 0.05%の狭いレンジでの動きが継続しています。日銀 ます。米国で年内の利上げ観測が強まっていることは、 後退していることに加え、米大統領選をめぐる不透明感 による残存期間別の買入れのオファー額は今のところ ドル買い材料。中国不安や米大統領選をめぐる不透明感 やECBの金融政策への警戒などが後退していること 変更なしで、現状のイールドカーブ(利回り曲線)は、 が後退し、逃避通貨としての円を買う動きが弱まってい が背景。ドル円が、逃避需要の後退に加え、年内の米利 日銀が適切とみる水準と離れていないと考えることが ることも、ドル円を押し上げ。ただ、米長期金利の上昇 上げを織り込む形で上昇していることも安心材料。本格 できそうです。米金利も年内の利上げを織り込み、やや が一服しており、年内の米利上げをほぼ織り込んできて 化する企業決算発表で、業績下振れへの過度の警戒が和 落ち着いた動きになっていることも安心材料。新発 10 いる模様で、さらなる上昇には材料に乏しい状況。一段 らぐと、上値を試す展開も。もっとも、短期的な過熱感 年物国債の業者間での取引がない日が発生するなど売 の上昇では輸出企業によるドル売り・円買いも。米利上 から利益確定売りに押される場面もありそうです。 買の動意に乏しく、動きの少ない相場が続きそうです。 げにらみですが、方向感は出にくそうです。 ※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。 Shinkin Asset Management Co., Ltd 1 来週の金融市場見通し 2016 年 10 月 21 日号 ■来週の主な内外スケジュール 10/24 月 10/25 火 10/26 水 10/27 木 10/28 金 日経日本製造業 PMI(10 月、速報値) 貿易統計(9 月) 全国スーパー売上高(9 月) 景気動向指数(8 月、改訂状況) ユーロ圏製造業PMI(10 月、速報値) 中国党中央委員会第6回全体会議 (6中全会、27 日まで) 20 年利付国債入札 月例経済報告(10 月) 米 2 年国債入札 米消費者信頼感指数(10 月) 米リッチモンド連銀製造業指数(10 月) 米FHFA住宅価格指数(8 月) 米 S&P・コアロジック/ケース・シラー住宅価 格指数(8 月) 独Ifo 指数(10 月) 企業向けサービス価格指数(9 月) 米 2 年変動利付国債入札 米 5 年国債入札 米新築住宅販売件数(9 月) 米卸売在庫(9 月) 国庫短期証券入札(3 か月) 2 年利付国債入札 米 7 年国債入札 米耐久財新規受注(9 月) 米中古住宅販売成約指数(9 月) ユーロ圏マネーサプライ(9 月) 消費者物価指数(9 月全国、10 月東 京都区部) 完全失業率、有効求人倍率(9 月) 家計調査(9 月) 製造業部門別投入・産出物価指数 (9 月) 米ミシガン大消費者信頼感指数(10 月、確報値) 米 GDP 統計(16/7-9 月期、速報値) ユーロ圏消費者信頼感指数(10 月、 確報値) 10/30 日 欧州、夏時間終了 (注) スケジュールの内容、日程が変更になる可能性があります。 (出所)各種報道を基に、しんきん投信作成 ■来週の注目点 米 GDP 統計(16/7-9 月期、速報値) 10 月 28 日(金)午後 9 時 30 分発表 (前期比年率、%) 8 米国の実質国内総生産(GDP)は 1-3 月期に前期比年率 0.8%増、4-6 月期に同 1.4%増と低めの成長にとどまった後、7-9 月期は同 2%台後半へ回復する見込みです。 米国の実質GDP成長率 6 4 2 年前半の米国経済は、雇用の回復などを受け、個人消費が堅調に推移しました。一 0 方、設備投資や輸出の低迷のほか在庫調整がGDP成長率を押し下げました。しかし -2 年後半は、引き続き雇用や消費が底堅いとみられる上、設備投資や在庫投資の緩やか な回復が予想されることから、高めのGDP成長率が見込まれます。 -4 -6 -8 -10 今回のGDPが良好な結果となった場合、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内 (おそらく 12 月)に利上げを行うとの観測が強まりそうです。 ※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 (年、四半期) (出所)米商務省よりデータ取得し、しんきん投信作成 Shinkin Asset Management Co., Ltd 2 来週の金融市場見通し 2016 年 10 月 21 日号 <本資料に関してご留意していただきたい事項> ※本資料は、ご投資家の皆様に投資判断の参考となる情報の提供を目的として、しんきんアセットマネジメント投信株式会社が作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではあ りません。 ※本資料は、信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。また、いかなるデータも過去のものであり、将来の投資成 果を保証・示唆するものではありません。 ※本資料の内容は、当社の見解を示しているに過ぎず、将来の投資成果を保証・示唆するものではありません。記載内容は作成時点のものですので、予告なく変更する場合があります。 ※投資信託は、預金や保険契約とは異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の補償の対象ではありません。また、金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではあ りません。 ※投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異なり投資元本が保証されているものでは ありません。運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。 ※特定ファンドの取得のお申込みに当たっては、販売会社より当該ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)をあらかじめ又は同時にお渡しいたしますので、必ず内容をご確認の上、ご自 身でご判断ください。また、請求目論見書については、販売会社にご請求いただければ、当該販売会社を通じて交付いたします。 【お申込みに際しての留意事項】 投資信託に係るリスクについて 投資信託は、株式や債券等の値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異 なり投資元本が保証されているものではありません。運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。 また、投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご 投資に当たっては交付目論見書や契約締結前交付書面をよくご覧ください。 投資信託に係る費用について (お客様に直接ご負担いただく費用) ご購入時の費用・・・購入時手数料 上限 3.24%(税抜 3.0%) ご換金時の費用・・・信託財産留保額 上限 0.3% (保有期間中に間接的にご負担いただく費用) 運用管理費用(信託報酬) ・・・純資産総額に対して、上限年率 1.5984%(税抜年率 1.48%) その他の費用・・・監査費用、信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用、有価証券売買時の売買手数料等及び外貨建資産の保管等に要する費用は、 ファンドより実費として間接的にご負担いただきます。また、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。 投資信託に係る上記費用(手数料等)の合計額については、ご投資家の皆様がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。 《ご注意》 上記に記載しているリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、しんきんアセットマネジメント投信が運 用する全ての投資信託のうち、ご負担いただくそれぞれの費用における最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託によ り異なりますので、ご投資される際には、事前に交付目論見書や契約締結前書面をよくお読みください。 ※「日経平均株価」(日経平均)に関する著作権、知的所有権その他一切の権利は日本経済新聞社に帰属します。日本経済新聞社は日経平均株価を継続的に公表する義務を負うものではなく、 その誤謬、遅延又は中断に関して責任を負いません。 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