来週の金融市場見通し - しんきんアセットマネジメント投信

2015 年 11 月 20 日号
来週の金融市場見通し
しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号
Sh inkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
< 11/23 ~ 11/27 >
〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp
■来週の見通し
日銀金融政策決定会合、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録公表といった注目のイベントが終了し、来週はやや手掛かりに欠ける中、方向感を探
る動きになりそうです。米国では、感謝祭の翌日のブラックフライデー(27 日)から年末商戦が始まります。全米小売業協会(NRF)によると、11~12
月期の小売売上高(自動車・ガソリン・外食を除く)は、前年比 3.7%増で、昨年(4.1%増)には届かないものの、過去 10 年の平均(2.5%増)を上回る
見通しです。もっとも、暖冬などの影響で伸び悩むとの見方も出ており、下振れなら米株が弱含む可能性もあり注意が必要です。
◆株価 : 2 万円乗せを窺う
◆長期金利 : 0.3%前半中心のもみ合い
◆為替 : 円安地合いも動きは鈍そう
【予想レンジ】 日経平均株価
【予想レンジ】 長期金利(新発 10 年債利回り)
【予想レンジ】 ドル円レート
(来週)19,200~20,000 円 (11 月)17,000~20,000 円
(来週) 0.29~0.35%
(来週) 121.5~124.0 円
23,000
22,000
21,000
20,000
19,000
18,000
17,000
16,000
15,000
14,000
(円)
日経平均株価
0.8
予想レンジ
上限
(%)
(11 月) 0.20~0.50%
新発10年債利回り
0.7
135
予想レンジ
上限
0.6
0.5
15/3
15/5
15/7
(年/月、日次)
15/9 15/11
予想レンジ
上限
125
下限
110
0.2
下限
0.1
0.0
14/11 15/1
15/3
15/5
15/7
(年/月、日次)
15/9 15/11
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
130
115
0.3
14/11 15/1
ドル円レート
120
0.4
下限
(円/ドル)
(11 月) 116.0~124.0 円
105
100
14/11 15/1
15/3
15/5
15/7
(年/月、日次)
15/9 15/11
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
パリの同時テロ発生に加え、日本の 7~9 月期国内総
日銀が追加緩和を見送ったものの、債券市場は反応薄
パリの同時テロを受け、リスク回避から円買いが一時
生産(GDP)が 2 期連続でマイナスとなったにも関
で、良好な需給を背景に長期金利は一時 0.295%まで
強まったものの、米利上げ開始が一段と強まり、ドル買
わらず、国内株の下落は限定的。米利上げ観測を背景に
低下しました。米国では 12 月の利上げの可能性が高ま
い・円売りが優勢に。もっとも、米利上げ開始でも緩や
したドル高・円安を手掛かりに、日経平均株価は一時 1
っていますが、米長期金利は 2.2%台での落ち着いた動
かなペースとなることが徐々に織り込まれてきており、
万 9,900 円半ばまで上昇しました。もっとも、ドル高
きになっており、米金利に連動しやすい国内金利も方向
ドル高・円安地合いも、動きは鈍そうです。12 月には、
の動きがやや鈍くなっていることから、国内株の上値が
感に欠ける展開となりそうです。0.3%割れなら低下し
欧州中央銀行(ECB)理事会(3 日)、米連邦公開市
重くなる可能性があります。また、一本調子で上昇して
過ぎで売りが、また 0.3%半ばまで上昇なら押し目買い
場委員会(FOMC、15-16 日)が予定されています。
きていることから、日経平均株価が 2 万円に近づくと、
が強まるとみられ、0.3%前半中心のレンジでの動きと
金融政策が変更される可能性が高く、結果を確認するま
利益確定売りに押される場面もありそうです。
なりそうです。
では、方向感は出にくそうです。
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
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来週の金融市場見通し
2015 年 11 月 20 日号
■来週の主な内外スケジュール
11/23
月
11/24
火
11/25
水
11/26
木
11/27
金
◎東京市場休場(勤労感謝の日)
米 2 年国債入札
米中古住宅販売件数(10 月)
ユーロ圏製造業景気指数PMI(11
月、速報値)
日経日本 PMI 製造業(11 月、速報値)
全国スーパー売上高(10 月)
毎月勤労統計(9 月、確報値)
米 5 年国債入札
米 2 年変動利付国債入札
米消費者信頼感指数(11 月)
米リッチモンド連銀製造業指数(11
月)
米S&Pケース・シラー住宅価格指数
(9 月)
米 GDP 統計(15/7-9 月期、改定値)
独Ifo 指数(11 月)
20 年利付国債入札
白井日銀審議委員の挨拶(島根県
金融経済懇談会)
日銀金融政策決定会合議事要旨
(10/30 日開催分)
月例経済報告(11 月)
企業向けサービス価格指数(10 月)
景気動向指数(9 月、改訂状況)
米 7 年国債入札
米ミシガン大消費者信頼感指数(11
月、確報値)
米新築住宅販売件数(10 月)
米個人所得・個人支出(10 月)
米耐久財新規受注(10 月)
米FHFA住宅価格指数(9 月)
国庫短期証券入札(3 か月)
◎米休日(感謝祭)
ユーロ圏マネーサプライ(10 月)
2 年利付国債入札
消費者物価指数(10 月全国、11 月東
京都区部)
製造業部門別投入・産出物価指数
(10 月)
完全失業率、有効求人倍率(10 月)
家計調査(10 月)
ユーロ圏消費者信頼感指数(11 月、
確報値)
(注) スケジュールの内容、日程が変更になる可能性があります。
(出所)各種報道を基に、しんきん投信作成
■来週の注目点
家計調査(10 月)
11 月 27 日(金)午前 8 時 30 分発表
家計調査による実質消費支出は 9 月に前年比 0.4%減となった後、10 月につい
ては、好天候などを背景に小幅な増加が見込まれます。
ただ、消費税増税の影響が長期化しているほか、円安などによる食品高もあり、
家計の節約志向は定着しつつある模様です。国内総生産(GDP)において個人消
費は 4-6 月期に前期比 0.6%減となった後、
7-9 月期は同 0.5%増に転じたものの、
弱めの回復にとどまっています。
今後の鍵を握るのは所得動向ですが、冬の一人あたり賞与が民間企業全体で前
年比減少が見込まれるなど、賃金の大幅な伸びは期待しにくい情勢です。そのため
実質消費支出
(前年比、%)
10
5
0
-5
-10
-15
07
08
09
10
11
12
13
14
15
(年、月次)
(注)家計調査に基づく1世帯あたり消費支出(物価変動の影響を調整した実質値)
(出所)総務省よりデータ取得し、しんきん投信作成
当分、個人消費が景気拡大を力強くけん引するには至らないと予想されます。
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
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来週の金融市場見通し
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