来週の金融市場見通し - しんきんアセットマネジメント投信

2015 年 4 月 10 日号
来週の金融市場見通し
しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号
Sh inkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
< 4/13 ~ 4/17 >
〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp
■来週の見通し
日経平均株価は一時、2 万円台を回復しました。中国では上海総合指数が約 7 年ぶりに 4000 ポイントに乗せたほか、ドイツなど欧州株も過去最高値圏にありま
す。世界的な金融緩和を背景に、株高・低金利の基調は不変とみられます。ただ、実体経済は伸び悩んでいることから、米国で本格化する企業決算や中国の主要経
済指標(15 日発表)を点検する必要があります。また、G20 財務相・中央銀行総裁会議(16-17 日)では、為替相場が論点となる可能性もあるため要注目です。
◆株価 :やや軟調に
◆長期金利 :低金利が継続
◆為替 :ドル高・円安は限定的
【予想レンジ】 日経平均株価
【予想レンジ】 長期金利(新発 10 年債利回り)
【予想レンジ】 ドル円レート
(来週)19,400~20,200 円 (4 月)18,000~20,500 円
(来週) 0.30~0.39%
(来週)119.5~121.5 円
22,000
21,000
20,000
19,000
18,000
17,000
16,000
15,000
14,000
13,000
(円)
日経平均株価
予想レンジ
上限
新発10年債利回り
(%)
0.8
0.7
0.5
0.4
下限
14/6
(年/月、日次)
14/8 14/10 14/12 15/2 15/4
0.0
14/4
14/6
(年/月、日次)
14/8 14/10 14/12 15/2 15/4
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
ドル円レート
120
下限
110
0.1
(4 月) 115.0~122.0 円
予想レンジ
上限
125
115
0.3
0.2
14/4
(円/ドル)
130
予想レンジ
上限
0.6
下限
(4 月) 0.20~0.50%
105
100
14/4
14/6
(年/月、日次)
14/8 14/10 14/12 15/2 15/4
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
日本株は、やや軟調な展開が予想されます。日経平均
長期金利は低水準での推移が見込まれます。米国では
ドル円相場は 120 円前後で推移する見通しです。米国
株価は 10 日、一時 2 万円台を回復しました。これはI
景気の鈍化を受け、利上げペースが遅れるとの観測が増
の早期利上げ観測は後退しており、利上げ開始は 9 月以
Tバブル時の 2000 年 4 月 17 日以来で、約 15 年ぶり
えています。また、欧州中央銀行(ECB)による国債
降となる可能性が高いとみられます。また日銀は、物価
です。しかし、一旦大台に乗せた達成感から売りが膨ら
買入れなどを背景に、ドイツの長期金利は過去最低水準
の上昇基調は不変との立場を維持しており、今年前半は
みやすいこと、国内外の企業業績や景気動向を見極める
にあります。日本では 9 日の 30 年国債入札が順調な結
追加緩和など大幅な政策変更は行わないものと見込ま
必要があることなどから、積極的に上値を追う展開には
果となるなど、国債への旺盛な需要が確認されていま
れます。そのため、日米金融政策の方向性の違いを理由
なりにくいとみられます。
す。こうした中、日本の長期金利が急上昇するとは考え
としたドル高・円安は当面、限定的なものにとどまりそ
にくいでしょう。
うです。
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
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来週の金融市場見通し
2015 年 4 月 10 日号
■来週の主な内外スケジュール
4/13
月
4/14
火
4/15
水
4/16
木
4/17
金
国庫短期証券入札(2 か月程度)
日銀金融政策決定会合議事要旨
(3/16・17 日開催分)
地域経済報告(4 月、日銀全国支店
長会議)
企業物価指数(3 月)
マネーストック(3 月)
機械受注(2 月)
商業販売統計(2 月、確報値)
特定サービス産業動態統計(2 月、
速報値)
中国貿易収支(3 月)
5 年利付国債入札
主要7カ国(G7)外相会議(独リュー
ベック、15 日まで)
国際通貨基金(IMF)、世界経済見
通し(WEO)発表
米小売売上高(3 月)
米生産者物価指数(3 月)
米企業在庫(2 月)
ユーロ圏鉱工業生産指数(2 月)
国庫短期証券入札(1 年)
黒田日銀総裁の挨拶(第 90 回信託
大会)
鉱工業生産指数・稼働率指数(2 月、
確報値)
米地区連銀景況報告(ベージュブック)
米NY連銀製造業景況指数(4 月)
米NAHB住宅市場指数(4 月)
米鉱工業生産・設備稼働率(3 月)
欧州中央銀行(ECB)理事会
ユーロ圏貿易収支(2 月)
中国GDP統計(15/1-3 月期)
中国小売売上高、鉱工業生産、固定
資産投資(3 月)
国庫短期証券入札(3 か月)
20 年利付国債入札
首都圏・近畿圏マンション契約率(3 月)
G20 財務相・中央銀行総裁会議(ワ
シントン、17 日まで)
米フィラデルフィア連銀景況指数(4
月)
米住宅着工・許可件数(3 月)
QUICK短観調査(4 月)
消費動向調査(3 月)
電力需要実績(3 月)
日本製半導体製造装置BBレシオ(3 月)
毎月勤労統計(2 月、確報値)
国際通貨基金(IMF)・世界銀行の春
季総会(ワシントン、19 日まで)
米ミシガン大消費者信頼感指数(4
月、速報値)
米消費者物価指数(3 月)
米景気先行指数(3 月)
ユーロ圏消費者物価指数(3 月、改
定値)
ユーロ圏経常収支(2 月)
(注) スケジュールの内容、日程が変更になる可能性があります。
(出所)各種報道を基に、しんきん投信作成
■来週の注目点
中国GDP統計(15/1-3 月期)
4 月 15 日(水)午前 11 時発表
中国の実質GDP成長率
(前年比、%)
中国の国内総生産(GDP)は、昨年 10-12 月期に前年比 7.3%増となった後、
今年 1-3 月期は同 7.0%増程度へ減速する見通しです。その場合、中国としては 6
年ぶりの低い成長率にとどまったことになります。
ただ、中国政府はすでに、GDP成長率の目標を昨年までの「7.5%」から「7%
14
13
12
11
10
9
8
前後」へ引き下げる旨を示しています。消費やサービス業が主導する経済構造へ移
7
行しつつある中、成長率が徐々に低下していくのは想定どおりと言えます。
6
しかし、雇用を維持する必要性などを踏まえると、政府も急激な景気減速は許
容しないとみられます。そのため、1-3 月期のGDP成長率が 7%を下回った場合
5
4
2009
2010
2011
2012
2013
2014
(年、四半期)
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
には、公共事業や金融緩和などの景気対策が講じられる可能性が高いでしょう。
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
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来週の金融市場見通し
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・・・純資産総額に対して、上限年率 1.5984%(税抜年率 1.48%)
 その他の費用・・・監査費用、信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用、有価証券売買時の売買手数料等及び外貨建資産の保管等に要する費用は、
ファンドより実費として間接的にご負担いただきます。また、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。
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《ご注意》
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