2016 年 7 月 8 日号 来週の金融市場見通し しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号 Sh inkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 < 7/11 ~ 7/15 > 〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp ■来週の見通し 英国のEU離脱は、次期首相を決める与党・保守党の党首選で、EU残留派のメイ内相、離脱派のレッドサム・エネルギー閣外相の、女性 2 人の決選投 票進出が決まった段階。EUとの交渉はまだまだ先の話であり、EU離脱の影響について確認できるのはもう少し時間がかかる見込みで、内外の金融市場の 不安定な動きが続く可能性があります。来週は、米雇用統計を受けた米金融政策への見方が、金融市場を左右しそうです。また、米国では米地区連銀経済報 告、米消費者物価指数、米小売売上高、中国では貿易収支、4-6 月期の国内総生産(GDP)が発表されます。米中の経済指標も確認したいところです。 ◆株価 : 方向感を探る ◆長期金利 : 低位で一進一退 ◆為替 : 米雇用統計次第 【予想レンジ】 日経平均株価 【予想レンジ】 長期金利(新発 10 年債利回り) 【予想レンジ】 ドル円レート (来週)14,700~15,700 円 (7 月)14,000~17,000 円 (来週) -0.30~-0.20% (来週) 99.0~102.0 円 21,000 (円) 日経平均株価 20,000 19,000 予想レンジ 上限 18,000 17,000 16,000 15,000 14,000 13,000 15/7 15/9 15/11 16/1 16/3 下限 (年/月、日次) 16/5 16/7 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0.0 -0.1 -0.2 -0.3 -0.4 (%) (7 月) -0.30~0.10% 新発10年債利回り 130 (円/ドル) (7 月) 96.0~106.0 円 ドル円レート 125 120 予想レンジ 上限 115 予想レンジ 上限 110 105 100 15/7 15/9 15/11 16/1 16/3 下限 (年/月、日次) 16/5 16/7 95 下限 90 15/7 15/9 15/11 16/1 16/3 (年/月、日次) 16/5 16/7 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 英国の国民投票結果を受けた急落からのリバウンドが 10 年国債入札が堅調な結果となったことや、英国不安 ドル円は、急落からのリバウンドが一服し、102 円を 一服。英国のEU離脱が世界の景気や金融市場に与える から欧米の利回りが低下したことを背景に、国内債の利 挟んだ動きから 101 円を挟んだ動きになっています。 影響の不透明感が意識され、ドル円がじり安となったこ 回りは軒並み過去最低を更新。長期金利は 8 日には一 下落する場面でも、100 円は割り込まないで踏みとどま とから、日経平均株価も軟調な動きに。米雇用統計で早 時マイナス 0.30%をつけ過去最低を更新。20 年債利回 っている格好。米雇用統計で、労働市場の回復継続が確 期利上げ観測が強まると、ドル円が上昇し、国内株も持 りについても一時マイナス 0.05%をつけました。もっ 認された場合には、早期利上げが意識され、ドルが強含 ち直しの動きが強まる可能性があります。米国では 4 とも、20 年債~40 年債については、低下し過ぎへの警 むことが想定されます。英中銀は 14 日の金融政策委員 -6 月期の企業決算発表が本格化します。米雇用統計を 戒から下げ渋る動きに。日銀の追加緩和への期待もくす 会では利下げは見送り、8 月に利下げに踏み切るとみら 消化した後は、米中の経済指標や、米企業決算を確認し ぶることから、過去最低水準での動きが継続しそうで れます。来週は、米雇用統計を受けた米利上げ観測次第 ながら、方向感を探ることになりそうです。 す。5 年国債、30 年国債入札も確認したいところです。 ですが、米中の経済指標も確認する必要があります。 (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 ※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。 Shinkin Asset Management Co., Ltd 1 来週の金融市場見通し 2016 年 7 月 8 日号 ■来週の主な内外スケジュール 7/11 月 7/12 火 7/13 水 7/14 木 7/15 金 マネーストック(6 月) 工作機械受注(6 月、速報値) 機械受注(5 月) 特定サービス産業動態統計(5 月、 速報値) 米 3 年国債入札 30 年利付国債入札 第 66 回「生活意識に関するアンケー ト調査」の結果(日銀) 企業物価指数(6 月) 第 3 次産業活動指数(5 月) 米 10 年国債入札 米卸売在庫(5 月) 鉱工業生産指数・稼働率指数(5 月、 確報値) 商業販売統計(5 月、確報値) 米 30 年国債入札 米地区連銀経済報告(ベージュブック) 米月次財政収支(6 月) 米輸出入物価指数(6 月) ユーロ圏鉱工業生産指数(5 月) 中国貿易収支(6 月) 国庫短期証券入札(3 か月) 5 年利付国債入札 首都圏・近畿圏マンション契約率(6 月) 米生産者物価指数(6 月) 国庫短期証券入札(1 年) 家計消費状況調査(5 月、確報値) 米ミシガン大消費者信頼感指数(7 月、速報値) 米NY連銀製造業景況指数(7 月) 米消費者物価指数(6 月) 米鉱工業生産・設備稼働率(6 月) 米小売売上高(6 月) 米企業在庫(5 月) ユーロ圏消費者物価指数(6 月、改 定値) ユーロ圏貿易収支(5 月) 中国GDP統計(16/4-6 月期) 中国小売売上高、鉱工業生産、固定 資産投資(6 月) (注) スケジュールの内容、日程が変更になる可能性があります。 (出所)各種報道を基に、しんきん投信作成 ■来週の注目点 中国GDP統計(16/4-6 月期) 7 月 15 日(金)午前 11 時発表 (前年比、%) 14 中国の実質国内総生産(GDP)成長率は 1-3 月期に前年比 6.7%となった後、 4-6 月期は同 6.6%程度へ、やや減速する見通しです。 中国経済は、今年の序盤、金融緩和や財政出動などにより景気回復の兆しを示 しました。しかし、過剰な設備・負債や住宅バブルといった構造的な問題は、む しろ悪化している模様です。人民元の切下げ圧力も残っています。 足元では、固定資産投資や輸出などにおいて、鈍化が示されています。そのため、 GDP成長率の低下傾向は続くでしょう。ただ、 「6.5~7%」という成長率目標を達 成すべく、中国政府は適宜、景気刺激策を講じる見込みです。 ※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。 中国の実質GDP成長率 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 (年、四半期) (出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成 Shinkin Asset Management Co., Ltd 2 来週の金融市場見通し 2016 年 7 月 8 日号 <本資料に関してご留意していただきたい事項> ※本資料は、ご投資家の皆様に投資判断の参考となる情報の提供を目的として、しんきんアセットマネジメント投信株式会社が作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではあ りません。 ※本資料は、信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。また、いかなるデータも過去のものであり、将来の投資成 果を保証・示唆するものではありません。 ※本資料の内容は、当社の見解を示しているに過ぎず、将来の投資成果を保証・示唆するものではありません。記載内容は作成時点のものですので、予告なく変更する場合があります。 ※投資信託は、預金や保険契約とは異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の補償の対象ではありません。また、金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではあ りません。 ※投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異なり投資元本が保証されているものでは ありません。運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。 ※特定ファンドの取得のお申込みに当たっては、販売会社より当該ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)をあらかじめ又は同時にお渡しいたしますので、必ず内容をご確認の上、ご自 身でご判断ください。また、請求目論見書については、販売会社にご請求いただければ、当該販売会社を通じて交付いたします。 【お申込みに際しての留意事項】 投資信託に係るリスクについて 投資信託は、株式や債券等の値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異 なり投資元本が保証されているものではありません。運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。 また、投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご 投資に当たっては交付目論見書や契約締結前交付書面をよくご覧ください。 投資信託に係る費用について (お客様に直接ご負担いただく費用) ご購入時の費用・・・購入時手数料 上限 3.24%(税抜 3.0%) ご換金時の費用・・・信託財産留保額 上限 0.3% (保有期間中に間接的にご負担いただく費用) 運用管理費用(信託報酬) ・・・純資産総額に対して、上限年率 1.5984%(税抜年率 1.48%) その他の費用・・・監査費用、信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用、有価証券売買時の売買手数料等及び外貨建資産の保管等に要する費用は、 ファンドより実費として間接的にご負担いただきます。また、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。 投資信託に係る上記費用(手数料等)の合計額については、ご投資家の皆様がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。 《ご注意》 上記に記載しているリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、しんきんアセットマネジメント投信が運 用する全ての投資信託のうち、ご負担いただくそれぞれの費用における最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託によ り異なりますので、ご投資される際には、事前に交付目論見書や契約締結前書面をよくお読みください。 ※「日経平均株価」(日経平均)に関する著作権、知的所有権その他一切の権利は日本経済新聞社に帰属します。日本経済新聞社は日経平均株価を継続的に公表する義務を負うものではなく、 その誤謬、遅延又は中断に関して責任を負いません。 ※東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所の知的財産であり、この指数の算出、数値の公表、利用など株価指数に関するすべての権利は東京証券取引所が有しています。東京証券取引所は、 TOPIX の算出若しくは公表の方法の変更、TOPIX の算出若しくは公表の停止又は TOPIX 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