雑魚っとストラトス ID:72348

雑魚っとストラトス
雑魚
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︻あらすじ︼
﹂
パワードスーツ、Infinite Stratosにより女尊男卑となった世界。
﹁誰か助けて⋮⋮
雑魚が今日も狙われる。
!
目 次 彼は雑魚である ││││││││
1
強
く
て
ニュー
ゲー
彼は雑魚である
ム
転生前の知識蓄積チートで絶賛成績無双中の中学二年の春である。
そのコンマの世界で彼と〝ソレ〟の視線が交差する。無機質な目が彼を貫く。
が彼へ伸びる。
爆音と共にコンクリートの地面が爆ぜる。硝煙と砂煙の目隠しを切り裂き、巨大な腕
﹁││こう言うのだよ﹂
そして彼の願い通りに平和は崩れ去る。
だからこうしてたまに学校をサボり、町を徘徊する。
ま平凡に死にたくはない。
と言いつつ彼は心のどこかで平和が壊れるのを待っていた。折角の転生、何もないま
﹁⋮⋮平和だ﹂
1
﹂
!?
助けて誰か
!
その他諸々の疑問全ては考えるだけ無駄なもの。何故か││ か。
何故その数少ない貴重なISが、この世界にとっては取るに足らない一般人を襲うの
まった現在、世界に現存するISは四百六十七機のみ。
ISの核を担うISコアを作れるのは天災ただ一人。その天災が作るのをやめてし
意を持って彼を狙う。
〝天災〟により、本来宇宙開拓のためにつくられたはずの、現兵器のソレは明確な殺
女尊男卑の原因、世界に変革をもたらしたパワードスーツ。
通称IS。これが彼を襲う〝ソレ〟の名前である。
││Infinite Stratos
情けない声を漏らし涙堪え逃げ惑う。持っていた鞄を投げ捨て死ぬ気で駆けた。
﹁嘘、やっぱ今の嘘
彼は雑魚である
2
﹁││それは束さんが主犯だからでーすっ
のことだけを話そう。
﹂
彼女のことについて話を始めればそれこそ夜が明ける。なのでここで必要な最低限
彼女こそがISを作った天災である。
皆のアイドル、篠ノ之束。 ミ。
ウィンクからてぺろと舌を出し、可愛いポーズ。胸元の開いたエプロンドレスにウサミ
彼 を 追 い か け 回 す 無 人 機 I S の 目 を 通 し、世 界 の 何 処 か で 天 災 は く る り と 回 り、
!
﹁うぉおおお
﹂
ところ戻り、彼はというと。
そう、一般人相手にオーバーキル過ぎるISをぶつけるくらいには残虐である。
主に身内関係の事で彼女の琴線に触れればその残虐性は一気に上昇する。
には残虐である。
彼女は自身の興味外にある事、人に一切の関心を持たない。それどころか冷淡で、時
﹁にしてもこのゴミしぶといなー﹂
3
!!
しぶとい、と彼女は言ったが彼が逃げ始め彼女がそう判断するまでの時間は僅かに十
数秒。
彼が凄い訳でも、ISが手加減した訳でもない。彼女にとって彼は嫌悪の対象であ
り、コンマ数秒すら待てない程に憎らしいのだ。
故に彼女にとってこの十数秒は長く、しぶといと感じた。
ともかく、逃げていた。
転生して十年以上が経過するが彼にこの世界の心当たりはない。特典もなく、あるの
は前世の記憶のみ。
そんな一般人がIS相手に逃げ切れるはずもなく、〝しぶとい〟から更に数十秒後、
彼は転けた。それはもう転けた。
﹁⋮⋮さよなら俺の転生ライフ﹂
迫る機械の拳。もはや彼はそれすら認識できない。理解できたのは死ぬという事だ
け。
遺言を残し、彼は目を瞑った。
﹂
?
│
しかし衝撃は何時まで経っても訪れない。目を開けた彼の視線の先にあったのは│
﹁⋮⋮
彼は雑魚である
4
﹁大丈夫か⋮⋮
﹂
・
・
││これは雑魚が少女達にただ守られるだけの情けない物語
かの天災、篠ノ之束の妹にて、今し方ISを竹刀で叩き斬った張本人である。 篠ノ之箒。
││竹刀を肩に乗せ、ISの残骸を踏み締める少女の心配そうな顔。
?
5