基本施策C7 水産業で長崎の強みを活かします 主管課:水産振興課 個別施策 C7-1 安定した水産資源の管理・回復を図ります C7-2 やる気、収益性アップの経営体づくりを進めます C7-3 豊かな水産物を活かした「魚のまち長崎」のイメージアップを図ります ア 施策の目的 水産業者が、安全・安心で新鮮な水産物を安定的に供給している イ 基本施策の評価 Bc 目標をほぼ達成しているものの、目的達成に向けた課題の克服などがやや遅れて いる ウ 成果指標(「⇧」は目標値を上回ることが望ましい指標、「⇩」は目標値を下回ることが望ましい指標) 指標名 基準値 (時期) 沿岸漁業者 1 人あた りの漁業生産額 5,734 千円 (21 年度) 長崎市内で売られて いる水産物について 新鮮さ、品数、価格に 満足している消費者 の割合 82.0% (21 年度) 区分 ⇧ ⇧ H23 H24 H25 H26 H27 目標値 5,787 5,840 5,894 5,947 6,000 実績値 5,894 5,860 6,223 6,599 7,797 達成率 101.8% 100.3% 105.6% 111.0% 130.0% 目標値 82.6 83.2 83.8 84.4 85.0 実績値 86.1 83.3 81.0 84.1 82.3 達成率 104.2% 100.1% 96.7% 99.6% 96.8% エ 評価結果の妥当性 本部会での議論を踏まえて考えると、目的達成に向けた課題の克服などがやや遅れて いるとの判断の妥当性は疑問で、更に深刻な状況が感じられる。 担い手や所得面における現状認識や問題意識の点においては、それらの深刻な状況の 認識不足が感じられるため、現状を把握するとともに、先を見通した取組みを進めてほ しい。 オ 審議会における政策評価に関する意見 ○ ディスティネーションキャンペーンについては、目標を設定し、効果測定を行うこ と。 ○ 新規漁業就業者の受入れについて、漁業者の減少を考えると、年間2人の受入れで は不足するので、受入数を増やすことも検討すべきではないか。 ○ 海外では水産業の収入が高く、なり手も多い。長崎も含め国全体において、水産業 がそのような産業になるとよい。 ○ サバサンド等の新たなご当地グルメを普及するにあたっては、原料を長崎産にしば ることなく、経済効果を最大限に発揮できるよう、飲食店等の意見を聞きながら、原 料産地等の基準を明確に設定すること。 また、飲食店への説明に際しては、誤解が生じないよう、飲食店の意思を尊重しな がら丁寧に行うこと。 ○ フィッシュスタートで離乳食における魚の普及に取り組むことは素晴らしいが、水 産物の消費拡大を考えた時に、離乳食では水産物の消費量として微々たるものである ため、例えば、部活動をしている中学生の保護者を対象とした取組みは考えられない か。 ○ フィッシュスタートの掲載内容について、だしの取り方はお母さんになりたての方 には難しい方法が掲載されているので、簡単な方法等に見直しを行わないのか。また、 レシピに掲載された具材の直売所等の購入場所を掲載した方がよいのではないか。 ○ 魚を購入し、食べることができるような、主な発信場所がないことが長崎の課題で あったことから、駅周辺等に場所の提供があれば、建物の出資者はいると思うので、 魚センターの実現に向けて、本気で取り組んでほしい。 ○ 金沢市の近江町市場は、地元の人は正月の買い物ぐらいにしか行かないが、周遊バ スで多くの観光客が訪れる。うまく回遊コースを作れば、駅周辺でなくてもいいと思 うので、魚センターについては観光ともよく議論していただきたい。 カ 審議会における施策推進に向けた提案 ○ 後期基本計画では、人口減少が進むなか、域内の消費額の減少を交流人口の拡大に よる観光消費額の増加で補うため、観光消費額の単価を 15%上げようとしているが、 文化観光部をはじめ関係部署が総力戦で、具体的にどのようにあげていくかを組み立 てることが必要で、その中で水産物の役割を明確にすること。 ○ 長崎市では、ふるさと納税の返礼品における水産物の役割は大きく、水産部署が頑 張ることが納税額の増加につながることを認識し、所管課に任せるだけではなく、市 全体で知恵を出して迅速に取り組んでほしい。
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