基本施策F3 障害者が暮らしやすいまちづくりを進めます 主管課:障害福祉課 個別施策 F3-1 個々の障害や特性に合った療育・サービス提供の充実を図ります F3-2 障害者の就労や生活の安定を支援します F3-3 障害者が地域で安心して暮らせる環境づくりを進めます ア 施策の目的 障害者が、地域で自立した日常生活、社会生活を送っている イ 基本施策の評価 Bb 目標をほぼ達成しており、目的達成に向けて概ね順調に進んでいる ウ 成果指標 指標名 基準値 (時期) 生活上の困りごとを 感じない身体障害者 の割合 15.0% (20 年度) 生活上の困りごとを 感じない知的障害者 の割合 16.7% (20 年度) 生活上の困りごとを 感じない精神障害者 の割合 5.7% (20 年度) 【補助代替指標】 日中活動系サービス の延利用者数 23,094 人 (22 年度) 区分 ⇧ ⇧ ⇧ ⇧ H23 H24 H25 H26 H27 目標値 17.5 - 22.5 25.0 - 実績値 20.2 - 18.2 20.0 - 達成率 115.4% - 80.9% 80.0% - 目標値 19.5 - 24.5 27.0 - 実績値 16.2 - 18.0 17.1 - 達成率 83.1% - 73.5% 63.3% - 目標値 8.5 - 13.5 16.0 - 実績値 6.6 - 10.7 6.8 - 達成率 77.6% - 79.3% 42.5% - 目標値 21,732 29,292 31,152 33,516 39,468 実績値 25,542 30,509 32,652 34,198 39,208 達成率 117.5% 104.2% 104.8% 102.0% 99.3% ※「生活上の困りごとを感じない身体・知的・精神障害者の割合」については、長崎市障害者基本計画(5 年ごと) 、長崎市障害福祉計画(3年ごと)の策定時に実施するアンケート調査により把握するため、計画を 策定しない平成 24 年度及び平成 27 年度については数値が把握できない。それに代わる指標として、平成 24 年度に、日中活動系サービスの延利用者数を代替指標として採用したが、日中活動系サービスは障害者が自 立した地域生活を送る上で重要であることから、後年度も引き続き成果指標としている。 「日中活動系サービス」 :主に昼間における通所型の障害福祉サービスである生活介護、自立訓練、就労移行 支援及び就労継続支援並びに障害児通所支援のうち児童発達支援及び放課後等デイサービスをいう。 エ 評価結果の妥当性 本部会での議論を踏まえて考えると、評価結果については妥当であると判断する。 オ 審議会における政策評価に関する意見 ○ 障害者施策に関する計画策定時のアンケート調査の結果を成果指標としており、今 年度の目標値及び実績値が出せず、補助代替指標による評価を行ったが、補助代替指 標のみでは基本施策の評価が十分でないことから、成果指標については、なお一層の 検討が必要である。 ○ 授産製品販売促進事業「はあと屋」の運営において、市役所別館において常設販売 を実施したことによる売上増加は、施策の成果が解りやすく、成功事例と言える。 ○ 発達障害に対する理解が深まり、相談件数が急速に伸びていることに伴い、相談か ら診療までの待機期間が増えているという課題に対し、発達外来への取組みや医師の 確保など、具体的な取組みを行っていることは評価できることから、その内容につい て評価シートへ記載してほしい。 ○ 障害福祉センター診療所の利用者が増加したにもかかわらず、決算額が減少してい る理由が市民にとってわかりにくいことから、指定管理者制度による管理に伴う収支 の変動に関する説明を記載してはどうか。 カ 審議会における施策推進に向けた提案 ○ 障害者の相談支援事業所の利用者数が増えるなか、決算額の増減が見られず、相談 支援事業所の負担増が懸念される。平成 28 年度に相談支援事業所を1箇所増設し、相 談件数の分散化を図るという説明はあったが、併せて人件費の改善にも取り組んでほ しい。 ○ 指定管理者制度による障害福祉センター診療所の運営について、利用者数の増加に 伴う収入増等を踏まえ、市からの管理委託料を調整しているとの説明を受けたが、事 業者の企業努力を考慮するような取組みについて検討してほしい。 ○ 市の支援を受け就職した障害者が、継続して雇用されることが重要であると考えて おり、平成 28 年度から実施予定の就労支援相談所を通じて就職した障害者のその後の 状況の調査や、離職理由を含めた記録の活用を行うとのことであり、今後の取組みに 期待したい。 ○ 障害者の一般住居への入居には、近隣や不動産業者への理解を図ることが課題であ ると思うことから、障害者差別解消法施行の周知も含めた周知啓発に努めてほしい。 ○ 発達障害については、発達障害の症状に関する周知啓発も必要であり、医療モデル の取組みだけでなく、福祉モデルの検討も行うべきと考えていることから、今後予定 している保育所・幼稚園等への巡回相談による周知啓発については、その結果を成果 指標に加えるなどの検討をしてはどうか。 ○ 発達障害児への対応が可能な医師の確保の背景には、他の都道府県と比較した場合 に長崎の賃金が低い等の問題もあると考えている。育児休暇・産後休暇を取得中の医 師にも働きかけを行うとの説明があったが、対象者のワークライフバランスに考慮し た対応を行うべきである。
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