Title Author(s) Citation Issue Date URL 都市化と地域社会 : 兵庫県西宮市の生活環境の実態と問 題点(卒業論文要旨) 山形, 雅子 お茶の水地理 1971 http://hdl.handle.net/10083/10921 Rights Resource Type Departmental Bulletin Paper Resource Version Additional Information This document is downloaded at: 2016-04-05T16:46:17Z 市街地 の機 能は, 商業, 工業, 交通, その他行政教 育 な どが ある。 この中で.対外 的 に重安 なの 紘,や は 9交通機能 で ある. 那須扇 状地 の交通の 中心 は大 旺原 市で あるが,東 北本 線, 国道 4号韻 の走 る西那 須野町 は交通 上 の 中継点, 通過点 として重要 で ある。 東北本 線の乗降客は急激を増加を 巌 示 してい る。通 勤通学 客, 普通客 の他,塩原温 泉- の観 光客 の増加 も見逃せ な い。 道路 交通 も非 ′ V C増加 してい る。 周辺裏 村抱 域では. 市街地 周辺部や道路沿 い に幾 皿の 宅地転用 が次第 に激 し くな ってい る。 米 作 のゆ きづ ま 9と共に, 水稲 作一 辺倒 か らの脱却 を試み る鹿 家 も出 てきてはい るが まだ. 水稲 の 占め る割合 は 高い。 周辺農 村弛城 は次第 に都 市的婁 素 を増 し,変化 している といえ る。 は じめ に, 西那 須野町は 内陸 部 にあ りをが ら^ 口が増 加 している ことを述べたO この^ 口増 は, 西那須野 町 自体 の産業 の発展 に よる ものではを く. む しろ西那 須野町 の持 つ文通位 置 に よ9住宅地 哩 と しての性格 が強 まったため の もの である と と しての傾 向が強 くを 9, 周辺地域- の労働 力供 給. い うこ とがで きる。 3' 部は実 行 に移 され てい る。 西那 現在, 西那須野町には,様 々の都 市開発計 蘭が た て ら九, そ0 須野 町は, いままで よ Dもは るか に早い速度 で, 今後変貌 してい くもの と思 われ る. 都 - 市 化 と 地 域 社 会 兵庫 県西 宮 市 の生活 環 境 の実態 と問題 点- 山 形 雅 子 人 口移動 は主 として経済 的な理 由に よる もので あ 9, 人間は常に よy hゆたかを生 活水準 を も とめ て移動 す る性 向を持 っ ている。 そ こで人 口は, 大規模 な 産業 が集 中し,経済社 会 の発達 した, そ し て生 活水準の高い大都 市- と移動 す ることに怒 る。 この ような^ 口移動 いわ ゆる都 市- の人 口集 中 が, 日本 におい て特 に激 しく在 ったのは, 昭 利50年 以降で あり, 西宮 市にお い て もこの時親 の^ 口移動 は顕著 で あ 9,転入者数 の増 加は著 しい。 この よ うに西宮 市は, 大量 の人 口が流入 す ること v cよ 9都 市化 され て きた と言え るが.大規 模 工場 も少な く, 産業都 市 としての性格 の弱い 西宮 市 に おいて性, 工業 の盛ん な都 市にみ られ る吸引力は考え られ7 5 :V, 。 すなわ ち西宮 市の人 口増 加の主要 .住宅都 市としての立 蝿 条件 因は産業 都 硫 大 阪, 神 戸の中間 に 位置 してい る とい うこと,つ ま り に よる ところが多い。 生活揖境は, 普通. 江転J L '住生活 を支え る有形, 無形 の あ らゆ る外部 的条件 を意 味す る と考 え られ る。 そのため, その内容は複雑 多 岐で あるが, これ ら生 活環境条件 の うち, 也 西宮 市に とって特 に問題が ある と考 え られ る ものを, その悪化問 題が切実 に提起 され ている 市街上 41 城 を中心 q eと 9あげ,地 区別評 価 を行 い各胞 区 の問題 点 と市民意 識 との関係 を把捉 した。 その結果 , u J . 域 で,土地利用, 市内は阪 急 神 戸線以北 と, 以 南 (旧市街地 )に大 きくわけ られ た。 前者 は純住宅 f ,現 在 の ところ間長夜 い とみ られ るが,後 者 は 住宅, 商業, 工業 の混 合地域で, 公害「 と . 」 題 にお い ては これ らの問題 が切実 で ある。 住宅,都 市施 設払 北 南 を とわず, 市の問題 とな っている。 水産 加工業の変貌過程 につ いての地理 学的考察 - 銚 子市 をフィール ドと して- 富 原 和 子 銚 子 市には闘干 し,煮 干 等の一 般加 工か ら節類, 缶 詰,煉 製 品, 魚粉等 と, 水産 加工業 が全 面的 に立 地 し,特 に開干 しさ ん , Aの i E メー カー と して全国的 に知 られ ている。 何故, この 水産加 工業が特 化 してい る とい う経 済 根城 性 が発生 した のか。 まず現状を明 らか に し,一 定程度 の視座 を確立 した 上 で, 発 生 か ら現状 に至 る変貌過 程, それ を規 定 する地域 内部 の 矛盾をさ ぐ9たい と思 う。 祐二^ T 3 水産加 工業 の現状 Q ) ,開干 さん ま,闘干 さ ば, 桜干,殻 干, 丸干 のいわ し等 々, さん i, いわ し, さばの加 工が 中 心 で あ る。 特 に低次加 工品の うちで も手 間 のか か る開干 がさかん で ある。 原料 の地 元 依存度 は, 他 C対 して,生 産全類 の伸びが顕 の県 内産地 と比べ る と小さい。 昭和 40年頃 か ら,生 産数量 の停据 V 著 と在 って きてレ㍉う。 これは 品 目の高級化 と, 物価騰竜 とv Eよる もの と思われ る。 @, 6 . , 7, 8月が 低調 柳 では あ るが, 周年 操業 を行を ってい るO 専業 率 は, 千葉県平 均 の2倍 弱で あ 9. 又,経 営規 模 は相対 的 に大 きい。 1企業 当 Dの平 均従業 者 数 は. 約 9人 で ある。 原料入 手が い まだ不安定 であ るた め稼 動率 の変動 大 と夜 / O. 従 って,臨 時労働 者 の比峯が大 で ある。 ③, 雇用 労働 力 中, 婦^労働 は 80% を 占め,狛犬及び鹿 家 の主 婦が大 半 で あ る。 1人 当 9現金 給与額 は,醤 油磁造 業の 20%で あ 9,賃 金 コストが低く, 低賃 金 で あるこ とがわ か る。 ④,戦前 か らの操 業 は全企業 中約 9割で あ Dそ の うち, 明 治年 間操 業 は半数 を 占め_為 。 資本 は も と もと少額 で済 み, 機械化 は大 同 小異 で あ った ものが, 現在は, 冷 蔵庫 の導入 を軸 として, 企業 の 両極 分解 が 進展 してい る。 ⑤.場 所的 分化 を見 る と,闘干 さん ま製造業 者は,一 般' ' v c零 細で あるが利 根川河岸 の漁業発生地 の 1つ で あ 9. 先進 地帯 で ある家 屋 暫集j : L hに集 中 してい る。 又, い わ し加 工を主 とする比重如勺大 規 模を 工場 は, 先進地帯 の周辺部 に戦後進出 して きてい る。 又, こ こ性,宅f u i 化 と競 合 閲係に あ D. 汚 水,恵臭 が 公等 問題 とな ってい る 0 42
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