16.03.07 週間市場レポート(2016年02月29日~3月04日)を掲載しました。

2016年3月7日
投資情報室
週間市場レポート
(2016年2月29日~3月4日)
(1)日本の株式・債券市場
株式市場の動き
22,000
(円)
(ポイント)
2,000
20,000
1,800
18,000
1,600
16,000
1,400
14,000
1,200
(2013年1月4日~2016年3月4日、日次)
■先週の日本株式市場(日経平均株価)は、29日(月)は、
中国などアジア株安を受けて下落しました。その後は、欧
米株価や原油価格の上昇、中国の追加金融緩和策など
が好感され、3月2日(水)には前日比約661円高と大幅に
上昇しました。その後も買い優勢は継続し、4日(金)まで
今年初となる4日続伸となり、約1ヵ月ぶりに17,000円台を
回復して週の取引を終えました。(週末引け値:17,014.78
円)
日経平均株価(左軸)
12,000
1,000
東証株価指数(右軸)
10,000
■週間では、日経平均株価は5.10%の上昇、東証株価指数
800
13/1
13/7
は4.89%の上昇でした。
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
(年/月)
出所:ブルームバーグのデータをもとに
ニッセイアセットマネジメントが作成
債券市場の動き
1.2
■先週の日本債券市場(10年国債)は、週前半は、高値警
(%)
(2013年1月4日~2016年3月4日、日次)
日本 10年国債金利
1.0
戒感による売りと日銀の国債買い入れオペや10年国債
入札の無難な結果などを受けた買いが均衡して横ばいで
0.8
推移しました。1日(火)の10年国債入札結果では、最高・
0.6
平均落札の利回りが共に初のマイナスとなりました。その
0.4
後は、2日(水)の国債買い入れオペで需給の緩みが意識
0.2
されたことや株価の堅調な推移などから売りが先行しまし
た。4日(金)は、米金利の低下や需給の引き締まりが観
測されて買われ金利は低下しました。 (週末引け値:-
0.044%)
■週間では、10年国債金利は0.021%の上昇でした。
0.0
‐0.2
13/1
13/7
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
(年/月)
出所:ブルームバーグのデータをもとに
ニッセイアセットマネジメントが作成
●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価
証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しております
が、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将
来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投
資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
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<審査確認番号H27-TB208>
(2)米国の株式市場
市場の動き
(ドル)
■先週の米国株式市場(NYダウ)は、週初は軟調な米経済
(2013年1月4日~2016年3月4日、日次)
20,000
指標や一部企業の業績への警戒感などから売られました。
3/1(火)は、2月のISM製造業景況感指数が市場予想を上
18,000
回ったことや原油価格の反発などから前日比約348ドル高
と大幅に上昇しました。週末にかけても原油価格が堅調に
16,000
推移し、また良好な米経済指標が相次いだことで買いが先
行しました。4日(金)は2月の米雇用統計結果が好感され、
14,000
4日続伸で約2ヵ月ぶりに17,000ドル台を回復して引けました。
(週末引け値:17,006.77ドル)
ダウ工業株30種平均
12,000
13/1
13/7
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
(年/月)
■週間ではNYダウは2.20%の上昇となりました。
出所:ブルームバーグのデータをもとに
ニッセイアセットマネジメントが作成
(3)外国為替市場
市場の動き
(円)
130
(円)
(2013年1月4日~2016年3月4日、日次)
160
■先週の米ドル/円相場は、29日(月)は、日米株安や軟調
な米経済指標などから112円台半ばまで円高が進みまし
120
150
110
140
100
130
た。その後は、良好な米経済指標や米株価上昇を受けた
円売りドル買いがみられました。一方で、賃金の伸び悩み
などを受けて、早期の米利上げ観測が後退したことや持ち
高調整とみられる円買いドル売りも見受けられました。結
局この売り買いが交錯した状態は週末まで続き、113円台
90
前半~114円台半ばを上下する展開で推移しました。(週
末引け値:113円70銭~80銭)
120
米ドル/円(左軸)
ユーロ/円(右軸)
80
110
13/1
13/7
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
(年/月)
■週間では米ドル/円はほぼ横ばい、ユーロ/円もほぼ横ば
いとなりました。
出所:ブルームバーグのデータをもとに
ニッセイアセットマネジメントが作成
●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価
証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しております
が、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将
来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投
資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
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