2015年11月30日投資情報室週間市場レポート（2015年11月23日～27日）（1）日本の株式・債券市場株式市場の動き (円）（2013年1月4日～2015年11月27日、日次） (ポイント） 2,000 22,000 ■先週の日本株式市場（日経平均株価）は、新たな材料に乏しく様子見のなか、狭い値幅での動きとなりました。ロシア軍用機撃墜によるロシア・トルコ間の緊張の高まり 20,000 1,800 18,000 1,600 16,000 1,400 14,000 1,200 を受けて売られる場面もありましたが、景気対策への期待から下値では個人投資家からとみられる買いもあって底堅く推移しました。週末にかけては、米市場の休場や次週以降の海外での重要イベントを控えて見送りムード日経平均株価（左軸） 12,000 が強まり、横ばいでの推移で週の取引を終えました。（週末引け値：19,883.94円) 1,000 東証株価指数（右軸） 800 10,000 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 (月/日） ■週間では、日経平均株価は0.02％の上昇､東証株価指出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成数は0.54％の下落でした。債券市場の動き (％） ■先週の日本債券市場（10年国債金利）は、週初24日 1.000 （火）は、日銀が2年債の買入れを減額したこと等を受け 0.900 て売りが先行し、0.32％付近まで上昇しました。週末に 0.800 かけては、20年債入札が順調であったことやロシア・トルコ間の緊張の高まり、欧米債券市場が堅調であったことなどから買われました。金利は、0.300％付近まで低 0.700 0.600 0.500 0.400 下した後は横ばいの推移となりました。なお、27日（金） 0.300 の新発2年債入札で、海外勢からとみられる旺盛な買い 0.200 を受けて、初めて最高・平均落札利回りがともにマイナ 0.100 スとなりました。 0.000 （週末引け値：0.308％）（2013年1月4日～2015年11月27日、日次）日本 10年国債金利 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 (月/日） ■週間では、10年国債金利は0.016％の低下でした。出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 1/2 <審査確認番号H27-TB136> （2）米国の株式市場市場の動き 20,000 （ドル）（2013年1月4日～2015年11月27日、日次） ■先週の米国株式市場（ＮＹダウ）は、短期的な上昇への警戒感や材料不足などから動きの鈍い展開となり 18,000 ました。週半ばにかけては、トルコ軍によるロシア軍用機撃墜を受けて原油価格が上昇したことで資源関連株中心に買いがやや優勢となりました。欧州中央銀行 16,000 （ＥＣＢ）の追加緩和策期待で欧州株高となったことも買い安心感を誘いました。週末にかけては、内外での 14,000 ダウ工業株30種平均重要イベントを控えていることや祝日を挟むことから見送りムードが強く、ほぼ横ばいで推移しました。（週末 12,000 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 引け値：17,798.49ドル） (月/日）出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 ■週間ではNYダウは0.14％の下落となりました。（3）外国為替市場市場の動き（円） 130 （2013年1月4日～2015年11月27日、日次）（円） 160 ■先週の米ドル/円相場は、米利上げを意識したドル買い円売り基調が強い中、週前半にはトルコとロシア間の緊張感の高まりによるリスク回避の動きから円買いがやや優勢となりました。その後は、材料が少なく売り買いが交錯し122円台後半の狭い値幅でもみ合う動き 120 150 110 140 100 130 となりました。（週末引け値：122円80銭～90銭） 90 米ドル/円（左軸） ■週間では米ドル/円はほぼ横ばい、ユーロ/円は0.52％の円高となりました。 120 ユーロ/円（右軸） 80 110 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 (月/日）出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 2/2