2015年10月26日投資情報室週間市場レポート（2015年10月19日～23日）（1）日本の株式・債券市場株式市場の動き (円） 22,000 （2013年1月4日～2015年10月23日、日次） (ポイント） 2,000 ■先週の日本株式市場（日経平均株価）は、週半ばまでは日銀金融政策決定会合や米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）、国内主要企業の決算発表を前に様子見傾向で 20,000 1,800 18,000 1,600 16,000 1,400 14,000 1,200 した。薄商いの中、為替市場での円安傾向や米株価の堅調な推移を受けて買いがやや優勢となりました。その後は、22日（木）は高値警戒感から売られたものの、23 日（金）は、欧州中央銀行（ＥＣＢ）による追加金融緩和実施観測を受けた欧米株高などを好感して大幅に上昇 12,000 しました。 10,000 （週末引け値：18,825.30円) 日経平均株価（左軸） 1,000 東証株価指数（右軸） 800 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 (月/日） ■週間では、日経平均株価は2.92％の上昇､東証株価指数は2.79％の上昇でした。出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成債券市場の動き ■先週の日本債券市場（10年国債金利）は低下しました。日米の重要イベントを控えて様子見傾向が続く中、国内 1.000 0.800 0.700 面もありました。しかし、週半ばの20年債入札や日銀に 0.600 よる買いオペが無難に終了したこと、日銀の追加緩和策 0.500 への思惑などから需要の強さが意識されて堅調に推移 0.400 しました。週末にかけては、ＥＣＢや日銀による追加緩和 0.300 （週末引け値：0.303％）。（2013年1月4日～2015年10月23日、日次） 0.900 株価の上昇や米債券の軟調な推移などから売られる場策観測などを背景に買われました（金利低下）。 (％） 0.200 0.100 日本 10年国債金利 0.000 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 ■週間では、10年国債金利は0.017％の低下でした。 (月/日）出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 1/2 <審査確認番号H27-TB111> （2）米国の株式市場市場の動き 20,000 （ドル）（2013年1月4日～2015年10月23日、日次） ■先週の米国株式市場（ＮＹダウ）は、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）を前に、週半ばまでは米企業決算の内 18,000 容で狭い値幅を上下に動く展開となりました。週末にかけては、追加の金融緩和策について欧州中央銀行（Ｅ 16,000 ＣＢ）の実施観測や中国人民銀行（中央銀行）による実施、また良好な米主要企業決算や米経済指標などから買われました。22日（木）が前日比約320ドル高、23日 14,000 ダウ工業株30種平均（金）は前日比約157ドル高となりました。（週末引け値：17,646.70ドル） 12,000 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 (月/日） ■週間ではNYダウは2.50％の上昇となりました。出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成（3）外国為替市場市場の動き 130 （円）（2013年1月4日～2015年10月23日、日次）（円） 160 ■先週のドル円相場は円安傾向でした。日米の重要イベントや欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会を前に様子見傾向の中、ユーロ安ドル高の動きからドルが円に対しても買われました。また、原油価格の下落などから資源国通貨に対してドル高で推移したことなども円安傾向を後押しし 120 150 110 140 100 130 ました。週末にかけては、追加の金融緩和策について欧州中央銀行（ＥＣＢ）の実施観測や中国人民銀行（中央 90 銀行）による実施、欧米株高などを受けてドル高円安が進行しました。23日（金）は121円45銭～55銭で週の取引を終えました。 ■週間では米ドル円は1.70％の円安、ユーロ円は1.28％の 120 ドル/円（左軸）ユーロ/円（右軸） 80 110 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 (月/日）出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成円高となりました。 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 2/2