2016年5月2日 投資情報室 週間市場レポート (2016年4月25日~29日) (1)日本の株式・債券市場 株式市場の動き ■先週の日本株式市場(日経平均株価)は、米連邦公開市場 (円) 22,000 (2013年1月4日~2016年4月28日、日次) (ポイント) 2,000 20,000 1,800 18,000 1,600 16,000 1,400 14,000 1,200 委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合を控えて、週 半ばまで様子見傾向が続きました。28日(木)は、朝方は前 日のFOMC声明を受けて上昇したものの、日銀が現状の金 融政策維持を決定したと伝わると、失望売りの圧力が強まり、 結局前日比約624円安と大幅に下落して週の取引を終えま した。(週末引け値:16,666.05円) 日経平均株価(左軸) 12,000 1,000 東証株価指数(右軸) ■週間では、日経平均株価は5.16%の下落、東証株価指数は 10,000 800 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月) 4.76%の下落でした。 出所:ブルームバーグのデータをもとに ニッセイアセットマネジメントが作成 債券市場の動き (%) ■先週の日本債券市場(10年国債)は、週半ばまでは、日銀金 1.2 融決定会合や連休を控えての売りと需給引き締まり期待な 1.0 どからの買いが均衡して、金利は一定の水準を上下に変動 する動きとなりました。28日(木)は、日銀が現状の金融政策 0.6 安の動きを受けて買いが優勢となりました。(週末引け値:- 0.4 ■週間では、10年国債金利は0.035%の上昇でした。 日本 10年国債金利 0.8 維持を決定したことで売られる場面もあったものの、円高・株 0.075%) (2013年1月4日~2016年4月28日、日次) 0.2 0.0 ‐0.2 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとに ニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価 証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しております が、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将 来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投 資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 1/2 <審査確認番号H28-TB26> (2)米国の株式市場 市場の動き ■先週の米国株式市場(NYダウ)は、週半ばのFOMCまで (ドル) 20,000 (2013年1月4日~2016年4月29日、日次) は様子見傾向が強く、小幅な値動きが続きました。27日 (水)のFOMC声明を受けて、市場では今後の追加利上げ 18,000 に対する見方が分かれ、売買が交錯した動きとなりました。 週末にかけては日・欧株安や低調な米経済指標などから 16,000 売り優勢で推移しました。(週末引け値:17,773.64ドル) 14,000 ■週間ではNYダウは1.28%の下落となりました。 ダウ工業株30種平均 12,000 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとに ニッセイアセットマネジメントが作成 (3)外国為替市場 市場の動き (円) (2013年1月4日~2016年4月29日、日次) (円) 130 160 120 150 110 140 100 130 ■先週の米ドル/円相場は、週半ばまでは、前週末の急激な 円安の反動などからの円買いと日銀追加緩和策への期 待や米長期金利上昇を受けた円売りが均衡し、111円台 半ばでの小幅な値動きが続きました。週末にかけては、日 銀が現状の金融政策維持を決定したことや日米欧の株安 などから大幅なドル安円高推移となりました。円は28・29日 (木・金)の2日間で約5円上昇して週の取引を終えました。 90 120 米ドル/円(左軸) (週末引け値:106円30銭~40銭) ユーロ/円(右軸) 80 ■週間では米ドル/円は4.73%の円高、ユーロ/円は2.84% 110 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月) の円高となりました。 出所:ブルームバーグのデータをもとに ニッセイアセットマネジメントが作成 ※来週の週間市場レポートは休刊とさせていただきます。次回配信は5月16日を予定しています。 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価 証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しております が、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将 来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投 資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 2/2
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