2016年4月11日投資情報室週間市場レポート（2016年4月4日～8日）（1）日本の株式・債券市場株式市場の動き ■先週の日本株式市場（日経平均株価）は、週前半は円高の (円） 22,000 (ポイント） 2,000 （2013年1月4日～2016年4月8日、日次） 20,000 1,800 18,000 1,600 16,000 1,400 円高進行を嫌気した売りに押されました。午後に入ると、日 14,000 1,200 本政府高官の円高けん制発言などから買いが優勢となり、 12,000 進行が重荷となって売り優勢で推移しました。前週から6日（水）まで約3年5ヵ月ぶりに7日続落し、その間の下落幅は約 1,400円となりました。週末にかけては反発しました。8日（金）は、当初国内主要企業の業績不振や前日の海外市場での日経平均株価（左軸）前日比71円高で週の取引を終えました。（週末引け値： 15,821.52円）東証株価指数（右軸） 10,000 13/1 ■週間では、日経平均株価は2.12％の下落､東証株価指数は 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 800 16/1 (年/月）出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 1.05％の下落でした。債券市場の動き 1,000 (％） 1.2 （2013年1月4日～2016年4月8日、日次）日本 10年国債金利 1.0 ■先週の日本債券市場（10年国債）は、週初は前週の堅調な地合いを引き継ぎ、日銀の国債買入れによる需給の引き締 0.8 まりや円高の進行などが意識されて買われました（金利低 0.6 下）。週半ばは様子見ムードが広がる中、金利は－0.060％ 0.4 付近でもみ合う展開となりました。8日（金）は、海外金利の低 0.2 下や円高進行などを受けて買いが優勢となり金利は低下しました。（週末引け値：－0.075％） ■週間では、10年国債金利は0.016％の低下でした。 0.0 ‐0.2 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月）出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 1/2 <審査確認番号H28-TB10> （2）米国の株式市場市場の動き（ドル） ■先週の米国株式市場（ＮＹダウ）は、週前半は、高値警戒感 20,000 （2013年1月4日～2016年4月8日、日次）などから売りが先行しました。欧州や日本の株価、原油価格の軟調な推移も重荷となりました。週後半は、原油価格 18,000 や海外株価の動向を材料に、6日（水）は前日比約112ドル高、7日（木）は前日比約174ドル安と値動きの荒い展開とな 16,000 りました。8日（金）は、米景気の下振れ懸念が根強く売りも多かったものの、日本・欧州株価や原油価格が堅調であっ 14,000 たことから買われ、前日比35ドル高と小幅上昇して週の取引を終えました。（週末引け値：17,576.96ドル）ダウ工業株30種平均 12,000 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月） ■週間ではNYダウは1.21％の下落となりました。出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成（3）外国為替市場市場の動き（円） 130 （2013年1月4日～2016年4月8日、日次）（円） 160 ■先週の米ドル/円相場は、原油価格や世界的な株価の軟調な推移、米景気動向への警戒感などから円高が進みま 120 150 110 140 100 130 した。また、日銀による為替市場への介入は難しいとの見方も円高に拍車をかけました。4日（月）に111円台半ばの水準であった円は、7日（木）には一時約1年5ヵ月ぶりとなる107円台後半まで買われました。8日（金）は、日本政府高官の円高けん制発言や原油価格の反発などを受けて 90 120 米ドル/円（左軸）円高一幅となりました。（週末引け値：108円00銭～10銭）ユーロ/円（右軸） 80 ■週間では米ドル/円は3.24％の円高、ユーロ/円は3.16％ 110 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月）の円高となりました。出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 2/2