週間市場レポート(2015年9月7日~11日) 2015年9月14日 (1)日本の株式・債券市場 (円) (2013年1月4日~2015年9月11日、日次) (ポイント) 22,000 株式市場の動き ■先週の日本株式市場(日経平均株価)は上昇しました。 翌週に日銀金融決定会合や米連邦公開市場委員会 (FOMC)を控えて、方向が定まらない動きでした。様 子見傾向が継続する中、主に短期売買とみられる資金 の動きに左右されて上下に大きく変動しました。8日 (火)は前日比約433円安、9日(水)には約21年ぶりの 上昇幅となる前日比約1343円高、翌10日(木)には前 日比約470円安と大きく動く展開となりました。11日(金) は、翌週の内外の重要イベントを控えて様子見傾向が 強まり、小動きとなりました。 (週末引け値:18,264.22円) 2,000 20,000 1,800 18,000 1,600 16,000 1,400 14,000 1,200 12,000 1,000 日経平均株価(左軸) 東証株価指数(右軸) 10,000 800 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 (月/日) ■週間では、日経平均株価は2.65%の上昇、東証株価指 数は2.47%の上昇でした。 9月4日 9月11日 日経平均株価(円) 17,792.16 18,264.22 東証株価指数 (ポイント) 1,444.53 1,480.23 騰落率 2.65% 2.47% (出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセット マネジメントが作成) 債券市場の動き (%) 1.000 ■先週の日本債券市場(10年国債金利)は低下しました。 週前半は、株価動向など日替わりの材料に反応する 形で一定の範囲を行き来する展開となりました。8日 (火)は、30年国債の好調な入札結果や低調な国内経 済指標を受けて買われました(引け値:0.355%)。9日 (水)は、国内株価が大幅に上昇したことから0.369%程 度まで上昇(債券価格下落)しました。週末にかけては、 需給が良好との見方を背景に、国内景気や株価の大 幅変動への懸念、日銀の追加緩和策が意識されて買 われ、金利は低下しました。 (週末引け値:0.345%) (2013年1月4日~2015年9月11日、日次) 0.900 0.800 0.700 0.600 0.500 0.400 0.300 0.200 0.100 日本 10年国債金利 0.000 ■週間では、10年国債金利は0.015%の低下でした。 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 (月/日) 9月4日 日本10年国債金利 (%) 0.360 9月11日 変化幅 0.345 -0.015 当面の主な市場イベント(日本) 9月14・15日(月・火) 17日(木) 18日(金) 日銀・金融政策決定会合 貿易統計(8月) 日銀・金融政策決定会合議事要旨 (出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセット マネジメントが作成) 当資料は市場環境に関する情報の提供を目的としてニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではあり ません。 当資料は信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。当資料のグラフ・数 値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な 投資成果を示すものではありません。 当資料のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 <審査確認番号H27-TB82> 週間市場レポート(2015年9月7日~11日) 2015年9月14日 (2)米国の株式市場 市場の動き (ドル) (2013年1月4日~2015年9月11日、日次) 20,000 ■先週の米国株式市場(NYダウ)は上昇しました。市場で は、翌週に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、 18,000 利上げへの思惑から売り買いが交錯し、方向感が定まら ない展開となりました。週前半は、米利上げ時期や中国 の景気動向を巡って株価は上下に大きく変動しました 16,000 【いずれも前日比、8日(火):約390ドル高、9日(水):約 239ドル安】。週後半にかけては、新たな材料に乏しい中、 FOMCへの意識や世界の株式市場の変動の大きさから 14,000 様子見傾向が強まりました。11日(金)は、米早期利上げ 観測がやや後退して買われました。 (週末引け値:16,433.09ドル) 12,000 ダウ工業株30種平均 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 ■週間ではNYダウは2.05%の上昇となりました。 (月/日) 9月4日 当面の主な市場イベント(米国) 9月15日(火) 小売売上高(8月) 鉱工業生産(8月) ニューヨーク連銀製造業景気指数(9月) 16・17日(水・木) 米連邦公開市場委員会(FOMC) 16日(水) 消費者物価指数(8月) 対米証券投資(7月) NAHB住宅市場指数(9月) 17日(木) 新規失業保険申請件数(前週分) 4-6月期経常収支 住宅着工件数(8月) 建設許可件数(8月) フィラデルフィア連銀製造業景気指数(9月) 18日(金) 景気先行指標総合指数(8月) (3)外国為替市場 市場の動き 9月11日 ダウ工業株30種平均 16,102.38 16,433.09 (米ドル) 騰落率 2.05% (出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセット マネジメントが作成) (円) (2013年1月4日~2015年9月11日、日次) (円) 130 160 120 150 ■先週のドル円相場は円安でした。週初から新たな材料に 乏しく、FOMCを控えて様子見傾向が強い中、中国や欧 110 州の株価が反発したことを受けて米長期金利が上昇し、 ややドル買い円売りが優勢で推移しました。一方で、まち 100 まちの米経済指標から米利上げ時期への見方も分かれ ており、また世界の金融市場の不安定さからドル売り円 ドル/円(左軸) 買いが先行する場面もありました。週末にかけては、日銀 90 の追加金融緩和への思惑もあって円安傾向が継続しまし ユーロ/円(右軸) た。11日(金)は、120円55銭~65銭で週の取引を終えま 80 した。 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 140 130 120 110 (月/日) ■週間では米ドル円は1.34%の円安、ユーロ円は3.04%の 円安となりました。 米ドル(対円) ユーロ(対円) 9月4日 118.99 132.68 9月11日 120.59 136.72 騰落率 1.34% 3.04% (出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセット マネジメントが作成) 当資料は市場環境に関する情報の提供を目的としてニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではあり ません。 当資料は信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。当資料のグラフ・数 値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な 投資成果を示すものではありません。 当資料のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
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