2016年3月22日 投資情報室 週間市場レポート (2016年3月14日~18日) (1)日本の株式・債券市場 株式市場の動き (円) 22,000 (2013年1月4日~2016年3月18日、日次) (ポイント) 2,000 ■先週の日本株式市場(日経平均株価)は、週初14日(月)は、 20,000 1,800 格を受けて上昇しました。しかし15日(火)は、日銀の追加緩 18,000 1,600 良好な国内経済指標、前週末の堅調な欧米株価や原油価 和見送りで失望売りが広がり下落しました。また16日(水)は、 16,000 1,400 の懸念が重荷となって続落となりました。16日(水)の売買代 14,000 1,200 今後の追加利下げが実施された場合の金融機関の業績へ 金は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見ムー ドが強まり、昨年12月30日以来の低水準でした。週末にかけ 日経平均株価(左軸) 12,000 東証株価指数(右軸) ては、米国の追加利上げ見送りや利上げペースの鈍化見通 10,000 しなどから円高が進行して売りが優勢となり、4日続落で週 1,000 13/1 13/7 の取引を終えました。(週末引け値:16,724.81円) 14/1 14/7 15/1 15/7 800 16/1 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとに ニッセイアセットマネジメントが作成 ■週間では、日経平均株価は1.26%の下落、東証株価指数は 1.05%の下落でした。 債券市場の動き ■先週の日本債券市場(10年国債)は、週初14日(月)は、日銀 1.2 (2013年1月4日~2016年3月18日、日次) 日本 10年国債金利 1.0 の追加金融緩和への期待などから買われ、金利は低下しま 0.8 したが、15日(火)は追加金融緩和が見送られたことで売ら 0.6 れ、金利は-0.007%まで上昇しました。その後は、日銀国債 (%) 0.4 買入オペや20年債入札の結果が強かったことから買われ金 利は低下傾向となりました。18日(金)は、堅調な米債市場や 改めて需給の強い引き締まりが意識されたことなどから金利 は一時過去最低水準となる-0.135%まで低下しました。(週 末引け値:-0.093%) 0.2 0.0 ‐0.2 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月) ■週間では、10年国債金利は0.088%の低下でした。 出所:ブルームバーグのデータをもとに ニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価 証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しております が、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将 来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投 資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 1/2 <審査確認番号H27-TB219> (2)米国の株式市場 市場の動き (ドル) ■先週の米国株式市場(NYダウ)は、週前半は、FOMCを前 (2013年1月4日~2016年3月18日、日次) 20,000 に手控えられる中、金利据え置きへの期待感や欧州・アジ アの株価上昇などから堅調に推移しました。16日(水)のF 18,000 OMCで金利は据え置かれ、また早期の利上げに慎重な姿 勢を示したことで買いが優勢となりました。その後も良好な 16,000 米経済指標や原油価格の上昇、米ドル高などから17日 (木)には約2ヵ月ぶりの高値を付け、18日(金)も前日比約 14,000 120ドル上昇して前週末から6連騰となりました。(週末引け 値:17,602.30ドル) ダウ工業株30種平均 12,000 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月) ■週間ではNYダウは2.26%の上昇となりました。 出所:ブルームバーグのデータをもとに ニッセイアセットマネジメントが作成 (3)外国為替市場 市場の動き (円) (2013年1月4日~2016年3月18日、日次) (円) 130 160 120 150 110 140 100 130 ■先週の米ドル/円相場は、週初は日米の金融政策決定会 合を前に様子見の中、米株価が堅調に推移したことでドル 買い円売りが進みました。その後は、日銀の金融政策の 現状維持やFOMCでの追加利上げ見送りなどからドル売 り円買いが優勢となりました。週末にかけても、米利上げ ペースが緩やかなものになるとの見方から主要通貨に対 するドル売りが強まり、円は17日(木)には一時110円台ま 90 ユーロ/円(右軸) で買われました。18日(金)は、急激な円高への警戒感や 欧米株高などからドル買い円売りの場面もありましたが、 円買いの動きも根強く、111円台半ばでもみ合いました。 (週末引け値:111円50銭~60銭) 120 米ドル/円(左軸) 80 110 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとに ニッセイアセットマネジメントが作成 ■週間では米ドル/円は2.03%の円高、ユーロ/円は1.01% の円高となりました。 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価 証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しております が、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将 来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投 資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 2/2
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