2016年2月8日 投資情報室 週間市場レポート (2016年2月1日~5日) (1)日本の株式・債券市場 株式市場の動き (円) (2013年1月4日~2016年2月5日、日次) (ポイント) 22,000 2,000 20,000 1,800 18,000 1,600 16,000 1,400 14,000 1,200 ■先週の日本株式市場(日経平均株価)は、下落しました。 1日(月)は、前週末の日銀によるマイナス金利導入を受 けて円安となったことや中国経済への警戒感がやや後退 したことなどから上昇しました。しかしその後は、原油価 格や欧米株価の下落、円高進行に加えて国内主要企業 の16年3月期の決算見通しで下方修正が相次いだことも 売り要因となりました。2日(火)から5日(金)まで4日続落 となり、この間約1,045円下落しました。(週末引け値: 16,819.59円) 日経平均株価(左軸) 12,000 1,000 東証株価指数(右軸) 10,000 800 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月) ■週間では、日経平均株価は3.99%の下落、東証株価指数 出所:ブルームバーグのデータをもとに ニッセイアセットマネジメントが作成 は4.41%の下落でした。 債券市場の動き 1.0 ■先週の日本債券市場(10年国債)は、日銀のマイナス金 0.8 (%) (2013年1月4日~2016年2月5日、日次) 利導入に伴い、今後の金利低下を想定した買いが優勢と なりました。2日(火)には金利急低下への警戒感から売ら れ金利は一旦小幅上昇しました。しかしその後は、国内 0.6 0.4 株安や円高傾向、堅調な米債券市場などを背景に低下 傾向は継続し、5日(金)には日銀の買入オペが更に需給 0.2 日本 10年国債金利 の引き締まりを意識させる結果となり、金利は、過去最低 水準となる0.02%台まで低下しました。(週末引け値: 0.0 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 0.027%) ■週間では、10年国債金利は0.073%の低下でした。 16/1 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとに ニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価 証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しております が、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将 来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投 資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 1/2 <審査確認番号H27-TB188> (2)米国の株式市場 市場の動き (ドル) ■先週の米国株式市場(NYダウ)は、週初から原油安や低 (2013年1月4日~2016年2月5日、日次) 20,000 調な米経済指標を背景に軟調に推移しました。週半ばに は、原油価格の反発や米追加利上げ観測がやや後退し 18,000 たことなどから買われました。週末の5日(金)は、1月の米 雇用統計の結果を受けて、米景気や金融政策の先行きへ 16,000 の不透明感が強まり、売りが優勢となりました。 (週末引 け値:16,204.97ドル) 14,000 ダウ工業株30種平均 ■週間ではNYダウは1.59%の下落となりました。 12,000 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとに ニッセイアセットマネジメントが作成 (3)外国為替市場 市場の動き (円) (円) (2013年1月4日~2016年2月5日、日次) 130 160 120 150 110 140 100 130 ■先週の米ドル/円相場は、円高傾向となりました。週初か ら欧米株価や原油価格の下落などを背景にドル売り円買 いが優勢となりました。週後半には世界の景気動向への 懸念や相次いだ冴えない米経済指標から米早期追加利 上げ観測が後退し、ドル安円高が更に加速しました。5日 (金)には一時116円台前半まで円高が進行しました。(週 末引け値:116円85銭~95銭) 90 120 米ドル/円(左軸) ユーロ/円(右軸) ■週間では米ドル/円は3.52%の円高、ユーロ/円は0.61% の円高となりました。 80 110 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとに ニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価 証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しております が、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将 来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投 資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 2/2
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