2016年1月12日 投資情報室 週間市場レポート (2016年1月4日~8日) (1)日本の株式・債券市場 株式市場の動き 22,000 (円) (ポイント) 2,000 20,000 1,800 18,000 1,600 16,000 1,400 14,000 1,200 (2013年1月4日~2016年1月8日、日次) ■先週の日本株式市場(日経平均株価)は、大幅に下落し ました。中国経済への懸念から中国株式が大幅に下落、 リスク回避の動きが強まって円高が進行したことや中東 情勢、北朝鮮の核実験実施による地政学リスクの高まり を受けて売られる展開となりました。8日(金)は中国株価 の下げ止まりを受けて上昇する場面もありましたが、海 外市場への警戒感から売られ5日連続の下落となりまし た。年初から5日続落は、日経平均算出開始以来初めて となります。 (週末引け値:17,697.96円) 日経平均株価(左軸) 12,000 東証株価指数(右軸) 800 10,000 13/1 ■週間では、日経平均株価は7.02%の下落、東証株価指 ■先週の日本債券市場(10年国債)は、中国経済への懸念 を受けたリスク回避の動きから国内外で株安や円高が 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとに ニッセイアセットマネジメントが作成 数は6.46%の下落でした。 債券市場の動き 1,000 1.0 (%) (2013年1月4日~2016年1月8日、日次) 0.8 0.6 進行し、また中東や北朝鮮を巡る地政学リスクの高まり などもあって低下(債券価格上昇)しました。その後も米 0.4 債市場の堅調な推移もあって低下傾向が継続しました。 (週末引け値:0.229%) ■週間では、10年国債金利は0.036%の低下でした。 0.2 日本 10年国債金利 0.0 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとに ニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価 証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しております が、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将 来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投 資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 1/2 <審査確認番号H27-TB164> (2)米国の株式市場 市場の動き ■先週の米国株式市場(NYダウ)は、大幅に下落しました。 20,000 (ドル) (2013年1月4日~2016年1月8日、日次) 中国経済への懸念からアジアや欧州の株価が下落したこ と、中東情勢や北朝鮮の核実験などによる地政学リスク 18,000 の高まり、原油価格の下落などから売り優勢が継続しまし た。8日(金)は良好な米雇用統計の内容から買われる場 16,000 面もありましたが、市場を覆う不安感は払しょくされず結局 下落して引けました。 (週末引け値:16,346.45ドル) 14,000 ダウ工業株30種平均 ■週間ではNYダウは6.19%の下落となりました。 12,000 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとに ニッセイアセットマネジメントが作成 (3)外国為替市場 市場の動き (円) 130 (2013年1月4日~2016年1月8日、日次) (円) 160 ■先週の米ドル/円相場は、ドル安円高が進行しました。中 国経済への懸念からアジアや欧州の株価が下落、リスク 120 150 110 140 100 130 回避の動きからドル売り円買いが優勢となりました。中東 情勢や北朝鮮の核実験などによる地政学リスクの高まり、 原油安などもドル安円高の要因となりました。円高の動き は週を通じて継続し、8日(金)には2015年末に比べて約3 円の円高水準となりました。 (週末引け値:117円20銭~ 90 米ドル/円(左軸) ユーロ/円(右軸) 30銭) 80 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 ■週間では米ドル/円は2.46%の円高、ユーロ/円は1.93% の円高となりました。 120 110 16/1 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとに ニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価 証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しております が、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将 来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投 資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 2/2
© Copyright 2024 ExpyDoc