16.01.25 週間市場レポート(2016年01月18日~22日)を掲載しました。

2016年1月25日
投資情報室
週間市場レポート
(2016年1月18日~22日)
(1)日本の株式・債券市場
株式市場の動き
■先週の日本株式市場(日経平均株価)は、週初から世界
(円)
(2013年1月4日~2016年1月22日、日次) (ポイント)
22,000
2,000
20,000
1,800
18,000
1,600
16,000
1,400
14,000
1,200
経済の先行きに対する警戒感や円高の進行、原油安等
から売られました。IMF(国際通貨基金)が世界経済見
通しを下方修正したこともあり、21日(木)には2014年10
月末の追加金融緩和前の水準まで下落し、16,000円近く
まで売られました(年初からの下落幅は約3,000円)。22
日(金)は、ECB(欧州中銀)のドラギ総裁が21日の記者
日経平均株価(左軸)
12,000
会見で追加金融緩和を示唆する発言を行ったことで、欧
州や日本の追加金融緩和期待が高まり、前日比約941
円上昇して引けました。上昇幅は昨年9月9日(1,343円)
1,000
東証株価指数(右軸)
10,000
800
13/1
13/7
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
(年/月)
出所:ブルームバーグのデータをもとに
ニッセイアセットマネジメントが作成
以来の大きさとなりました。(週末引け値:16,958.53円)
■週間では、日経平均株価は1.10%の下落、東証株価指
数は2.02%の下落でした。
1.0
(%)
(2013年1月4日~2016年1月22日、日次)
0.8
債券市場の動き
0.6
■先週の日本債券市場(10年国債金利)は、国内外の株価
下落や需給の引き締まりを意識した買いと、前週に約1
0.4
年ぶりに過去最低水準を更新したことによる高値警戒感
からの売りが拮抗し、横ばいで推移しました。週末は株
0.2
日本 10年国債金利
価の上昇等もあってやや売りが優勢となり、金利は小幅
上昇して引けました。(週末引け値:0.240%)
0.0
13/1
13/7
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
(年/月)
■週間では、10年国債金利は0.019%の上昇でした。
出所:ブルームバーグのデータをもとに
ニッセイアセットマネジメントが作成
●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価
証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しております
が、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将
来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投
資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
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<審査確認番号H27-TB178>
(2)米国の株式市場
市場の動き
■先週の米国株式市場(NYダウ)は、週半ばまでは原油安
20,000
(ドル)
(2013年1月4日~2016年1月22日、日次)
や中国経済の先行き警戒感等から軟調に推移しました。
冴えない米国経済指標が続いたことも株価の下落要因と
18,000
なりました。しかし21日にECB(欧州中銀)のドラギ総裁が
追加金融緩和を示唆する発言を行うと、原油も含めて買 16,000
戻しの動きが活発化し、週末にかけ、反発して引けました。
今年初めて、NYダウ、S&P500、ナスダックの3指数が週
間ベースで揃って上昇して引けました。
14,000
(週末引け値:
ダウ工業株30種平均
16,093.51ドル)
12,000
13/1
■週間ではNYダウは0.66%の上昇となりました。
13/7
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
(年/月)
出所:ブルームバーグのデータをもとに
ニッセイアセットマネジメントが作成
(3)外国為替市場
市場の動き
(円)
130
(2013年1月4日~2016年1月22日、日次) (円)
160
■先週の米ドル/円相場は、週前半は米ドル買戻しの動き等
から、やや円安での推移となりました。しかし、20日(水)に
世界経済への警戒感や原油安等を受けて株式市場が下
120
150
110
140
100
130
落すると、リスク回避の流れから円が買われ、116円台ま
で円高米ドル安が進みました。週末は、ECB(欧州中銀)
のドラギ総裁の追加金融緩和を示唆する発言等を受けて
欧米株価や原油価格が上昇し、投資家のリスク回避の姿
90
ユーロ/円(右軸)
勢が弱まったことで、円は118円台後半まで下落して引け
ました。(週末引け値:118円75銭~80銭)
120
米ドル/円(左軸)
80
110
13/1
13/7
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
(年/月)
■週間では米ドル/円は1.54%の円安、ユーロ/円は0.43%
出所:ブルームバーグのデータをもとに
ニッセイアセットマネジメントが作成
の円安となりました。
●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価
証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しております
が、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将
来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投
資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
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