2015年10月19日投資情報室週間市場レポート（2015年10月12日～16日）（1）日本の株式・債券市場株式市場の動き (円） ■先週の日本株式市場（日経平均株価）は、国内企業の決算発表などから様子見傾向となりました。週前半は、中国やドイツの経済指標の悪化を受けて世界景気への懸念が広がり、売りが優勢となりました。週末にかけては、日本・欧州の追加緩和策や中国の景気対策への期待、米早期利上げ観測の後退や海外株高を受けて上昇しました。（週末引け値：18,291.80円) （2013年1月4日～2015年10月16日、日次） (ポイント） 22,000 2,000 20,000 1,800 18,000 1,600 16,000 1,400 14,000 1,200 日経平均株価（左軸） 12,000 東証株価指数（右軸） ■週間では、日経平均株価は0.80％の下落､東証株価指数は0.61％の下落でした。 1,000 800 10,000 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 (月/日）出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成債券市場の動き ■先週の日本債券市場（10年国債金利）は低下する場面 1.000 がありました。週前半は様子見傾向の中、原油価格や 0.900 株価の下落、円高を受けて金利は低下しました。14日（水）は米債券が買われた動きを受けて価格は上昇しました（金利低下、14日引け値：0.310％）。その後は、（2013年1月4日～2015年10月16日、日次） 0.800 0.700 0.600 0.500 株価の上昇や高値警戒感から一旦売りがやや優勢と 0.400 なりましたが、週末にかけては新たな材料に乏しく横ば 0.300 いの推移となりました。 0.200 （週末引け値：0.320％） (％） 0.100 日本 10年国債金利 0.000 ■週間では、10年国債金利は変わらずでした。 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 (月/日）出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 1/2 <審査確認番号H27-TB108> （2）米国の株式市場市場の動き（ドル） 20,000 （2013年1月4日～2015年10月16日、日次） ■先週の米国株式市場（ＮＹダウ）は上昇しました。週前半は、米企業決算の内容で株価が上下に変動しました。 18,000 また、中国やドイツの経済指標の悪化から世界景気への懸念が高まり売られる場面がありました。週後半は、 16,000 米経済指標が強弱入り混じる内容となり、米景気の先行き不透明感が早期利上げ観測の後退や緩和政策の 14,000 長期化への期待となって買われました。16日（金）は高値警戒感から上値は重かったものの、アジアや欧州のダウ工業株30種平均 12,000 株高を好感して上昇しました。 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 (月/日）（週末引け値：17,215.97ドル） ■週間ではNYダウは0.77％の上昇となりました。出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成（3）外国為替市場市場の動き ■先週のドル円相場はやや円高傾向でした。週前半は、中国やドイツに加えて、米経済指標の悪化や株安の動きを受けてリスク回避姿勢が強まり、ドル売り円買いが 130 （円）（2013年1月4日～2015年10月16日、日次）（円） 160 120 150 110 140 100 130 進みました。週末にかけては、米消費者物価指数の上昇や米新規失業保険申請件数の減少、またアジアや欧米の株価が堅調に推移したことでドル買いがやや優勢となりました。16日（金）は119円40銭～50銭で週の取引 90 120 ドル/円（左軸）ユーロ/円（右軸）を終えました。 110 80 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 ■週間では米ドル円は0.69％の円高、ユーロ円は0.75％ (月/日）の円高となりました。出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 2/2